WBC世界フライ級チャンピオン WBA世界フライ級チャンピオン
寺地 拳四朗(BMB) ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
24勝(15KO)1敗 21勝(11KO)2敗1分
日本人チャンピオン同士の統一戦。
寺地選手はライトフライ級、フライ級の2階級制覇。
入場シーン、左が阿久井選手、兜かしら。右が寺地選手。
写真左側:白色のトランクスが寺地選手。
写真右側:紫とピンク色のトランクスが阿久井選手。。
入場の時のコスチュームと同じ配色。
1ラウンド:ジャブの差し合いから阿久井選手が積極的にしかけ、
ワンツー。寺地選手はじっくりと見ている。
(寺地選手:9-10:阿久井選手)
2ラウンド:寺地選手は左ジャブで先手を取ると阿久井選手はワンツー、
寺地選手は左ジャブから右ストレート、右アッパー。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
3ラウンド:寺地選手が左ジャブをガードの中から当てるが、
阿久井選手はワンツー、ワンツーで前に出る。寺地選手は左ジャブから
右アッパー。
(寺地選手:9-10:阿久井選手)
4ラウンド:寺地選手は左ジャブから右ストレート、右アッパー。
阿久井選手はひたすらワンツーを放ち、寺地選手は右アッパーを突き上げる。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
5ラウンド:寺地選手が左ジャブを突き、阿久井選手はワンツーを返す。
距離が詰まると寺地選手は右アッパー、阿久井選手の右フックに寺地選手が
左ボディアッパー。阿久井選手は前進してワンツー。
(寺地選手:9-10:阿久井選手)
6ラウンド:阿久井選手は前進してワンツー、寺地選手は左ボディから、
ワンツー、阿久井選手がワンツーから押し込んで連打、寺地選手は
右アッパーを連打。一進一退の攻防はやや阿久井選手が優勢か。
(寺地選手:9-10:阿久井選手)
7ラウンド:寺地選手が左ジャブから右アッパー、接近戦での打ち合い。
阿久井選手はワンツー。寺地選手は左フックから右アッパー、阿久井選手は
左ボディで押し込みワンツー。寺地選手が左右アッパーから連打。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
8ラウンド:寺地選手が左ジャブを突いて回りワンツーから前に出て、
右アッパー、ワンツー、右アッパー。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
9ラウンド:寺地選手の左ジャブを突いて回ると阿久井選手の空振りが目立つ。
寺地選手の左ジャブが冴えワンツーで主導権を取り、展開を変える。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
10ラウンド:寺地選手が左ジャブを放ちフットワークを使い回る。
阿久井選手は追うがパンチが届かない。寺地選手はワンツーから右アッパー、
左ボディ、右フック。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
11ラウンド:寺地選手がアウトボクシングでペースを掌握、左ジャブ、
右アッパーと当てる。阿久井選手もワンツーを返すが浅い。寺地選手の
右アッパーから左フック。
(寺地選手:10-9:阿久井選手)
12ラウンド:寺地選手はフットワークを使い左ジャブ、阿久井選手のワンツー、
寺地選手は左ジャブ、右アッパー、左フック、右アッパーで追いつめ、
左右フックをボディから顔面へ、防戦一方となった阿久井選手に寺地選手が
右アッパーから左フックを当てるとレフェリーが試合を止めた。
1分31秒、寺地選手がTKOで王座を統一した。
日本人同士の対決は一歩も引かない激戦だった。
ちなみに11ラウンドまでの公式採点は105-104が2者で阿久井選手、
1者が106-103で寺地選手を支持していた。
私も106-103で寺地選手の優勢だったけど。
寺地選手おめでとう。阿久井選手、残念だと思うけど、
負けて強しと言う内容だった。
寺地選手の意地なのか前半はあえて阿久井選手の土俵で戦い、
7ラウンドから左ジャブでフットワークを使う本来のボクシングをした。
チャンピオン同士の世界戦でノーダウンで止めたのが早すぎるという声もある。
残り90秒のところで止められたら納得できないだろうという意見だ。
確かにそうかもしれない。以前のようにスタンディングダウンをとって、
ダメージの様子を見るのも一つの手であると思う。
私はスタンディングダウン、ロープダウン賛成派である。