アマゾンプライムで観る事ができる、
インドの結婚に関するドラマ・シリーズである。
さて、第8話は「 プライドと花嫁」。
これまでヒンドゥー教徒とシク教徒の結婚式が続いたが、
初めてイスラム教徒の結婚式である。
しかし結婚式の企画が中心のドラマであるが、
主人公やその関係者のエピソードが多いため、
結婚式の式次第やしきたり等については、
かいつまんで見える程度でしかないのが残念である。
さて今回は花嫁タラーナはありきたりのビデオではなく、
自分が主役のミュージック・ビデオを制作したいと言い出した。
通常はカメラを回すだけであるがミュージック・ビデオとなると、
カメラやセットやエキストラなど大掛かりな準備が必要になり、
2500万ルピーもの費用がかかる。しかし父親は、
愛する娘のために借金をしてでも夢を叶えると言う。
タラーナは自分を顧みず傍若無人にスタッフをこき使う。
カビールがキレて言い返してしまった事でクレームになった。
インドでは、お客様=神様ではないので、
こういう態度にでる人もいるがダメである。
カランはインド司法に対して刑法377条を訴える事で、
ゲイである事をカミングアウトした。
彼によるとインドには11%のLGBTQがいるそうだ。
そんなにいるのか・・・・
インドの人口を13億人として1億4千万人・・・。
しかしその勇気が功を奏して、
政治家の娘の結婚式の企画を受注した(第9話)。
メイド・イン・ヘブン社の雑務スタッフの娘が結婚する事になり、
スタッフが60万ルピーもの大金を借りたいと言ってきたが、
一生かかっても返せる額ではなかった。
それにしても庶民の結婚式でもこんなにお金がかかるのか。
雑務スタッフであれば月給1万ルピーにも満たないだろう。
雑務スタッフの娘の結婚式は民家の屋上で行われた。
莫大なお金はかかっていないけれど、
みんなが幸せになるいい式だった。、
本編も雑務スタッフもイスラム教徒だったので、
イスラム式の挙式の全容が見られなかったのは本当に残念。
タラは会社の経費として捻出する事にしたが、
カランの借金を棒引きにするために高利貸しを、
会社の役員にしている。上手くやれるのか?
インド人はなぜ結婚式にお金をかけるのだろう。
一つ目の理由は花嫁にとって人生最大のイベントで、
映画のようなヒロインになれるからだ。
もちろん両親にとっても娘の一生に一度の晴れ舞台、
盛大に祝ってやりたいだろう。
また世間に対して財力があると言う事を知らしめる、
「見栄を張る」ためにもお金をかける必要がある。
ジミ婚は恥ずかしいのである・・・。