2020年公開の作品、タイトルはヒンディー語で「ピーマン」。
舞台となったシムラーともかけてるようだ、
2015年に撮影されていたのだが購入元がなかった為、
公開が遅れたようである。
<ストーリー>
舞台はヒマーチャル・プラデシュ州の州都シムラー、
アビィ(ラージ・クマール・ラーオ)にナイナ(ラクル・
プリート・シン)が告白する。アビィはてっきり自分に
気があると思っていたのだが・・・。ナイナが口を開く・・・
私の母親があなたに恋をしていると・・・。絶句するアビィ。
1ヶ月前・・・家族でシムラーを訪れたアビィはナイナを
見かけて一目惚れ。家族もナイナをとても気に入る。
アビィは家族を先に返して自分はシムラーに残る事にし、
ナイナのカフェの開店スタッフに応募し採用される。
ナイナは母ルクミニ(ヘマ・マリニ)と二人暮らし。
父親が若い愛人を作り出て行ったためナイナは離婚を勧めるが、
ルクミニは夫をまだ愛しており離婚できないでいる。
ナイナのカフェは内装が進んでいなかったがアビィが友人と
完成させた事から2人は友達になる。アビィはナイナの事を
好きだからした事なので複雑な気持ちになる。
アビィは想いを伝えるため匿名の手紙を書いて告白するが、
ナイナはそれを母親へ送り父親の事を忘れさせるために利用する。
ルクミニは差出人を探し始める。アビィは自分の気持ちが伝わったと
勘違いしてナイナの家に花を届けるが、ナイナは困惑し、ルクミニは
手紙の差出人が届けてくれたと解釈する。アビィは自分の手紙を、
ナイナが利用しルクミニへ送った事を知りショックを受ける。
ルクミニは手紙の差出人を見つけて結婚すると言い始める。
そしてナイナが書いた手紙をアビィが自宅のポストに入れた所を
見つけたルクミニは後をつけナイナのカフェにたどり着く。
ナイナは愛人を作って出て行った父親に未練があるルクミニに
前向きに離婚して自分の人生を歩く勇気を出して欲しいがために
やった事である。冒頭のシーンに続く・・・。
ナイナはアビィに数日間、母親の恋人役を演じて欲しいと頼む。
ルクミニはアビィを紹介するために父親と愛人を
ナイナのカフェに呼ぶ。アビィは酔っぱらって登場する。
絶句する夫、ルクミニは愛人に歳を聞くと27歳だった。
アビィの歳を聞くと26歳・・・。さらに愛人に学歴を問い、
これ見よがしにアビィの学歴を披露する。
これね、インド人は普通にやる。自分の身内自慢。
相手方と比較して優越感に浸るのがインド流。
初対面でマウンティングするの。
さらにラブラブぶりを見せつけるルクミニ。調子に乗った
アビィはナイナを娘呼ばわりする。ルクミニは離婚届を渡す。
旦那と愛人も眉をひそめていたけど、さすがにやりすぎ。
満足げなルクミニだがアビィは消沈。ナイナはアビィに謝罪する。
しかしどんどんその気になっていく母親に芝居だとは、
言い出せないナイナ。
アビィの家族が様子を伺いにシムラーに来たためアビィはナイナに
芝居を依頼しナイナはお返しに快諾する。ナイナに会った家族は
ナイナの家族にも会いたいと言う。ところがルクミニは(当然)
花嫁の衣装で現れる。(インドでは花嫁は赤色の衣装を着る。)
当然、娘の方と結婚すると思ってたら母親の方だったら、
怒りを通り越して卒倒するなぁ・・・・。インドでは、
花嫁の方が年上と言うのも、ほとんど聞かないし、
花嫁が倍以上年上でしかも再婚と言うのは100%ない。
ルクミニはこの年でアビィと結婚するなんて恥ずかしいけど、
それを許してくれるあなた方は良い人たちなのでしょう。と言う。
ナイナとアビィはルクミニの発言のたびに何とか誤魔化す。
アビィの家族はおかしいと思いながらもルクミニは病気だと、
聞いていたので納得する。
困ったアビィは黙ってシムラーを去る事にするが、
ルクミニが現れる。謝罪するアビィにルクミニは伝える。
みんな解っていたと、ナイナの事を愛している事も。
ルクミニが去った後、ナイナが駆けつけ感謝と謝罪の言葉は、
告げたが・・・お互いに想いを告げぬまま・・・。
しばらくしてナイナはアビィから結婚式の招待状を受け取り、
驚いたナイナは結婚式を止めさせようとアビィの家に行く。
それはルクミニが仕掛けた芝居だった。ナイナとアビィは、
お互いの気持ちを確かめ結婚式を挙げる。
ラブレターの主が自分の娘と同じ位の年齢の男性だとして、
気は確かかな?と思うけど本気だと思う事はないなぁ。
同級生の母親と結婚した野球のP選手が有名だけど。
ちなみにヘマ・マリニはダルメンドラの奥さんで、サニー、
ボビー、イーシャ・デオルの母親、当時67歳!!でも、
流石ちゃんと踊ってた。ラージ・クマル・ラーオが31歳。
なお、ダルメンドラが最後の結婚式シーンに特別出演している。
アビィは何故か?元日本大使館の通訳者と言う設定なのだが、
途中で日本人カップルが喧嘩をしているシーンで、
「やめてください。」と変なイントネーションで一言だけ話した。
これは日本大使館の通訳者が聞いたら気分を害するだろう。
日本大使館の通訳者でなくても・・・・であるが。
ホントにやめて欲しかった。
シムラーは標高2000mでかなり寒いのだが、ナイナがいつも
ミニスカートに露出の多いトップスを着ているのが気になった。