小石川植物園は植物学の教育・研究を目的とする、
東京 大学の教育実習施設であるのだ。
その昔・・・・冬場に行った時には、
人もおらず物悲しく枯れた感じが良かったのだが、
今回は初夏である。
以前行ったのは10年以上は前であろう。
その頃はチケット売り場などなく、
向かいにある個人商店が代行していたのだが、
今はチケット売り場があったわ。400円。
都会ではあまり見かけなくなった昆虫や蝶々もいるし、
植物もたくさん植えてある。
場内では作業中のスタッフもたくさん見かけたし、
訪問する人も10人程度は見かけた。
何があったのか記憶にないくらいだったのだが、
散策しているといろんな物があった。
小石川と言えば養生所、その跡には井戸があった。
1722年に江戸幕府が設置した無料の医療施設で、
TVドラマの大岡越前で登場していたのでなじみ深い。
リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したと言う、
ニュートンのリンゴの木は、
出生地であるイギリスのウールソープ村にあるが、
苗木を分けてもらってこの園内に植えられている。
もう一つ理科で習ったのがメンデルのブドウ。
植物雑種の研究をして遺伝の根本的な法則(メンデルの法則)を発見した。
この原理に基づきブドウの品種改良をするために、
修道院の庭にブドウの木を植えた。
そこから記念にもらった苗木がやはり園内に植えられている。
最後は青木昆陽の石碑。
青木昆陽と言えばサツマイモである。
この人も大岡越前に取り立てられた人物で、
徳川吉宗に命じられ飢饉の際の救荒作物として、
この植物園内でサツマイモの試作を成功させた。
四季それぞれの草花を見る事ができるので、
訪れてみたい。けっこう空いているので穴場。
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