WBO世界Sフライ級チャンピオン WBA世界同級チャンピオン
井岡 一翔(志成) ジョシュア・フランコ (アメリカ)
29勝(15KO)2敗 18勝(8KO)1敗2分1無効試合
大晦日恒例となった井岡選手の試合はWBOとWBAの王座統一戦。
ミニマム級、ライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級と
日本人初の4階級制覇。
写真右側:黒色のトランクスが井岡選手。
写真左側:赤色のトランクスがフランコ選手。
1ラウンド:ジャブの差し合い。フランコ選手が前進し左ジャブから
ワンツー。井岡選手は右アッパーから左フックを返すが、
フランコ選手の手数と前進力にポイントをつける。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
2ラウンド:フランコ選手が左ジャブから前に出て左アッパー。
井岡選手が右アッパーから左フックのコンビネーション。
フランコ選手はロープに詰めて連打。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
3ラウンド:フランコ選手が前進し井岡選手が下がるが、フランコ選手の
空振りが目立つ、大きな左右フックからロープに詰めてワンツー。
井岡選手は強烈は左ボディから右アッパー。フランコ選手がロープに
詰めて行くが井岡選手の左ボディから右アッパー。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
4ラウンド:フランコ選手が前進し左ボディ、井岡選手は下がらず足を止め
左フックを放つがフランコ選手の前進は止まらず。手数でフランコ選手。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
5ラウンド:フランコ選手の前進を井岡選手はガードを固め受け止める。
井岡選手は右アッパーから左ボディ、左アッパーから右フックが当たる。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
6ラウンド:フランコ選手が前進するが井岡選手は下がらず、
前進を止めて左ボディで攻める。フランコ選手は顔面への攻撃主体。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
7ラウンド:フランコ選手が前進し細かく連打するが、
井岡選手がガードで受けて、合間に右アッパーから左ボディ。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
8ラウンド:フランコ選手のしつこい連打と前進は止まらない。
井岡選手はガードして右アッパーから左ボディを入れるが単発。
フランコ選手はガードの上からでも当て続ける。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
9ラウンド:フランコ選手が前進しロープに詰める、井岡選手は
右ストレート、右アッパーから左ボディ。それでもフランコ選手の
前進は止まらない。強打の井岡選手、手数のフランコ選手。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
10ラウンド:同じ展開が1ラウンドから続く。フランコ選手が前進し、
井岡選手をロープに追い詰め左右フックと左ボディ。井岡選手の
右フック、左ボディ、右アッパーから左ボディと強烈。
(井岡選手:10-9:フランコ選手)
11ラウンド:前進するフランコ選手を井岡選手がフットワークを使い、
かわして左ボディ。フランコ選手は打たれてもかまわず前進し連打。
手数が止まらないので井岡選手もパンチをまとめて当てたいところ。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
12ラウンド:フランコ選手が前進、井岡選手をロープに詰めて連打。
井岡選手は身体を振ってかわして手を出すが、フランコ選手が連打。
(井岡選手:9-10:フランコ選手)
私の採点では114-114のドローだった。
この試合はWBOのジャッジ2名とWBAのジャッジ1名との事。
南アフリカのクリストドローロが115-113でフランコ選手を支持、
パナマのトーレスとニュージーランドのマーシュが114-114のドロー。
1-0では引き分けなので両者防衛となった。
おっ、ラウンド毎のスコアはわからないけど、
プロのジャッジも私と同じじゃん。12ラウンドの集計だけど、
ドローって難しいのよ。わざとじゃないけどね。
正直言って明らかにどちらかが取ったラウンドがないくらい、
微妙な感じだった。私は前半はフランコ選手、中盤は井岡選手、
後半は互角に振った。フランコ選手は井岡選手の強烈なパンチが
全く効いた感じはしなかったし、前進も手数も落ちなかった。
一発の怖さはないがタフでスタミナもあった。
井岡選手はフランコ選手の前進を止められなかったので、
押されている感があったのだと思う。
今日は初のTver観戦だったけど、CM入るんだね。
無料だからか? あと前のラウンドのビデオ再生は井岡選手側に
偏っていたので井岡選手優勢に見えたかも。解説者の採点もか。
冷静に観たらフランコ選手の勝ちも十分あったと思う。
私自身は井岡選手のファンではないので地元判定ではないつもりだけど。
ファンの選手の試合はやはり肩入れするし(笑)、
冷静に観られないのが人情だろう。
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