今年のしめ縄飾り、戌年のピック付き
庭の松と松笠、お多福南天を使いました。
・・・・・
今では家庭で稲わらから手作りすることもできなくなっていますが、亡き父が毎年暮れに稲わらを綯って作っていたことを思い出します。昆布、ホンダワラ、裏白、橙を付けていました。その形は、現在市販されている岡山の伝統的な物(両サイドに輪を作る)とは違って、おそらく家庭で受け継いでいたものだったのかと思いますが、上に長く伸びていました。写真に残す習慣がなかったころのことです。
稲わらはもちろん豊作祈願。
裏白は一年に一節伸びる多年生の常緑シダ。一対の葉の間からまた一対の新芽が伸びて育つことを毎年繰り返して上に大きく伸びるために縁起物とされています。裏が白いので清い心を意味する、とか夫婦共白髪を表しているとか言われます。
昆布は、喜ぶにかけた縁起物。
ホンダワラは玉藻とも呼ばれて海産物の豊穣を願う意味があるとか、藻を刈る⇒儲かるにかけているとも。
橙(ダイダイ)は代々家運が栄える意味。
たくさんの願いが込められた日本の伝統が、生活に合わせてどんどん変化していることを実感しています。
【お正月飾り】国産魚沼産ワラ使用 しめ縄 玉飾り 開運 越後魚沼飾り 風流(ふうりゅう) | |
竹治郎 |
我が家は多分お父様が作られたしめ飾りと一緒だと思います。わら束を3等分して中心は三つ編みに外側は縄をなって輪にします。この地域一般的みたいで、子供たちに教えてます。
そうですね、中心は三つ編みでした。外側に輪があったかどうかはっきりしないのですが・・・教えてもらおうと思わなかったのが今となっては残念なような、そんなことがたくさんあります。