カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドのコーヒー豆】

2006年03月31日 22時06分59秒 | 南インド / SOUTH INDIA
インドと言えば「チャイ」であるからして、
庶民の間では、コーヒーはあまりポピュラーな飲み物ではない。

最近ではデリーのコンノートプレース等では、
お洒落なコーヒーショップもあるようだけど、
値段はべらぼうに高く、まだまだ庶民の口には入らない。
だいたいコーヒー1杯が50Rs、チャイは3Rs程度だ。
私でもコーヒーを飲む気にはならない。

街角の安食堂のメニューにはないし、
それほど高くないレストランでもメニューにある「コーヒー」は、
ほとんどがインスタント(ネスカフェ)だ。
チャイより値段は数倍高いのに、インスタントコーヒーである。
しかも初めからしっかりミルクと砂糖が入っている。

         

この写真のコーヒー豆は、南インド・ケララ州の
ティルヴァナンタプラム(トリバンドラム)で買った物。
パドマナーバスワミー寺院の近くにある、
ヤスデー・ティー・アンド・コーヒー店で買った。

ピーベリー種と言って丸っこい形が特徴である。
通常のコーヒー豆は、1つの実に2粒の平豆が入っている。
丸豆が1粒だけ入っているものが、ピーベリー種(丸豆)。
収穫の全体の4%ほどだけで、大変貴重とされている。

味はやや苦めかな・・・。(違いのわからない私。
     ダバダ~、ダ~バ~ダバダ~、ダバダ~)

コーヒー豆も紅茶も100g単位で量り売りしてくれ、
ビニール袋に入れてくれる。
このビニール袋入り紅茶葉のお陰で、
成田空港であやうく別室行きになるところだった。

豆はその場で挽いてもらうこともできる。
紅茶とコーヒー豆を各200g買って、
合計で75Rsだった。(2000年。)

店のおっちゃんも、おばちゃんもかなり話し好きで、
日本ビイキのようでイスをすすめてくれた。
それから・・・娘さんは美人だった。
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「ヒンディー語」強化月間

2006年03月30日 22時17分59秒 | インド / INDIA
ヒンディー語とは・・・インドの公用語のひとつで、
英語の次くらいに広く使われている言葉である。
主に北インドを中心に使われている。

南インドでは通じない・・と言う説もあるが、
これはドラヴィタ系の人々の中に、
ヒンディー語に対する反発があるからだそうだ。

ある程度の教育を受けたインド人は、
ヒンディー語と英語、そして生まれ育った州の言葉の
3つの言葉に堪能である。
例えば、東インドオリッサ州の出身であれば、
ヒンディー語+英語+オリヤー語である。

旅の会話集〈8〉ヒンディー語・ネパール語・英語

ダイヤモンドビッグ社

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初めてインドへ行く時に、購入したのがこの本だった。
ポケットサイズで持ち運びやすく、
シーンによって使い分けられる。
英語とヒンディー語の記載があり、
ヒンディー語にはカタカナがふってある。

こういった会話集の欠点は、発音である。
イントネーションやアクセントが全くわからないので、
ただ単にカタカナを読んでいるだけになってしまう。

タモリのインチキ中国語のように、
サントーシーのな~んちゃってヒンディー語である。
インド人の発音をまねしてそれらしい雰囲気をかもしだし、
英語とヒンディー語をチャンポンで使っていた。

ヒンディー語と日本語は、結構似ている。
それは、文法が同じであると言う事と、
外来語をヒンディー語読みで使うところである。

さて、インドに7回も行っているのに、
全くヒンディー語も上達しない私であった。
これではいけない。もう少しなんとかして、
ヒンディー語でコミュニケーションをとりたい。
 (英語の通じない人もいるので・・・私もだけど・・。)

         

そう思った私は3月に1ヶ月間5回のコースを見つけたので、
思い切ってスクールへ行く事にした。先生は、
「旅の指差し会話帳」等の著者である岡口良子先生であった。

短期コースなので、文字や文法はさておき、
旅行に行って使えるフレーズの勉強だった。
単語の発音やアクセントがわかったし、
少しだけれど応用できるようになった。

岡口先生は初心者のレベルに合わせてくれて、
決して急がない授業は、ありがたかった。

そして、今まで私が使っていたヒンディー語が、
いかにデタラメであったかが良~くわかった。

この後は実践あるのみ。
夏休みにはインドへ行って、使ってみようと思う。

250語でできるやさしいヒンディー会話

白水社

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【インド映画】~DEEWANE HUYE PAAGAL~ その②

2006年03月29日 22時54分59秒 | 映画 / MOVIE
・・・騙されているといけないので、(又は聞き違えている?)
11時には映画館に戻った。ちらほらと人が並んでいた。
今まで一人で映画に来た事はなかったのだが、
一番高い金額が書かれている窓口に行った。
ダイヤモンドクラスで、値段は21.90Rs。(約60円)
たぶん高い席の方が客層がいいだろうと思ったからだ。
実際に並んでいる人は少なかった。

 館内の入ったが座席の案内板などなく、
自分の席が何処だかサッパリ解らなかった。
適当な場所(スクリーンに向かって後方、真ん中の座席の通路側)に
座ってみたが心配だったので、
映画館の人らしきおっちゃんにチケットを見せると、
スクリーンに向かった通路の右側の座席に座れとの事。

移動してみると、真ん中の座席よりシートが厚く座り心地が良かった。
隣にはインド人の若い夫婦がいた。奥さんが話しかけてきたので、
この映画はラブストーリーか?と尋ねてみた。答えはYESだった。
 
             

映画が始まった・・・・。
写真左から2人目のヤング・シャー・ルク・カーンが、
真ん中の美女とカップルになり楽しい学園生活を送っていた。

だがしかし、なんだかわからなかったが、
写真右から2人目のインド版シルベスタ・スタローンが現れ、
美女は外国へ行ってしまう。

ああこれは、美女を2人が取り合うと言う、
良くあるストーリーだと確信したあたりで前編が終わり休憩になった。
休憩後、後編が始まった。舞台はドバイになった。

           

マッチョタイプとジャニーズ系のどちらとハッピーになるか?
はたまた第3の男が登場か?
・・・・私の期待はしぼられた・・・・はずだった。

ところが予想に反しドバイ・ロケではストーリーが一変した。
砂漠を舞台に悪者の軍団とバギーチェイスが派手に行われ、
爆破シーンやら銃撃戦が始まった。なんでやねん。
ラブストーリーとちゃいまんがな。アクション映画でんがな。
二人の男は協力し合って悪党をやっつけるのであった。

結局、最後に美女はジャニーズ系と再び結ばれ、
めでたしめでたしであった。
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【インド映画】~DEEWANE HUYE PAAGAL~ その①

2006年03月28日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE
東インドのオリッサ州・ブバネーシュワルに滞在した時の事。
スケジュールがポッカリと空いてしまった1日があった。

旅に来ているのに観光する場所もなく、
バザールをブラブラする以上の予定もなかった。
なんと贅沢な1日だろう。
この地に住んでいるようにふるまえる1日である。
 そこでいいアイディアが浮かんだ。
インドと言えば映画大国である。そうだ映画を見に行こう

たまたまホテルの部屋に英字新聞が届けられたので、
映画欄を見れば情報があるだろうと考えた。

何軒か映画館が載っていて、何本かの映画が上映されていた。
中にはオリヤー語の物もあったが全く理解できないので、
ヒンディー語の映画を選んだ。
(注)ヒンディー語もほとんどチンプンカンプン。

映画欄を切り取ってフロントへ持って行き、
どの映画が私にとって一番お勧めかを確認した。
その時に進められたのがこの映画。
「DEEWANE HUYE PAAGAL」
タイトルからどんな内容かは、全く解らなかった。

               

歩いて行けると言う事だったので、
地図を見せて場所を教えてもらい歩いて出かけたが・・・・
・・・・見事に騙された。映画館がない。

仕方なく道端の人に何度も何度も尋ねながら、
ようやくたどり着いた。1時間近くかかった、疲れた・・・・。
こんな事なら、ホテルからリクシャーに乗ればよかった。
 インド人は地図が読めない&書けないらしい。
   これは他の人も言っていたので、間違いない。

さて、映画館へたどり着いたところ、まだ人は誰もいなかった。
近くにいたおっちゃんに聞いてみたら、
平日だった為か11:45からとの事だった。

写真の看板を見上げて、私が推理したのは、
たぶんラブロマンスだろうと言う事だった。

インド映画の良いところは、ストーリーは単純明快、
言葉がわからなくても楽しめるところだ。
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ボロブドゥールの仏教遺跡 その②

2006年03月27日 21時23分59秒 | インドネシア / INDONESIA
遺跡は120mのほぼ正方形の基壇の上に、
9層(基壇含む)の壇が積み重ねられ、頂上にストゥーパがある。
下から6層が方形、その上の3層が円形である。

各層に仏像や本生譚などが刻され、
各層に設けられた回廊をめぐり上るに従い仏教の教義が理解される仕組。
ほぼ方形で、相似形が順次上へ重なっている。

下から第1層は土台のような部分。
第2層から第6層には、回廊があり壁に見事な浮き彫りがある。
仏陀の前世の善行などを題材にしたレリーフは全部で1460面。

また蓮の花の台座の上に据えられた432体の仏像がある。
仏像は向いた方角によって結ぶ印(両手の形と位置)が異なる。

東向……手を地面に付ける「指地」の印(悪魔を追い払う)
     を結んだ「あじゃ如来」
西向……「弥陀定印」または「禅定」の印(瞑想中である印)
     を結んだ「弥陀如来」
南向……「満願」または「施与」の印(何でも願いを叶えてくれる)
     を結んだ「宝生如来」
北向……「無畏」または「施無畏(せむい)」の印
     (人々から恐れを取り除いてくれる)を結んだ
     「不空成就如来」

第5層では東西南北とも「法身説法印」(仏陀が説法中に結ぶ印)
を結んだ「毘盧遮那(びるしゃな)仏」に変わる。

円壇が3段積み重なった上部の3層は、
各層にストゥーパが計72基あり、
その中には写真の様な転法輪の印を結ぶ仏像が入っている。
見やすい様にか(?)ストゥーパの上部が
取り外されている物もある。

最上円壇には大ストゥーパがある。
3月24日の写真では、頂上のストゥーパの先がかろうじて見える。

 ≪ 関連記事 ≫ 

ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
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◆ 祝!初勝利! ◆ 

2006年03月26日 22時05分59秒 | スポーツ / SPORTS
ついに、やった 

日本文理高校が、新潟県に選抜大会の初勝利をもたらした。
速球派右腕が2人、チーム打率も出場32校中トップの4割3厘を誇る。
まぁ県大会の成績だから、大した事はないかもしれないけれど・・。

2番手に登場したエースの横山投手は、
縦に落ちるスライダーがかなりキレが良かった。
打線もチャンスを逃さない集中力で、高崎商に4-3で逆転勝ち。
この調子で、もっともっと勝って欲しい。

          

今年で78回を迎えた春の甲子園大会、
なんと過去1度も勝った事がないのは新潟県だけだった。
知らんかった・・・。

これはいいわけだが、選抜大会の出場は一県一校でないため、
選抜大会は78回目だが、新潟県勢が出場したのはたった7回だ。
 (北信越大会は、新潟、長野、富山、石川、福井の5県で、
  出場できるのは2校。)
新潟県代表が北信越大会ですら勝てないのだから、
基本的にあまり強くないと言う事になる。

雪が深いので満足に練習が出来ないのは仕方ないが、
そんな事は言い訳にはならない。
北海道東北地方の各県だって条件は同じだから。

          

私は高校時代ソフトボール部だったのだが、
降雪の季節には体育館や廊下、合宿所が主な練習場所だった。
内容は、ランニング、軽いキャッチボール、ウエイトトレーニング、
トスバッティング、バント練習などで、
守備練習や連係プレイの練習は出来なかった。

天気のいい日にグラウンドの雪の上で、
長靴を履いて練習した事もあったが、
狭い範囲のフライを取る練習は出来たが、
ゴロの練習はもちろん出来なかった。

唯一良かったのは、頭から飛び込んでボールをキャッチしても、
雪の上だから怪我がなかった事かな。

          

ちなみに我が母校は、夏の甲子園大会に初出場し、
20数年ぶりに新潟県に1勝をもたらしたと言うことで、
当時は話題になったが、それからすでに20年以上も経っている。
 (私が入学する以前の事。)
なお、その後は低迷が続いており、
県大会の地区予選でもコールド負けするほどである。
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今日のカレー(No.46) ~うどん~(五反田)

2006年03月25日 21時17分59秒 | カレー / CURRY
今日は、curryvaderさんのオフ会[EEL]に参加。
カレー屋なのに、なぜか店名は「うどん」にやって来た。

店名の由来は、開店する時になんと言う名前にしようかと
考えたが名案が浮かばない。
そこで甥っ子に聞いたところ一言「うどん!」。
じゃぁ「うどん」にしよう!、と。

          

住 所:東京都品川区西五反田2-31-5
電 話:03(5434)2308
最寄駅:JR山の手線 五反田駅

<食したメニュー>

   春のスープカレー 1000円
   カレー玉子     100円

<店内の雰囲気>

カウンターのみ13席。
ラーメン屋の様な雰囲気の白いカウンター。
店内に飾り気はない。
真面目そうなマスターがやっている。

<感想と評価>

メニューによるとカレーは、
スープカレーと欧風?とろみカレーの2種類がある。

特別メニューには春夏秋冬、季節のカレーがある。
今日は、春カレーをいただく。
具は、ざっくりと刻まれたセロリ、アスパラ、ししとう、
小柱、鳥のひき肉がバランスよく入っている。
新陳代謝が良くなりそうな辛さ。うっすらと汗が・・。
かなりスパイシーであり、コクもある。

最初はスープカレーとライスを別々に食べてみる。
スープカレー初心者である私にとって、
ちょっと新鮮な食べ方だった。

硬めのライスにかけてみると・・
いつも食べなれているシャバシャバなインドカレーと
それほど違和感のない感じになった。一安心。

トッピングでカレー玉子(ライスに乗ってる茶色い物体)を追加。
とろみカレーに漬け込まれた、濃~い味わいの玉子。
スープタイプとは全く違ったとろとろな味わい。
深くて濃い味に、少々ひかれるものが・・・。
2つのタイプを味見できて良かったかも。

ライスは普通盛でも、かなり多いです。

 評価は◎ 
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。
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ボロブドゥールの仏教遺跡 その①

2006年03月24日 22時38分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にある、世界最大の大乗仏教遺跡。
ジョクジャカルタの西42Km。
780~833年にシャイレーンドラ朝によって建造された。

どれくらい大きいかと言うと・・・
全体は、自然の丘を200万個の石で覆った
9段の階段状ピラミッド。この石は規格化された、
質の粗い黒灰色の安山岩ブロック。
底面は119mのほぼ正方形で、高さは35m。

近くに行けば行くほど、そのスケールの大きさに圧倒された。
写真はパノラマサイズだが、
カメラのフレームに入れようと後ろに下がっても下がっても、
全体が入りきらなかった事を覚えている。

建設の目的については、ストゥーパ説、曼荼羅説、
霊廟説などがあるが、わかっていない。
ただボロブドゥールの語源は、
「丘の上の僧房」を意味すると言われる。

            

遺跡の敷地内にあるマノハラホテルに宿泊すれば、
その宿泊日数分の入場料金(10US$/1日)も含まれる。
ボロブドゥールで一番いいホテルだが、
1泊3000円ほどで泊まれる。
コテージ型の部屋は狭かったが・・・。

日の出の前に遺跡に行けるし、
日没後はライトアップされた遺跡を
レストランでキンキンに冷えたビールを飲みながら、
見ることが出来る絶好の立地条件なのだ。
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プランバナンの仏教寺院 その②

2006年03月23日 22時42分59秒 | インドネシア / INDONESIA
プランバナンの北東2kmにあるプラオサン寺院。
その形がシヴァ神殿「ロロ・ジョングラン」と似ていることから、
プランバナン寺院群と同時期に建てられたと言われるが、
こちらは仏教寺院である。

9世紀中ごろ、仏教国のシャレーンドラ王朝の
王女プラーモ・ダヴァルダニーが
ヒンドゥー教国のマラタム王朝のラカイ・ピタカニ王へ
嫁いだ際に立てられた寺院。

北側に236基のストゥーパ(仏塔)と
116棟のペルワラ(小祠堂)があり、
南側には69基のストゥーパと16棟のペルワラがあり、
僧院だったと言われている。

現在は、写真の様な寺院が2つだけ残っており、
ストゥーパとペルワラの残骸に取り囲まれている。

寺院の中には、蓮華座に座った仏像が祀られているが、
外側の壁にはヒンドゥー教っぽい立位の神様(仏像?)が
彫刻されている。その顔は、どれもとても綺麗だった。
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プランバナンの仏教寺院 その①

2006年03月22日 22時08分59秒 | インドネシア / INDONESIA
この写真の寺院は、カラサン寺院。
別名:ワット・ケークとも言われている。

インドネシアのジャワ島、プランバナンの西南西2kmにある仏教寺院で、
出土した「カラサン碑文」によると、
この寺院は778年、ヒンドゥー教国サンジャヤ朝の国王が、
仏教国シャイレーンドラ朝の王女と結婚したことを
祝って建てられたらしい。

当時はシャイレーンドラ朝が、
仏教寺院群ボロブドゥールを建てようとしていた頃
(ボロブドゥールの建設は780~792年) に当たり、
勢いの強かったシャイレーンドラ朝に
従属せざるを得なかったサンジャヤ朝の状況を示しているように思われる。

シャイレーンドラ朝没落(9世紀前半)後、
改築が重ねられ、現在の形になったのは9世紀半ばと言われてる。

ヒンドゥー教と仏教とが融合した寺院で、
壁には仏教的なレリーフが多い。
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伊藤武講演会 「ハタ・ヨーガの真実と人体の神秘」

2006年03月21日 21時51分59秒 | ヨーガ / YOGA
伊藤武氏のワークショップに行って来た。
(写真は、持参した著書に書いてもらった絵とサイン。)

会場では、著書の販売もしていたのだが、
私は大部分を所有しているので、
サインをもらう為だけに買うのは・・・ちょっと・・・
と思っていたら、特別に持参した物でも良いとの事。

 やったね。持って行って良かった!
絵はガネーシャ神が大根を持っているんだそうだ。

           

今回のテーマは、「ハタ・ヨーガの真実と人体の神秘」。
著書「秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ」に書かれている、
「マルマ」を意識したヨーガのアーサナ(ポージング)も
いくつか実践してくれた。

「マルマ」とは、インドのサドゥー直伝のつぼや急所の事で、
これを効果的に刺激しながらヨーガを行うと、
より効果的だと言う事だ。

ただポースだけ取っているのでは、
ストレッチや柔軟体操と同じであって、
これは決してヨーガではない。

ヨーガとは呼吸が伴って、初めて本当の効果がある。
だからだいたいのスクールで、最初に習うのは呼吸法である。

           

伊藤武氏の著書はたくさんあり、
下記の物以外にも「身体にやさしいインド」や
「こころを鍛えるインド」もいい。

ヨーガもインド武術からアプローチしていたり、
かなりユニークである。興味のある人はどうぞ。

私も先週から、ゆるゆるとヨーガを再開した。
アーサナによっては、手術の傷跡がちと痛む事もあるので、
無理せず一番運動量の少ないクラスに行っている。
特に反りのポーズは、まだ傷が引きつる。

ヨーガは個人の物。自分のペースで行うのが基本だから、
インストラクターや周りの人にとらわれず、
マイペースで行えるのがいいのかな。

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プランバナンのヒンドゥー寺院

2006年03月20日 22時40分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にプランバナンという世界遺産がある。
そこはヒンドゥー教寺院の遺跡がある。
それは、仏教遺跡ボロブドゥールと並んで、
ジャワ島観光のハイライトである。
場所はジョグジャカルタから17Km、
ソロからならバスで2時間くらい。

         

856年にサンジャヤ朝のピカタン王によって建造された
写真の一番高い寺院が、シヴァ神殿を持つロロ・ジョングラン寺院である。
高さ47mのピラミッド型の塔をもち、
回廊の欄楯(らんじゅん)壁面には「ラーマーヤナ」を題材にした
浮彫がほどこされている

そして、この寺院には、こんな伝説がある。

ボコ(プランバナンの近隣)の王子が、
プランバナンのロロ・ジョングラン姫に一目ぼれをした。
困った姫は、一晩で1000の寺院を建てたなら、
妻になると言う約束をしてしまった。

ところが王子は精霊の力を借りて、
夜明け前に999の寺院を造ってしまった。
約束の1000まで、あと一つ・・・。

そこで姫は知恵を働かせて、
待女に命じて米を臼で挽かせた。
するとニワトリが、朝が来たと勘違いをして鳴き始め、
日光を嫌う精霊は地中に帰ってしまった。
怒った王子は姫を石に変えてしまったそうな・・。

          

寺院の中には、ヒンドゥー教の神々が祀られている。
東側にシヴァ神、西側にガネーシャ神、
南側に聖者アガスティア(シヴァ神の導師)、北側にドゥルーガ神。
この「ドゥルーガ神」は、姫が石に変えられた姿と言われている。
他にはブラフマー神、ナンンディ像もある。

◆豆知識◆

プランバナンとは、「プラ:たくさんの」+「ブラフマナ:僧侶」、
ロロ・ジョングランとは、細身の処女の意味である。
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クアラ・ルンプールのヒンドゥー寺院 その②

2006年03月19日 21時00分59秒 | マレーシア / MALAYSIA
クアラ・ルンプールの中心からバスで30分位行った所にある、
ヒンドゥー教の聖地バトゥ・ケイブ

タイプーサムの時にはトランスしたヒンドゥー教徒が、
昨日、紹介したチャイナタウンにあるスリ・マハ・マリアン寺院から
山車を引いて歩いてくる。

全体が岩山のようになった寺院のようなもの。
洞窟の入口へと続くこの写真の階段は272段。

階段を登りきった所には、
この洞窟の神様ムルガンが立っている。

洞窟の中は意外に広く2つのフロアからなっており、
それぞれのフロアに寺院があるのだが、
とりだてて写真に撮るほどの事もなかった。

岩の間にはガネーシャやシヴァや、
カラフルな色に塗られた神々の像が祀られていて、
ちょっとテーマパークチック。

       。。。  。。。

そして・・・何処から来たのか、
庭には2羽、ニワトリがいた。
「ニワニワ、ニワ、ニワトリガ、イタ。」
観光客が捨てたごみをあさっていた。
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クアラ・ルンプールのヒンドゥー寺院 その①

2006年03月18日 20時59分59秒 | マレーシア / MALAYSIA
クアラルンプールにもインド人街がある。
トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りがそれだ。
CDショップがたくさんあり、
私的には、かなりいい感じのインド人街だ。

しかし、そこにはヒンドゥー教寺院はない。
写真のスリ・マハ・マリアン寺院があるのはチャイナタウンだ。

毎年1月~2月の満月の夜に行われる
「タイプーサム」と言う、ヒンドゥー教の祭りがある。

トランス状態になったヒンドゥー教徒が、
身体に針やフックを刺し、その先にくくったロープで、
山車をこのスリ・マハ・マリアン寺院から
バトゥ・ケイブまで引っ張るのだ。(痛そう・・。)

あまりに危険な為インドでは禁止されている。
この祭りが行われるのは、
クアラルンプールとシンガポールだけである。
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ジョホール・バルのヒンドゥー寺院

2006年03月17日 21時37分59秒 | マレーシア / MALAYSIA
シンガポールから国境にある約1Kmのコーズ・ウェイを渡って、
マレーシアに入国するとそこがジョホール・バルである。
ジョーホール・バルへは2回行っているが、
いずれも日帰りだった。

入国するとすぐに観光タクシーの群れが待ち構えている。
しつこい客引きを振り切って行くと、
街角には両替屋が何軒もある。

数時間滞在するだけのマレーシア。
そこで、わずかばかりの両替を済ませて、
さらに街中へ進んで行くと、
メルリン・タワー等のショッピングセンターの、
高層ビルの裏手に、この寺院が現れる。

寺院の周りには、お供え物や花を売る露天もあり、
インドの匂いがする。

シンガポール、マレーシア、タイ等にあるヒンドゥー教寺院は、
みな南インド式である。
それだけ、南インドからの移民が多いせいだろう。
見かける姿は色の黒いドラビダ系の人だ。
比較的、北インドの人は色が白い。
(そりゃぁ、日本人よりは黒いけど。)

残念ながら寺院の名前はわからない。
ガイドブックにも「ヒンドゥー教寺院」とあるだけだし、
その辺のインド人に聞きもしなかった。

           

寺院の門を入ると左側に足を洗う場所がある。
知らずに入って行くと、入口にいるおじさんが教えてくれる。
サンダルはそのへんに脱ぎ捨てて、足を洗う。
インドと違って下足預かり所はない。
したがって、お金を取られる事もない。

そして裸足でこのゴープラム(塔門)への階段を登る。
内部には色とりどりにカラーリングされた神々がいらっしゃる。
なかなか見事な寺院だった。
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