カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

「拳に聞け」塩田武士

2025年02月28日 21時41分59秒 | 本 / BOOKS

2015年発行の塩田武士のボクシング小説。

元芸人で便利屋の省吾が立ち退きを迫った、
大阪の弱小ボクシングジムを舞台に描かれた、
感動的なストーリーなのだが、大阪やからね。
ボケとツッコミ満載なのだった。

ハードボイルド作家の大沢在昌の小説で、
大阪を舞台に営業マンが探偵のように犯人を追いつめていく作品がある。
ハードボイルドなのに大阪が舞台であるという事と、
大阪弁の台詞だとハードボイルドに落ちとツッコミが存在し、
思わずプッと吹き出してしまうところもある。

本作品も主人公が元お笑い芸人と言う事もあるが、
普通の登場人物でも、まじめな設定のシーンでも、
思わずプッと吹き出してしまうところもある。

そこが大阪弁の持つ魔力なのだと思う。

大阪の弱小ボクシングジムには会長と選手が1人、
選手は会長の息子である。
センスのある息子の勇気をチャンピオンにするため、
夜はタクシー運転手をしている会長が英才教育をしている。

そのボクシングジムを廃業させ、
その場所に定食屋を開こうとする女性が、
省吾に立ち退かせる仕事を依頼するところから始まる。

立ち退きを迫るためにジムを訪ねた省吾だが、
親子の状況を見て逆に協力する事になってしまう。
依頼者の女性もジムに状況を見て、
住み込みで一家の様子を見る事になってしまう。

なんだかよく解らないうちに、
そのジムに協力してしまうところが、
なんだが大阪チックなのである。

勇気は期待に応えるべく練習を重ね、
紆余曲折を重ねつつ次第にランキングを上げていく。
一気にスターダムに駆け上がるわけはなく、
一進一退の末に一歩づつ上り詰めて行く所が現実っぽい。

そして一度負けた相手がチャンピオンになった時、
リベンジを果たすべく挑戦者となる勇気。
ここでも単なるサクセスストーリーにならないところが、
これまた現実っぽいのであった。

一度は捨てお笑い芸人への夢を、
勇気や一家の苦労を助けているうちに取り戻す省吾。
もういちど立ち上がり、一度は去った舞台へチャレンジして行く。

ボクシングをテーマにしているが、
周りの人間の喜怒哀楽や背負った物、
本来は暗く重くなるところも、
大阪独特のボケとツッコミで笑い飛ばしてしまう。
軽やかでしんみりしないボクシング小説だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「1R1分34秒」町屋良平

2025年02月27日 21時40分59秒 | 本 / BOOKS

ここのところボクシング小説を読み続けている。
タイトルからしてボクシングらしい。
2019年発行の町屋良平の作品。

主人公はボクで名前はない。
4回戦の若いボクサーで、初戦はKOで勝ったものの、
その後3敗1分であり、1勝3敗1分、
早い話が弱いのである。ただパンチ力はあるようだ。

しかし、気持ちの強さがない。
何が何でもとか、チャンピオンになってとか、ない。

なんでボクシングをやってるのか。

でもこういう若者がいるのかもしれない。
みんながチャンピオンになれるわけではないし、
センスがあるわけではない。

ボクは飲食店でバイトをしている。
店のみんながチケットを買ってくれたり、
シフトを優遇してもらったりしていたけど、
勝てないのでまわりから気を使われる存在になる。
ボクはジムに体験入門でやって来た、
女の子をナンパしたりする。

その辺にいるただの若者である。
ボクシングに賭けているものがない。
果たしてボクシングをやる意味があるのか。

そんなボクはトレーナーに見放されてしまう。
しかしそんなボクだが、パンチ力があるので、
同じジムの6回戦ボクサーである通称ウメキチが、
トレーナーとしてつく事にある。

ウメキチはボクの欠点をよく解っており、
解りやすく指導していく。ボクはウメキチの指示を
うっとうしく思いつつも従って行く。

そして迎える次の試合・・・・
「1R1分34秒」でKO勝ちする・・・・
のかと思ったら・・・
「1R1分34秒」でKO勝ちするのを空想するのであった。

 私はボクシングをした事がない。
 (正確には体験入門だけだ)
 だから技術的な事はよく解らないのだが、
 ウメキチの分析と指導はとても分かりやすかった。

 減量中の精神的な浮き沈みとか、
 トレーニングのつらさやモチベーションとか、
 周りの環境との付き合い方とか。
 この辺りも実際そうなんだろうと思った。

 作者は物凄くボクシングに詳しいんだなぁ。
 もしかしたら真剣に打ち込んでいた事があったのかなぁ、
 などと思っていたら・・・・
 最後のあとがきを見て驚いた!

 なんと技術的な事は小熊ジムの田之岡条選手の説明を受けていた。
 田之岡選手は私の友人がスポンサーについている選手だ。
 スポンサーにこの本を推薦したら、やっぱりビックリしてたわ。

世の中狭いなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジェイソン・モロニーVS那須川天心

2025年02月26日 21時11分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

前WBO世界バンタム級チャンピオン        WBO世界バンタム級3位
ジェイソン・モロニー (オーストラリア)      那須川 天心 (帝拳)   
     27勝(19KO)3敗                5勝(2KO)       

                 

現在のランキングでは那須川選手が上だが前チャンピオンに敬意を表する。
6戦目で前世界チャピオンとの対戦と言うのはチャレンジだと思うが、
天下の帝拳が負けるカードを組むとも考えられない。
最後まで立っている事ができれば判定で勝つだろう。 

当初、バンタム級(53.52Kg)の10回戦と発表されており、
誰もがそう思っていたのだが前日計量の際に53.9Kgとの発表。
その場に居合わせた人々が驚くという事態・・・。
個人的にはタイトルマッチではないので
両者が納得しているのであればいいと思う。
ただ、体重が落ちなかったので、
そういう事にしたに違いないという疑惑は残る。

計量当日に400gオーバーだったので、
話し合って契約ウェイトにしたという発表であれば納得したけど。
どうしても計量失敗と言われたくなかったんだろう。

 

写右右側:緑色のサイドラインのトランクスがモロニー選手。
写真左側:銀色のトランクスが那須川選手。

                 

1ラウンド:モロニー選手が左ジャブで前進、那須川選手はワンツー。
モロニー選手の前進に那須川選手は右アッパー。モロニー選手のワンツーで
那須川選手の腰がくだけ後ろによろめくが踏ん張る。
  (モロニー選手:10-9:那須川選手)

2ラウンド:モロニー選手が前進して左ジャブ、那須川選手のワンツー。
モロニー選手のワンツーに那須川選手は左ボディアッパー、ワンツー。
モロニー選手はガードを固めて前進しワンツー、那須川選手の左ボディ。
モロニー選手は前進してワンツー、左フック。那須川選手は左ボディ。
  (モロニー選手:10-9:那須川選手)

3ラウンド:モロニー選手の前進に那須川選手は下がりながらワンツーを放つが
モロニー選手は難なくブロックし前進して左ジャブ。那須川選手の左ストレート、
右ボディ、モロニー選手は前に出て左フックから右アッパー。那須川選手の
左ストレート、モロニー選手のワンツーに那須川選手は左アッパーと
プレッシャーに慣れてきた感じが見える。
  (モロニー選手:9-10:那須川選手)

4ラウンド:モロニー選手がガードを高く固めて前進、那須川選手は下がりながら
左アッパー、左フック。モロニー選手はワンツー、左フック、那須川選手の
左ストレート。モロニー選手は右ストレートを伸ばす、那須川選手は右フックから
左フックを当てる。
  (モロニー選手:9-10:那須川選手)

5ラウンド:モロニー選手が前進するが那須川選手が左ストレート、左ボディ。
モロニー選手は右フックから左フックを返し、左ジャブで前進。那須川選手は
左ボディ、右ジャブから左ボディと攻める。モロニー選手が前に出て行くが、
那須川選手はフットワークを使う。
  (モロニー選手:9-10:那須川選手)

6ラウンド:モロニー選手がガードを固めて前進し右ストレートを当てると、
那須川選手が腰を落とす。左右アッパーからロープに詰めて連打、左右フック。
那須川選手の左ボディアッパー、モロニー選手の右ボディ、那須川選手は
左ストレート、左ボディ、左アッパーを返す。モロニー選手は右アッパーから
左フック、ワンツーで追う。那須川選手は左ボディ。
  (モロニー選手:10-9:那須川選手)

7ラウンド:モロニー選手の前進し右ストレート、左フック。那須川選手は、
左ストレート、右フック。モロニー選手が前進してワンツー。那須川選手は、
下がりながら右アッパー、ワンツー、左ボディ。モロニー選手はワンツー、
右フックからワンツー。前に出て攻撃するモロニー選手、下がりながら手を出す
那須川選手の構図が続く。
  (モロニー選手:10-9:那須川選手)

8ラウンド:モロニー選手は前進して左フックから右ストレート、那須川選手は、
下がりながら左アッパー。モロニー選手が左ジャブで追うと那須川選手は左ボディ。
モロニー選手はガードを固めて前進するが那須川選手は左ストレートを当てる。
モロニー選手のワンツー、那須川選手は右フックから左ストレートを当てて
フットワークを使って回る。
  (モロニー選手:9-10:那須川選手)

9ラウンド:モロニー選手がワンツーから前進し左フック、右ボディ、連打で前進。
那須川選手は右アッパーから左ストレート。モロニー選手の右フック、
那須川選手は右アッパーからワンツー。モロニー選手が追って行くと那須川選手は
右フック。モロニー選手は右アッパーからワンツー、那須川選手はフットワークで
かわしていく。
  (マロニー選手:10-9:那須川選手)

10ラウンド:前に出るマロニー選手に那須川選手の右アッパー。モロニー選手は
ワンツー、左フック、右ボディで追って行く。那須川選手はフットワークを使い逃げる。
モロニー選手のワンツー、左フックから右ストレート。那須川選手は左ボディ、
モロニー選手の左右フック。
  (マロニー選手:10-9:那須川選手)

終始、前に出て連打したモロニー選手と下がりながら左ボディ中心に攻撃した
那須川選手。私の採点は96-94でモロニー選手の勝利。
公式採点は97-93が2者、98-92が1者、3-0の判定で那須川選手が勝った。

会場で観戦していた友人の話では、周囲の反応はモロニー選手の勝ちもあり、
那須川選手の勝ちもあり、ドローもありと言う見解だったそうだ。
採点ほど差がないという意見は一致していた。

モロニー選手は歴戦の強者でアウェーでの経験もあり、
敵地では倒さなければ勝てないという事は判っていただろう。
ボクシングだけでなくオリンピックでもそうだが、
ホームタウン・デシジョン(地元に有利な判定)はよくある。

今回の試合で分かった事は、那須川選手はフットワークを使い、
下がりながら当てて行く試合運びになるだろう。
試合の中で戦い方を調整して行くボクシングIQは高いと思うし、
センスもスピードもある。
しかし世界レベルのボクサーを一発で倒せるパンチはない。

また、この日の2つのタイトルマッチのように、
激闘することで観衆を熱狂させ感動させたり、
大きなインパクトを残すボクシングはできない。

誰と戦う事になるのか解らないが、
その前にウエイトは落とさないといけない。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

2025年02月25日 20時53分59秒 | スポーツ / SPORTS

WBA世界バンタム級チャンピオン    WBA世界バンタム級4位
   堤 聖也(角海老宝石)        比嘉 大吾(志成)
     12勝(8KO)2分             21勝(19KO)3敗1分

                 

堤選手と比嘉選手は親友だそうだ。
チャンピオンだった時の比嘉選手は勢いもあったが、
ウェイトオーバーで陥落してからは今ひとつな感じ。
前戦、武居選手との一戦で(私は勝ったと思ったが)敗北し、
引退を表明したが復活なるか。

写真右側:赤色のトランクスが堤選手。
写真左側:黒色のトランクスが比嘉選手。

                 

1ラウンド:堤選手は右構えでスタート。両者共に細かく身体を動かし、
息詰まるような間合いの探り合い。比嘉選手が左ジャブから右フック。
堤選手がプレッシャーをかけ前進、比嘉選手の左ジャブがいい。 
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

2ラウンド:堤選手はワンツーから左ボディ、比嘉選手が前進し左を上から下へ。
堤選手がプレッシャーをかけ左ジャブから右アッパー。比嘉選手も左ジャブ、
左ボディ。堤選手の左ジャブ、比嘉選手は左ジャブから右アッパー、
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

3ラウンド:比嘉選手が前進、堤選手は左右をボディへ。比嘉選手は左フック、
左ジャブから右アッパーを突き上げる。堤選手は右ストレート、右アッパー、 
比嘉選手が右フック、左ジャブで応戦する。 
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

4ラウンド:堤選手の左ジャブ、比嘉選手が右フック。堤選手が前進し左フック、
ワンツー、比嘉選手の左ボディ。堤選手がバッティングで右目の上をカット。 
堤選手の右フック、比嘉選手は左ジャブで止めようとするが堤選手が前進する。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

5ラウンド:比嘉選手が左ジャブから右フック、堤選手も左ジャブを返すが、
比嘉選手は左ジャブから左フック、右フックを当てる。
堤選手が前に出るが比嘉選手の右ストレート。
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

6ラウンド:堤選手が前進、左ジャブの差し合い。比嘉選手はガードを高く固め、
左ジャブから左ボディ。堤選手は左ジャブから細かく連打しワンツーで前進。
比嘉選手の右フック、堤選手が前進して左ボディから右アッパー。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

7ラウンド:前進する堤選手の左アッパー、比嘉選手は左フック。堤選手が
左ボディから右ストレート、比嘉選手の左右フックが強烈。堤選手はかまわず
前進しワンツー、比嘉選手の右フック。堤選手が細かく連打するが比嘉選手がガード。
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

8ラウンド:比嘉選手がガードを固めて前進、堤選手は細かく連打。
比嘉選手じは左ジャブを突き右フックを強振。堤選手も細かく連打、左ボディを
返すが比嘉選手の強烈な左右フックから左右アッパーを突き上げる。
  (堤選手:9-10:比嘉選手)

9ラウンド:堤選手が前に出てワンツーから連打、比嘉選手は左ジャブで
止めようとするが堤選手は止まらない。比嘉選手が左フックをカウンターで当て
ダウンを奪う。立ち上がった堤選手に比嘉選手がラッシュ、左フックで追うが、
堤選手の右ストレートがカウンターとなり比嘉選手がバッタリと倒れる。
なんとか立ち上がった比嘉選手を堤選手がロープに詰めて連打。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

10ラウンド:堤選手がラッシュしてロープに詰め左アッパーを連打、
ワンツーから左ボディ、右フック、右ストレートで比嘉選手の腰が落ちるが、
ガードを固めて持ちこたえる。堤選手が左ボディから右ストレート、
比嘉選手は左アッパー、左フック。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

11ラウンド:堤選手が前進し連打。比嘉選手はガードを固めて左ジャブ。
堤選手のワンツーに比嘉選手は左右フックを返す。堤選手が連打で追い、
スイッチすると比嘉選手は右ストレート。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

12ラウンド:比嘉選手がガードを固め前進、堤選手は左アッパーから連打、
比嘉選手は力を振り絞って強烈な左右フック。堤選手が連打でロープに詰め、
左アッパー。比嘉選手も左フックからワンツー。
  (堤選手:10-9:比嘉選手)

堤選手が後半盛り返し追いついての114-114ドロー。
公式採点は三者共に114-114のドローだった。

9ラウンドに先にダウンを喫しながら逆転のダウンを奪った堤選手。
前にバッタリと倒れて立てないと思った比嘉選手は立ち上がったが、
ダメージは深く10ラウンドからの終盤3ラウンドを落としたのが痛かった。

この試合の前に角海老宝石ジムの新会長に就任した、
我らが小堀君がチャンピオンベルトを掲げて入場したが、
負けなくて良かった・・・と思った。
初仕事で負けたら縁起が悪いと、それが一番心配だった。

日本人対決、根性論は古いかもしれないが一歩も引かない好試合だった。

翌日の角海老宝石ジムに貼ってあったポスター。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

2025年02月24日 21時38分59秒 | スポーツ / SPORTS

WBC世界バンタム級チャンピオン  WBC世界バンタム級6位
   中谷 潤人(MT)     ダビド・クエジャル(メキシコ)  
     29勝(22KO)            28勝(18KO)

                 

井上尚哉選手を追うネクストモンスターでビッグバンの中谷選手が、
どんな勝ち方をするのか、楽しみはそのあたりになる。
クエジャル選手も無敗だけに簡単に負けないとは思うが。

写真右側:緑色のトランクスが中谷選手。
写真左側:白色のトランクスがクエジャル選手。

                 

1ラウンド:長身173cmの中谷選手と同じ位のクエジャル選手だが
ワンツーから重心を低くして中に入ろうと前進。中谷選手の左ストレート。
クエジャル選手は左アッパーから距離を詰めるが中谷選手の左ストレートがヒット。
  (中谷選手:10-9:クエジャル選手)

2ラウンド:クエジャル選手が左ジャブで前進し左アッパー。中谷選手は
ワンツーから左ストレートをボディへ。クエジャル選手が左フック、左アッパーで
入って来るところに中谷選手の左ストレートが当たる。クエジャル選手が
右アッパーで前進すると中谷選手は右ジャブで距離を取る。クエジャル選手は
左ボディから右ストレート。中谷選手は右フックから左ストレート。
クエジャル選手も右ストレートを返す。
  (中谷選手:10-9:クエジャル選手)

3ラウンド:クエジャル選手が前進して左右アッパーを突くが、中谷選手は
左フックからワンツー。クエジャル選手は左アッパーで前進、中谷選手の
左ストレート。クエジャル選手が右アッパーで前に出ると中谷選手は右ジャブで
距離を取る。クエジャル選手が強引に連打で前進すると中谷選手の左フック、
右フック、左ボディ、ワンツーが当たりクエジャル選手がダウン。立ち上がるが
中谷選手が追いつめ左フックで倒すとクエジャル選手は立ち上がれず、
レフェリーがカウントアウトを宣した。3分4秒、中谷選手のKO勝ち。

日本人同士による激戦も大いに盛り上がったが、
中谷選手は1枚も2枚も役者が上だった。お見事!

どこまで行くのかビッグバン!

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島の島々

2025年02月23日 21時05分59秒 | 旅 / TRAVEL

屋久島へは鹿児島でプロペラ機に乗り換えて行った。

行きは鹿児島空港を飛び立った時には雨上がりだった。
滑走路は濡れて水たまりがあるが陽が差していた。

上空も晴れていた。

しかし屋久島が近づくにつれて雨が降り始め、
虹も出ていたが・・・

着陸時にはやっぱり雨だった。

というわけで、復路に期待しているものがあった。

それは近隣の種子島と馬毛島(まげじま)を見る事だった。
鹿児島と屋久島の間にあるのはこの2つの島だ。

種子島は屋久島から見えたが馬毛島は見えない。
種子島はなんといっても鉄砲が伝来した島である事は
社会科で習った。宇宙センターがありロケットの打ち上げがある時は、
屋久島の人々も春田海岸や田代海岸あたりに集まるそうだ。

馬毛島は無人島であるのでほとんど知られていないが、
航空自衛隊の飛行場を建設しているため知っている人もいるかも。

帰りの飛行機は右側の窓側の席を予約し、
スパイ大作戦のように空撮を試みたわけだ。

若干プロペラが邪魔になったが撮れた。
翼よ、あれが馬毛島だ。

位置関係は黄色の四角が鹿児島、青い四角が種子島、
赤い四角が馬毛島である。

馬毛島をアップで見る。

飛行場を造っているため真っ平に整地されている。
馬毛鹿がいるはずだがわずかに緑が残っている地帯にいるのだろうか。

無人島で定期航路はないため、
種子島から漁船などをチャーターして渡るのだが、
おそらく一般人は渡れないと思う。
島の東側には船を接岸するための桟橋が何本か見える。

さらに望遠で撮影してみる。

建物見える。右側の建物は建設作業員の宿舎だろう。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

屋久島山荘と林芙美子

2025年02月22日 21時35分59秒 | 旅 / TRAVEL

安房川に面した場所に屋久島山荘がある。、
作家・林芙美子が「浮雲」を執筆した場所として有名だ。

林芙美子は1903年(明治36年)山口県下関市に生まれ、
1951年(昭和26年)に急逝。
1928年発表の自伝的小説「放浪記」で有名になり、
代表作に「風琴と魚の町」「晩菊」「浮雲」などがある。

1950年4月27日から屋久島山荘の前身・安房旅館に宿泊し、
ここを拠点として取材し「浮雲」を執筆した。

屋久島山荘を正面から見たところ。
最上階がフロントになっていて、
玄関前に林芙美子の記念碑がある。

 

なぜ金網が・・・と思ったら、

3匹の山羊が飼われていた。
なぜ山羊が・・・。

安房川側から見るとこんな感じ。
坂に沿って建照られている事が判る。

橋からの入り口(裏口か?)にはこのパネルがあった。

機会があったら「浮雲」を読んでみたいものだ。

 

「放浪記」は、1961年に森光子主演で舞台化され、
映画としては1935年夏川静江主演、1954年に角梨枝子主演、
1962年に高峰秀子主演。TVドラマでは1961年に小林千登勢主演、
1974年に樫山文枝主演、1997年に大竹しのぶ主演と、
リメイクされている。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松峯大橋

2025年02月21日 21時34分59秒 | 旅 / TRAVEL

松峯大橋は安房皮に架かる橋で、
安房港から3Kmほど登って行った所にある。

看板によると・・・・
全長145m、川面から70mの高さにあり、
昭和60年の完成した鋼上路式逆ローゼ橋である。

橋の上から上流を望む。

右側の尖った山が中島権現岳(647m)たぶん。
左側がジトンジ岳(858m)低く見えるなぁ。
後で知ったんだけど、荒川登山口は二つの山の中央辺りだった。

逆側の河口を望むと遠くにかすんで安房港まで見える。

川の水が澄んで見える。
なんて綺麗なんだろう・・・・。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猿川ガジュマル

2025年02月20日 21時34分59秒 | 旅 / TRAVEL

屋久島の最大の楽しみはトレッキングであり、
その他のアクティビティと言うか見どころは・・・・
あまり期待しないほうがいいかも。

それでも5泊6日を余すことなく(余ったけどね)
楽しもうといろいろとググってみたわけだ。
ガイドブックにも載っていた猿川ガジュマルへいってみた。

ガジュマルは中間ガジュマルもあったが、
安房から30Kmで自転車で行ける距離ではなかったので、
猿川ガジュマルへ行ってみたわけだ。

ガジュマルとは熱帯に分布するバラ科の樹木で、
他の木を土台にして成長していくので絞め殺しの樹とも言われる。

安房から国道77号線を南下し麦生の手前を右に入る。

こんな目立たない立て看板があるが見逃してしまった。
実は滝見物の帰りに寄ろうと思っていたため、
逆行する道からは陰になって見えなかったのだ。

ここを入って登って行くとこの看板がある。
こっちの方が目立つじゃん。

矢印の方向を見ると、心配になるような入口が・・・。

ああ・・・何処まで行っても屋久島は心配になる細道だ。

勇気をもって踏み出して行く。

ジャングルである。

道なき道を進む。

たぶん、訪れる人はめったにいないんだろう。
踏みしめられた道はあるが、道って言うほどの道かなぁ。

木の枝を手でかき分けつつ、
雑草や根っこに足を取られつつ進む
まぁこれくらいでヘコタレる私ではない。
ただ帰り道・・・迷ったら大変だと思ったので、
あんまり深くまで行かない事にした。

だって道しるべのないジャングルだし、
ヘンゼルとグレーテルみたいにパンも持ってなかったし。

しばらく行くとガジュマルが見えた。

樹齢100年のガジュマルがあるらしいのだが、
奥深くまで行って出られなくなったら困るので、
このガジュマルで満足する事にした。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トローキの滝

2025年02月19日 21時44分59秒 | 旅 / TRAVEL

鯛ノ川が海にそそぐところに、
日本で二つしかないという海に落ちるトローキの滝がある。

トローキとは・・・現地の言葉かと思ったのだが、
なんと、海に落ちる音・・・轟の滝が語源。

県道77号線を進むと左側に屋久島有用植物リサーチパークがある。
滝への入り口がわかりにくく通り過ぎて橋まで行ってしまった。

橋の上からは滝は見えない。

屋久島有用植物リサーチパークまで戻って、
パークの右側の細道を柵に沿って進んで行く。

こんな柵だけど・・・

こんな危ない看板が下がっている。
恐らくは猿避けだろうと思うけど。
シビレルといけないので離れて歩いて行く。

こんな細道である。どんどん進む。

看板が出ていて一安心。間違ってなかったみたい。
もう少し進んで行く。

ものみ台、たぶん物見台だろうと思い左手を見る。

物見台らしきものがある。

トローキの滝の謂れが書かれている。
さっそく登ってみる。

滝は右手だと思ったが、まず左側を見てみた。

海である。そして右側を見た。

尖ったモッチョム岳から流れ出た鯛ノ川が海にそそぐところ。
いい景色である。

さっき行ってしまった橋は赤かった。
その下に落差6mの滝が見える。

アップよりモッチョム岳、赤い橋、
トローキの滝が見える引きの方が絵になる。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜神の滝

2025年02月18日 21時45分59秒 | 旅 / TRAVEL

千尋の滝に行く途中にあるのが竜神の滝である。
逆に言えば千尋の滝から少し下る。
どちらも鯛ノ川にある滝で、
この下流に海にそそぐトーローキの滝がある。

鯛ノ川に架かる千尋橋から見る事ができる。

落差30mほどだが、結構遠いので小さく見える。

アップにしたらこんな感じ。

観光連盟の説明によれば
原生林を裂くように流れ落ちる直爆の名滝との事である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千尋の滝

2025年02月17日 09時30分59秒 | 旅 / TRAVEL

山があり川がある。そして滝がある。
今回は自転車で移動したため屋久島の半分も回っていない。
それでも片道20Km以上は走っているんだけど。

右端の赤〇印が宿泊した安房地区で、
北上した黄色い〇印宮之浦地区が最北端で南下した黄色い〇印が最南端の千尋の滝である。
中央の黄色い□印が縄文杉トレッキングコースの位置だ。

千尋の滝は「ちひろ」ではない。「せんぴろ」と読む。知らんかったわ。

安房から県道77号線を南下し麦生から右手に入る。
3Kmの物凄い上り坂である。情報を聞いたカフェでは、
自転車で行くと言ったら驚かれたほどだ。
車でも相当アクセルを踏み込まないとならない・・・らしい。
が、自転車だもんね、

この千尋の滝の展望台から初日の出を見るために行った。

実は展望台は海(種子島方面)を向いているため、
千尋の滝は見えない。

駐車場から左手に行くとこの展望台がある。

滝まではかなり遠い。
ズームインしてみる。

落差60mのこの滝は、西側にあるモッチョム岳の裾にある
巨大な花崗岩の一枚岩の岩盤にV字で流れ込むところが見どころである。

昔、人が両手を広げた長さを「一尋」と呼んだことから、
千人が手を結んだくらいの大きさと言う意味で千尋と言うわけだ。

モッチョム岳は海岸に向いて尖った岩山。
特徴的なので安房より南側では良く見える。
漢字では本富岳と書き944mの切り立った花崗岩の山。
ちなみにモッチョムと言うのは屋久島の言葉でXXXXの事。
(放送禁止用語なので伏字である。)

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丸の内の居酒屋「はなたれ」

2025年02月15日 21時51分59秒 | 日本食べ歩き / JAPANESE RESTAURANT

職場の近隣の開拓である。
そもそもは居酒屋であるが、居酒屋のランチってイケるので期待大。

通常は「焼き鯖定食」と聞いていたのだが、
この日はメカジキのカマだった。
鯖好きの私としては、実はガッカリだったのだが、
カマの煮付けは聞いても、黒胡椒焼きとは珍しい。
黒胡椒は好きだし試してみる事に。

店頭でお弁当も販売しているので、こちらも試してみたい。

           

住 所:東京都東京都千代田区丸の内2-2-1
     岸本ビルヂングB1F
電 話:03-6269-9569
最寄駅:JR山手線等 東京駅

<食したメニュー>

めかじきカマ黒胡椒焼きと刺身3種定食 1200円

<店内の雰囲気>

カウンター席にはボトルが並んでおり、飲み屋である事を再確認。

カウンター5席、テーブル4人X12席。半個室2室、個室1室。

<感想と評価>

しつこいようだが通常は鯖でこの日はメカジキ。
ご飯は普通盛り。あら汁、冷や奴、お刺身3種、お新香が付く。

ぶりカマよりメカジキのカマは珍しい。
大骨を外してしゃぶりつく。旨し。

焼売もついている。居酒屋チックであるが、
定食の品数にも満足だし、アリだな。

 評価は◎(なんかいい感じ。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスタル岬(仁田早崎鉱山跡)

2025年02月14日 21時11分59秒 | 旅 / TRAVEL

安房から屋久島空港に向かった手前だが、
住所では早崎なんだけど。

通称クリスタル岬と呼ばれているようだが、
正式には仁田早崎鉱山跡と言うようだ。1911年(明治44年)に発見された
タングステンを掘った鉱山の跡で戦時中には砲弾などに使用されたが
1945年(昭和20年)に閉山した。
よく探せは水晶が輝いているそうでクリスタル岬と呼ばれている。

県道77号線の目印は墓地。墓地の手前を入って行って・・・
途中で舗装してない道になるけど、
そのまま民家のある道を海岸に向かってしばらく進んで・・・
左手に曲がる道があるので入る。
舗装してない道を不安になりながら進んで行く。
なんとなく駐車場みたいな広場がある。

車だったら進んで行くんだろうけど、
自転車だと厳しかったので私は自転車を途中で止めて、
徒歩で進んで行った。

こんな道しるべがあるんだもん、不安でしょ?

進んで行くと駐車場の裏側にさもヤバそうな(笑)、
看板が落ちている。置いてある?

事故等が発生しても一切責任は負いません。
だもん・・・。え? 行きましたとも!

看板の脇は行っちゃいけないような道。

ここを進んで行けば絶景が・・・と思いながら進む。

不安になりながらも進む。

ほとんどスペースがないような絶壁に出る。
こりゃ落ちる人いるわ。

周囲は岩。

天気が良くて良かった。
雨だったら滑るし、本当に危ない。

確かに絶景ポイントではあるが足元注意である。
トレッキングシューズかスニーカーでないと厳しい道だし。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田代海岸

2025年02月13日 21時06分59秒 | 旅 / TRAVEL

安房から屋久島空港へ向かう国道77号線の海岸線にある。
安房から5Km、空港へは4kmくらい。

田代海岸と言う看板があるので右側に折れるのだが、
大丈夫かなぁと心配になるような林道。

この林道をひたすら下って行く。

こんな看板があるので間違ってはいないと思う。

 

大丈夫みたい。
自転車では(車でも)入れない山道の所から徒歩で海岸へ向かう。

あ、海だ。

田代海岸は枕状溶岩で有名である。

4千万年前に太平洋で出来たものが、
プレート連動によって移動してきたもの。
枕を積み重ねたような堆積構造から枕状溶岩と呼ばれている。

彼方に種子島が見える。

ひょっこりひょうたん島みたいだが。

海岸の左側には、2023年(令和5年)に、
屋久島沖1kmに墜落し死亡したオスプレイ搭乗員の鎮魂の碑がある。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする