2020年に公開されたスーパー・スター:ラジニ・カーントの、
167作目の映画である。もちろんインドでヒンディー語版を観た。
しかし・・・日本語字幕で観られるのであればありがたい。
ラジニ様の大ファンである事ももちろんだが、ヒンディー語では
理解できなかった部分の確認のためにも足を運んだ。
振り返ってみれば・・・珍しくストーリーはほぼ合っていたので
安心したぁ~、これはストーリーが単純明快だったと言う事か。
タイトルはウルドゥー語で「裁判所」であるが邦題は「復讐人」、
ポスターには俺が裁くとの説明もあるので原題に忠実か。
(私は原題とかけ離れた邦題には反対派)
新宿ピカデリーは土日は満員御礼だったらしいが、
水曜日はレディースデイだったがかなり空いていた。
<ストーリー>
ラジニ様演じるムンバイ警察のアディティア・アルナスラムが、
連続的に凶悪犯を射殺するシーンから始まる。裁判の始まりか。
そしてアディティアがなぜ、悪党を処刑していくのかが、
明らかにされていく。
ムンバイ警察へ赴任を命ぜられたアディティアは娘のヴァッリ
(ニヴェタ・トーマス)と主にムンバイへ引っ越していく。
ムンバイでアディティアは少女を誘拐し、
薬漬けにした上で性風俗で働かせるマルホトラ(プラティーク・
バッバル)の一味を暴き、次から次へと女性を解放していく。
中核のマルホトラの息子のを逮捕したが、
ナーシク刑務所にいたのは身代わりだった。
タイに高跳びした息子をアディティアはタイ警察を使って逮捕、
ナーシクへ連れ戻し処刑させる。
ところが処刑された息子はマルホトラの実の息子ではなく、
ハリ・チョープラ(スニール・シェッティ)の息子だった。
チョープラは27年前、ムンバイで大勢の警官を殺害し逃亡していた。
息子を殺されたと知ったチョープラはムンバイに戻り、
マルホトラを殺害しさらにアディティアを狙う。
そしてアディティア親子の乗ったタクシーにダンプカーを追突させ、
二人に重傷を負わせる。アディティアは一命をとりとめるが、
娘のヴァッリは脳に致命傷を負っており、
2時間以内に死亡すると医師から告げられる。
ヴァッリは父への最期のメッセージを動画で残す。
娘を殺されたアディティアだが黒幕がチョープラである事を知らず、
マルホトラに関係する人物を処刑していく。
チョープラは警察官を襲撃させ大勢の犠牲者が出て行く。
アディティアはマルホトラの家を襲撃したが、
マルホトラが死亡している事を知り、
誰が警官襲撃をさせているのかを調べ始める。
そこでチョープラが浮かび上がった。
チョープラに呼び出されたアディティアは、
27年前の警官殺害の場所へ行き直接対決をする。
そこには27年間途切れる事のない祈りを捧げる。
被害者の家族が大勢いた。
人質を取られた形になったアディティアだが・・・
チョープラとの一騎打ちを制しムンバイ警察の権威と
街の平和を取り戻す。
御年69歳のラジニ様が軽やかな身のこなしでステップを踏み、
アクションをこなす。1995年ムトゥ(邦題:踊るマハラジャ)
の時は45歳でおちゃめなおじさんだったのだが・・・。
あまり変わっていないと思うし、若いなぁ。
さすがはスーパースターである。
ロボット2.0にはアクシェイ・クマール、この映画では
スニール・シェッティとヒンディー語映画の俳優を起用しているが、
スニールの渋い悪役ぶりもカッコ良かった~。
日本滞在中に上映されるインド映画を限り日本語字幕で観たい。