スズバチ①で見ていた昨年の巣から、いつの間にか裏側や横に穴が開いて出たらしい様子で成虫が出てくるところを見逃してしまいました。そのうちに厳重に塗装していた外壁が落ち、巣も落ちたので拾い上げました。全体に二階建て構造のようになって、一段目に5室程度、二段目に7室程度あったようです。堅い壁をハサミで切ってみました。
右側の3個の穴(もともとは丸い泥の巣の下側部分です)は、蛹ができて成虫になったかと思われる様子。
左側は、壊している間に中から小さい蛹のカラと、ミイラ化した幼虫(おそらくスズバチが子どものエサ用に狩って麻痺させ、巣に詰め込んだものの残り)が出てきました。
実際に出てくるところを捕まえて観察していないので、憶測だらけですが、①このサナギはごく小さくて一部屋に数匹育っていた②成虫になって出てきた穴が表面になかった③オオセイボウが穴をあけた痕跡が初めからなかった、ことからオオセイボウが寄生したのではなくドロバチヤドリニクバエの方ではないか、と推測。昆虫の生態は面白いけれど、巣の中の生きている幼虫を見る勇気はないミセスサニーでした。