カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ラール・ラング~

2020年10月31日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2016年の作品、タイトルはヒンディー語で「赤い色」。

2002年にハリヤナ州で実際にあった血液の闇取引の話。

主演はハリヤナ州出身のランディープ・フーダ、
インドでは州ごとに言語が変わり、同じ州内であっても、
多数の方言や訛があるので、現地の出身者をキャスティングする事は
リアリティを出すためには重要であると言えると思う。

  <ストーリー> 

2007年ハリヤナ州カルナル、ラジェッシュ(アクシェイ・
オベロイ)が病院に入って行く。そこで一人の男を見る。

5年前、学生だったラジェッシュ(アクシェイ・オベロイ)は、
学校でプーナム(ピア・バジペイ)に出会う。同じ大学には、
シャンカル(ランディープ・フーダ)もおり、ラジェッシュを
仲間に引き込む。

シャンカルは血液の違法取引をしており、
そのために医学部の学生になって関係者を引き込んでいた。
ラジェッシュはプーナムと付き合う為にお金が必要になり、
シャンカルの仕事を手伝うようになる。

シャンカルは貧しい人の血液や献血で得た血液を、
医療機関に高値で卸して大金を稼いでいたが、
弱い者の味方で人気があった。

ラジェッシュはプーナムとの結婚資金を調達するために、
大金を要求するようになり、ついにはシャンカルを出し抜き、
直接取引を始める。

違法取引に気がついた警察は血液の運び屋を逮捕する。
そして仲間たちにも捜査の手が及び始めると、
シャンカルは行動を控えるようになる。

ラジェッシュは結婚式の前日シャンカルに会いに行き、
謝罪するが、結婚する事を聞いたシャンカルは、
仲間が逮捕されないように自らが全ての責任を取り、
警察に出頭する。

5年後、ラジェッシュはプーナムが出産した子供と一緒に
帰宅する。そこには出所したシャンカルが来ていた。
ラジェッシュは子供にシャンカルを名付けた事を伝える。

 硬派な役どころが多かったランディープだが、
 見事なまでのチンピラぶりだった。思っていたより、
 演技の幅が広くていい役者かも。当時40歳くらいだけど、
 医学部の学生だから30歳くらいに見えてもいいのかな。
 
 アクシェイの方も真面目な第一印象から、
 いっぱしの犯罪者になり、堅気になるまでの変化は、
 表情や身のこなしに現れていた。

 まぁこの作品が何が言いたいのか?と言われると・・・
 と思うけど、主役2人は良かったと思う。

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【インド映画】 ~リスク~

2020年10月30日 22時02分59秒 | 映画 / MOVIE

2007年の作品、タイトルは危険。
ムンバイにおけるアンダーグラウンドのボスと、
対決する警官のストーリー。よくあると言えばそれまでだが、
大臣や政治家、汚職警官をも牛耳っている大物と
それに立ち向かっていく正義の警官。

ヴィノド・カンナーはアクシェイ・カンナーの父親。

  <ストーリー> 

スルヤカント(ランディープ・フーダ)はムンバイ警察の
エンカウンター・キリングのスペシャリストである。

ムンバイのアンダーグラウンドはバンコクを拠点とする
カリド(ヴィノド・カンナー)によって支配されていた。
カリドは敵対するナイドゥ(ザキール・フセイン)の事務所を、
襲わせ手下を始末させる。

スルヤカントはカリドを逮捕するために手下達を一掃し始める。
カリドは自分と通じているムンバイの内務大臣に働きかけ、
政治家のデヴキ(シーマ・ヴィスワズ)と警察署長を使い、
無実の2人を射殺したとしてスルヤカントを陥れる。

逮捕されたスルヤカントはカリドが大物である事を思い知る。
カリドはスルヤカントを利用する事にし、
自分の為に働く事を条件に復職させる。

スルヤカントはナイドゥ一味を次々に始末する。
しかしカリドの弟アルバーズ(ヤシュパル・シャルマ)は、
スルヤカントを信用しておらず手下のハリ(マカンンド・
デシュパンデ)と共にムンバイへ来て自らの手で、
ナイドゥを始末する。そして内務大臣さえも自分達にとって、
危険な人物であるとしてスルヤカントに始末するよう話す。

スルヤカントはハリとアルバーズを始末した後で、
内務大臣を撃ち、アルバーズが内務大臣を撃ったため、
エンカウンター・キリングでアルバーズを射殺した事にした。

タイではカリドがムンバイで起きた事件の首謀者として逮捕され、
ムンバイへ移送される。カリドは留置場の中から手下に指示し、
ムンバイ警察の警官と家族を殺害する。そして面会に来た
スリヤカントをも殺害するように指示を出す。

スリヤカントはカリドが無罪になる事を知り、
この場で殺害するしかないと考え、入室時に預けた拳銃を受け取り、
弁護士を人質にとって留置場へ向かいカリドを射殺する。

 ヴィノド・カンナーさすがの存在感だった。
 今まで認識していなかったけれど。冷静沈着なカリドと、
 激情型の弟アルバーズ、好対照で良かったわ。

 ランディープは私が認識したのが遅かったんだけど、
 10年以上前から主役で出てたんだね。ちょっと
 続けて何本か観てみるわ。

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【インド映画】 ~ラング・ラシヤ~

2020年10月29日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の公開、タイトルはヒンディー語で「好色家」。
19世紀の画家ラジャ・ラジャ・ヴァルマの半生を描いた作品で、
2008年に撮影されたがヌード部分の検閲により公開が遅れた。
2010年にマラヤラム語で「マカラマンジュ」と言う作品も、
制作されている。

<ラジャ・ラヴィ・ヴァルマ>
1848~1906年、ケララ州生まれ、王女と結婚したため、
名前にラジャがつく。インドの感性とヨーロッパの技術の
融合から現代インド美術の父と呼ばれる。
神聖なるヒンドゥー教の女神に官能美を与え優雅に描いたために、
猥褻・下品であると言う反対運動もあった。
1896年に裸婦画を発表した際には大問題となった。

 

  <ストーリー> 

現在のムンバイ、絵画のオークション会場。
19世紀の画家ラジャ・ラジャ・ヴァルマの絵画も
オークションにかけられている(が、裸婦像の胸にボカシが)。
会場の外には作品が猥褻であると民衆がおしかけている。

 実際に画家が描いている時も胸の部分にはボカシがかかり、
 完成品にもボカシがかかっていたが、インドで個展とか
 行われる時にもボカシかかるのかしら?
 ちなみに美術館などでは絵画や彫刻はそのまま展示されている。
 映画とかTV放送だけかな。絵画は良いと思うけど・・・。

1896年ムンバイ、スガンダ(ナンダナ・セン)をモデルに
ラヴィ(ランディープ・フーダ)が絵を描いている所に
イギリス人の警官がやって来てラヴィを逮捕する。

法廷:ラヴィの人生が語られて行く。
子供の頃から絵を描くのが好きだったラヴィは、
王様に腕前を認められ、18歳で王女の婿となる。
1873年にウィーンの展示会で賞を受賞した後、
王位を継承する。その後様々な女性達と関係を持ち、
モデルとして絵を描き続ける。

前王が亡くなった際に王家を追われたラヴィは実兄と共に、
ムンバイに移り新しい人生を歩み始める。ある日、寺院で
スガンダを見たラヴィは創作のインスピレーションを得て、
モデルになって欲しいと依頼する。

噂を聞いたグジャラート州バローダラの王がラヴィを呼び、
屋敷に飾るためにマハーバーラタとラーマヤーナの
絵を描いて欲しいと依頼する。ラヴィはラジャスタン州、
カジュラホー、バラナシへと旅に出て絵を描き上げる。

1894年、新聞社のフレニー(フェリーナ・ワジール)に
セトゥ(パレシュ・ラワット)を紹介してもらい、
リソグラフ印刷を開始する。これによりインド全土津々浦々へ、
印刷された作品が行き渡っていった。

法廷:神をお金のために商用化した罪は重いと主張する原告側。
神への冒涜だとして印刷所は放火され損失を負うが、
ビジネスを追求するセトゥの協力により印刷は再開される。

スガンダをモデルにした裸婦画も販売され、
スガンダは無断で販売したとラヴィに詰め寄る。

法廷:スガンダは自分が裸婦像のモデルであった事を認めた上で、
ラヴィは本物の画家であると述べ自宅へ戻る。

ラヴィは自分が創作の為に訪れたカジュラホーやコナーラクの
寺院に掘られた神々の彫刻(男女交合像)のスケッチを示し、
それのどこが猥褻であるのか?を問う。

ラヴィは無罪となり結審したが、スガンダは証言の後、
自宅で首を吊ってしまっていた。

オークション会場に民衆がなだれ込み作品を破壊する。

 ラジャ・ラヴィ・ヴァルマについては全く知らなかったので、
 バローダラのラクシュミ・ヴィラ・パレスには行っているが、
 残念ながら・・・絵画の類は気がつかなかった・・・。
 映画は伝記を元に脚色されているようだ。

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【インド映画】 ~ラブ・ブレークアップ・ジンダギー~

2020年10月28日 21時54分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、タイトルは「恋愛・別離・人生」。
4組のカップルのそれぞれの恋愛・別離・人生を描いている。

キャスティングは地味であるが、ゲストが凄い。
シャー・ルク・カーン、ボーマン・イラーニ、
リテッシュ・デシュムク。

  <ストーリー> 

デリーに住むジャイ(ザイード・カーン)とゴヴィンダ
(シーラス・サフカル)は同僚である。ジェイはラディカ
(パッラビ・シャルダ)と婚約中で結婚予定である。

ムンバイに住むナイナ(ディア・ミルザ)も婚約中である。
二人は単独でチャンディーガルで行われる友人アルジュン
(サッティヤディープ・ミスラ)とガヤトリ(アウリトラ・
・ゴーシュ)の結婚式に出かける。

ゴヴィンダはそこでシーラ(ティスカ・チョープラ)を気に入り、
親しくなろうとする。

ところがアルジュンの祖母が突然亡くなってしまうが、
結婚式はそのまま行われた。ナイナは婚約者のドゥルヴ
(ヴァイバヴ・タルワール)が迎えに来て一緒に帰って行く。

デリーに戻ったジャイはラディカと結婚すべきかを考え、
ラディカに問う。単に結婚がしたいのか? 
それとも僕と結婚したいのか?と。

ラディカの答えは、2年間に渡ってジャイの家族21人の 
誕生日を覚えた。それなのに・・・と。

 どうよ、これ。誰でも引くなぁ・・・・。
 絶句。愛してるんじゃないんだ。

と言うわけで、二人は別れる事にする。

一方、ムンバイに戻ったナイナ、写真家として自立しているが、
ドゥルヴがシンガポール副支店長になる事が決まったため、
シンガポールに移住する事を前提にプロポーズをされる。
迷ったナイナに母親が言う、頭でなく心で考えなさいと。

出張でムンバイに来たジェイはナイナに連絡し、
婚約者と別れた事やゴヴィンダとシーラの事を話し、
ムンバイを観光する。ナイナとジェイはナイナの友人リトゥ
(ウマング・ジャイン)の真実の愛を見つけるために、
BF達の元に同行する。最後に尋ねたのがクナル(リテッシュ・
デシュムク)で上手く行ってしまう。

ゴヴィンダはシーラの家に行き父親(ボーマン・イラーニ)に会い、
シーラをデートに連れ出す。

ジェイのミーティング相手はシャー・ルク・カーンだった。

ナイナとジェイは帰り道で子犬を拾いナイナが飼う事にしたが、
シンガポールから早めに帰ってきたドゥルヴは犬アレルギーだった。
ナイナはジェイの事が気になり始めていた。ジェイがデリーに戻る
前日、ドゥルブも二人を見て良い雰囲気な事に気づく。

ナイナがガヤトリーに相談していた事でアルジュンとゴヴィンドが
ジェイの元にやって来てナイナに自分の気持ちを伝えるべきだと言う。
3人はナイナの家に駆け付ける。

ナイナに気持ちを伝えるジェイだがナイナは応えられない。
ドゥルブはナイナの日記を読み始める・・・。
ドゥルブはナイナの気持ちの変化を知っていたため、
わざとナイナに決断を迫らせるように仕向けていたのだった。

アルジュンとガヤトリー、ゴヴィンドとシーラ、ジェイとナイナ、
リトゥとクナル。全てのカップルがそれぞれの幸せをつかみ
ハッピーエンド。婚約破棄になってしまったドゥルブとラディカは、
可哀そうだけど・・・。

 実はナイナに比べて相手役のドゥルブが地味だなぁ・・・
 と思っていたのだが、いい人じゃん。
 
 前日の作品は豪華キャストで内容がなく、
 こちらは地味なキャストでいい映画だった。
 頭でなく心で考えよ・・・いいこと言うなぁ。
 常に心で考えてるんだけどなぁ・・・(笑)。

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【インド映画】 ~サンキュー~

2020年10月27日 21時53分59秒 | 映画 / MOVIE

2011年の作品、カナダを舞台にした3組の夫婦と
男1人の恋愛コメディ。3人の夫はそれぞれに
複数と浮気をしており、ドタバタがくり広げられる。

主役を張れるアクシェイ・クマール、スニル・シェッティ、
ボビー・デオルときて、まさかのイルファン・カーン。
こんな豪華キャストでどんだけ馬鹿げた事をやるのかと、
まぁハッキリ言って内容はないよー。

  <ストーリー> 

ラージ(ボビー・デオル)とサンジャナ(ソーナム・カプール)、
ヴィクラム(イルファン・カーン)とシヴァニ(リミ・セン)、
ヨギ(スニル・シェッティ)とマヤ(セリーナ・ジャイトリ)
の3組の夫婦はカナダに住んでいる。ヴィクラムは
ラージとヨギのボスで、3人でビジネスをしている。

ある日、サンジャナ、シヴァニ、マヤが会い、サンジャナが
ラージの女性問題で悩んでいる事を聞いて、マヤの友人の
浮気調査専門の私立探偵キシャーン(アクシェイ・クマール)に
相談する事を勧める。キシャーンの調査結果はサンジャナを、
納得させることができず、サンジャナは激怒する。
逆にキシャーンはサンジャナを気に入ってしまう。

キシャーンはニューイヤー・パーティにラージのGF全員を呼び、
真実を暴露しようとするが、ヴィクラムとヨギの連携プレイで、
失敗してしまう。ところがラージとヴィクラムは事を収めようと、
キシャーンに依頼に来る。キシャーンはヨギをサンジャナに近づけ、
偽造した動画を使いラージとヴィクラムに見せる。
誤解した二人はヨギと愛人の密会現場をマヤに教える。

浮気現場に乗り込まれたヨギはラージとヴィクラムが、
チクった事を知りキシャーンの協力者となる。
ところが浮気相手が多いと言う事はそれだけリスクも多い、
と言う事で・・・ラージは浮気相手の家で旦那が帰宅し、
ベランダに出たが、キシャーンが警察やTV局を呼んでしまう。
TVを見たヨギは大喜びし、サンジャナはショックを受ける。

ヴィクラムは芝居をうち自分とラージは諜報部員で、
全てが捜査の為だったとしてサンジャナを騙す。
キシャーンは二人の妻の前でその嘘を暴くと、
ショックを受けたサンジャナはナイアガラの滝で自殺を図るが、
キシャーンが自分の筋書通り助ける。

キシャーンはシヴァニに入れ知恵しヴィクラムの財産を、
シヴァニ名義に書き換えさせる。そしてヨギを使って、
サンジャナにBFができた事をラージに伝え嫉妬させる。

家を追い出されたヴィクラムとサンジャナが帰ってこないラージは、
困り果ててヨギと共にキシャーンの元を訪ねるが、
キシャーンは更に懲らしめるために作戦を仕掛ける。

サンジャナの謎のBFを追跡した3人は誤ってギャングのキング
(ムケーシュ・ティワリ)の家に行ってしまうが人違いだと知る。
キシャーンのオフィスへ行った3人はそこにあった譜面から、
追っている人物がキシャーンであると気が付いてしまう。
そこへキシャーンとサンジャナが現れラージと対決する。

サンジャナは離婚を要求しラージは応じたものの暴れ、
3人は警察に逮捕される。ラージはキシャーンを殺す事を決め、
キングから拳銃を受け取り式場へ向かいキシャーンを撃つ。

ところがラージとサンジャナと書かれた名前を見て、
サンジャナがもう一度自分と結婚しようとしていた事を知る。
撃たれたキシャーン生き返り拳銃が空砲だった事を明かす。

サンジャナの母親がキシャーンに何故サンジャナの為に、
このような仕事をしたのか問う。キシャーンは自分の過去を話す。

キシャーンは妻と幸せな家庭を築いていたが、
やはり3人と同じように浮気を繰り返していた。
それが妻にバレてしまい妻が自殺してしまったのだった。
それからキシャーンは自殺した妻のように苦しんでいる女性を、
助けるために仕事をする事で罪滅ぼしをしようと考えたのだった。

残されたヨギとマヤ、ヴィクラムとシヴァニも、
やり直す事を決めた。

 こんなに豪華キャスティングで、しかもカナダ(バンクーバー、
 トロント)ロケ、お金をかけたわりに、イマイチ面白くない。

 役者とは人を騙す仕事だから、プレイボーイだったアクシェイ、
 あんたがこの役かよ・・・と思ったのだが、まぁいいか。

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【インド映画】 ~サン・オブ・サルダール~

2020年10月26日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2012年の作品、タイトルは直訳だと「サルダールの息子」。
邦題は「ターバン魂」のようだ。

サルダールとはシク教の男性の事、ターバン被った人ね。
シク教徒と言うとプロレスのタイガー・ジェット・シンだから、
幼少の頃の私には怖い人のイメージがこびりついており、
最初の頃はターバンみると怯えたわ。

1923年のバスター・キートンの無声映画「荒武者キートン」に、
触発された2010年のテルグ語映画「マリャーダ・ラマンナ」
(あなたがいてこそ)のリメイク版で、マラヤーラム語、
ベンガル語、カンナダ語でもリメイクされている。

  <ストーリー> 

ロンドンに住むシク教徒のジャシー(アジェイ・デーブガン)が、
バーで大暴れしていた時にインドから手紙が届く。
父親が残したパンジャーブ州の土地を相続するために、
インドに行かなくてはならない。バーのオーナーは、
ジャシーに25年前のいきさつを聞かせる。

ジャシーの家ランドワス家はサンドゥス家と敵対関係にあり、
大きな抗争の時にジャシーの父親とサンドゥス家の叔父が、
亡くなっていた。ちょうどそれはサンドゥス家のビルー、
(サンジェイ・ダット)とパミ(ジュヒー・チャウラ)の
結婚式の日だったため、ビルーはジャシーを殺すまでは
結婚しないと言う誓いを立てた。

ジャシーの母親はジャシーを連れてロンドンへ逃げたのだった。
ジャシーは25年も経っているので心配ないと言うが、
ビルーは2人の弟と共に今でもジャシーを探していた。

インドに着いたジャシーは列車の中でスフ(ソナクシー・
シンハ)に出会い恋に落ちる。
目的の駅に着き列車を降りる時にスフがカメラを忘れた事に、
ジャシーが気付くが、行ってしまった後だった。

ジャシーは相続した最古の寺院の裏手の土地に行くために
近くにいたビルーの弟トニー(ムクル・デヴ)の車に乗り、
道中で名前を聞かれフルネームを答えたため
殺そうと探している相手だと気づかれる。

寺院に到着したジャシーはビルーに会い一緒にスフがいたため、
客人として自宅に招待される。そこにトニーが帰宅し経緯を話す。
ビルーはジャシーを殺そうとするが、客人は神であると言う
家訓に従い屋敷から出てから殺そうと言う事になる。

ジャシーもその家がサンドゥス家である事を聞き、
自分が家の中にいる限りは殺されない事を知る。
屋敷から出たくないジャシーはあの手この手で留まろうとする。

ジャシーは隙を見て警察に連絡し一緒に逃げようとしたが、
警察はビルーと通じていた。ジェシーは隙を見て馬で逃げるが、
ビルーの馬だったため屋敷に引き返してしまう。

そしてパンジャーブ州の春祭りローリーの日、
スフは親友のボビー(アルジャン・バジワ)と婚約が発表される。
ジャシーはビルーに過去の経緯はどうあれ自分と母親は
サンドゥス家を許していると言うが、ビルーはランドワス家を
許すことはできないと答え、グルドワラ(シク教の寺院)に
行くためには屋敷から出る必要があると伝える。

グルドワラでスフはボビーにジャシーを愛していると伝え、
ボビーも知っていると答える。それでもなぜ結婚するのか?と問うと、
パルがジャシーの命を救うためだと代弁し、
ジャシーがランドワス家の息子だと伝える。、
そしてボビーとパルに見送られてジャシーの元へ向かう。

婚約式に行かなかったビルーの家族と手下はジャシーを襲い、
格闘している所へスクが現れる。二人は気持ちを確認する。

ジャシーはビルーと決着をつける必要があると言い、
グルドワラへ行く。ビルーも決着をつけようとし、
二人は格闘するが最終的に屋敷の中に戻ってきてしまう。

そして認知症のビルーの母親のスイッチが切り替わり、
宿敵はどこにいるのか?と問い、ビルーは一生スクの面倒を
見る事を条件にジャシーとの結婚を許す。

最初と最後にサルマン・カーンがカメオ出演。

 ジャシーが屋敷に監禁(籠城か)されてからが長い。
 まぁ歌って踊ってのシーンも長いから仕方ないかもしれないが、
 私的には飽きた・・・・・。自宅で観ているので、
 途中で息抜きは自由にできるが。

 8年前、ソナクシ太ってたね。当時25歳くらいだけど。
 アクションもCGで、典型的な娯楽映画であった。

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【インド映画】 ~ヤーリヤン~

2020年10月25日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品、タイトルはヒンディー語で「友情」。
インドの東北地方にあるシッキム州の5人の大学生の話。
シッキムロケって初めて~。

もちろん行ってるけど、シッキムの印象は意外にも自由で、
独自の文化を持った良い所だった。お酒も自由に飲める。
女性も普通に仕事しているの婦人警官も多い。水が美味しい。
農作物も全て州内で自給自足、意外な事にバナナは売っていない。
交通ルールを守っているので日本みたいな道路状況。雨が多い。

「スチュデント・オブ・ザ・イヤー」でも思ったんだけど、
こんなインドに見えないセレブな大学ってあるんだね。
女子はみんなボディコン・ミニスカートってインドじゃないみたい。

  <ストーリー> 

大学の男子寮に住むラクシャ(ヒマンシュ・コーリー)は、
GFのジェニー(サラー・シン)とも楽しくやっていたが、
ちょっとした間違いからジェニーは去っていく。

ある日、学長(グルシャン・グローパー)から重大な発表がある。
オーストラリア人の実業家がカジノ建設のために、
学校の土地を買収したのだ。そして条件をつけた。
インドの学生とオーストラリアの学生をそれぞれ5人づつ選抜し、
スポーツや芸術5種目で競わせ、インドが勝った場合には、
100年間は大学として土地をリースすると言う物だった。

そこで、ラクシャをキャプテンに、ドラマーのパルディ
(シェレヤス・パルディワラ)、歌が歌えるジヤ(ニコール・
ファリヤ)、バイクを走らせたら右に出る者がいないニール
(デヴ・シャルマ)、計算に強いサロニ(ラクル・プリティ・シン)
の5人が選ばれる。

最初の3ラウンドはオーストラリアで行われるため、
5人はオーストラリアへ向かう。オーストラリアでは、
ラクシャの従兄弟で親友のデヴ(ジャティン・スリ)が迎えに来た。

第1ラウンドはバンド対決だったが、ラクシャ、パルディ、
ニールの3人は前日の歓迎会で飲み過ぎていた。しかも、
リハーサル時にインドチームの楽曲が盗まれており、
演奏されてしまう。抗議に行ったデヴは殴られ、
病院に運ばれるが死んでしまう。

しかたなくヒンディー語の歌を演奏するが、
地元オーストラリアから圧力がかかり負けてしまう。

第2ラウンドのチェスではサロニは落ち着いて勝利したが、
第3ラウンドのバイクレースでデヴの死を引きずるサロニは、
最後でヘルメットを脱いでしまい敗北してしまう。

インドの1勝2敗で残りの2ラウンドはインドで行われるため、
5人はデヴの遺灰と共に帰国する。季節は冬・・・。
ダンスの練習をするうちにサロニとラクシャは近づいていくが、
ラクシャはオーストリアでジャネット(イブリーン・シャルマ)と
良い仲になっておりサロニを拒絶する。

ホーリーの日、オーストラリアチームがやって来る。
サロニはラクシャとジャネットのいちゃつきを見て、
BFを募集しその場でキスすると言うオーディションを行う。
そこへラクシャが乗り込んで行き熱烈なキスして告白する。
ラクシャはオーストラリアの情報を得るためにジャネットと
付き合っていると言うが・・・・

ところが、実はニールがオーストラリアの移民資格を得るために、
自チームの楽曲をオーストラリアチームに売っており、
第4ラウンドのマウンテンバイクもわざと負けようとしていた。
しかしニールは脚を負傷してしまいラクシャが代わりに出場して、
かろうじて勝利する。

最終ラウンドをロッククライミング。オーストラリアチームは、
世界的にも有名な選手が登場するが、インドチームはラクシャ。
切り立つ岩山を登り山頂にある国旗を取って戻って来るのだが、
オーストラリアチームが道路を走り降りるのに対して、
ラクシャは滝を滑り降り近道をし、タッチの差で勝利する。

 設定が高原の大学と言えばどうしても、
 「スチュデント・オブ・ザ・イヤー」と被る。
 (2012年と2017年)

 一時期(今でもか?)オーストラリアでインド・バッシングが
 あったので、それへの当てつけだろうか?
 対抗戦のシーンはイマイチだし、タイトルからすれば、
 友情物語なんだろうけど、浅い感じが否めない。

 エンドロールでメイキングシーンが流れるのは良しとする。 
 劇場だとインド人は最後まで観ないから、
 家で観る時にしか観れない特典だと思う。

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今日のカレー(No.333) ~ジャガルナート ~(カイラッシュ・コロニー)【再訪】

2020年10月24日 21時52分59秒 | カレー / CURRY

この半年間で外食したのは3回くらいである。
カイラッシュ・コロニーに買い物に行ったついでの外食。
注文する時に言われて気づいた・・・ナヴラートリーだった。
ナヴラートリーとは、インドの祭りの一つで春と秋にある。
サンスクリット語でナヴは9、ラートリーは夜。

この期間中は菜食であり、断酒でもある(まぁ関係ないが)。
で、だ。ミニターリーを注文しようとしたら、
特別メニューのナヴラートリー・ターリーしかないとの事。
まぁせっかくなので言われるがまま従った。

           

住 所:S-16, 2F, Kailash Colony Market, New Delhi, India
電 話:91-11-41319991, 41319992
予 算:400Rs~

<食したメニュー>

ナヴラートリー・スペシャル・ターリー 399Rs(約640円)、
フレッシュ・レモン・ソーダ 129Rs(約205円)
別途税金5%、サービス・チャージ10%

<店内の雰囲気>

ソーシャル・ディスタンスは一応取っているようだが、
3人の顧客には1席で3人がけになるので✖印の席に座ってた。

そしてコロナなんのその、満席になった。



<感想と評価>


        
まずパパドとバターミルクが出て来た。
いつもはバターミルク飲まないんだけど、
パパドをつまみながら飲んでみたら美味しく感じられた。


       
フレッシュ・レモン・ソーダ、最近は紙ストローになったけど、
ふやけちゃうから好きじゃないな。

これが特別メニューのナヴラートリー・ターリー。
手前左より時計回りに、パーニールカレー、キール、
ポテト・フライ、フルーツ、カード、カット野菜、
フルーツ・ヨーグルト、かぼちゃのカレー、
ナスのココナッツカレー、ジャガイモのカレー。
中央はプーリー3個、ウプマ、ライスせんべい。

残念だったのは普通のライスがなかった事。
南インドミールスならば最後の〆はカードライスである。
一番美味しかったのはジャガイモのカレー、
これだけはスパイシーで辛めの味付けだったが、
他はヨーグルトも含めて甘めの味付けで・・・・
グジャラートターリーみたいだった。


        
ライスせんべいの下にワダが2個隠れていた。
とくればサンバルが欲しい所だが。

まぁナヴラートリーを祝おうと言う事で。
 
 評価は◎(胃が小さくなったか?お腹いっぱい。)
      (3段階、◎:おすすめ ○:まぁまぁ ●:う~ん)

■お断り■
 味に関しては、間違いなく主観でしかありません。(100%!)
 同意見・反対意見など、あると思いますが、
 あくまでも、私の味覚に合うかどうかなので、
 気にしないでください。あしからず。

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【インド映画】 ~バダイー・ホー~

2020年10月23日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルはヒンディー語で「おめでとう」。
高齢で妊娠した事を恥ずかしいと思う家族の話。
長男が25歳の設定なので、50歳近いと思われる。
嬉し、恥ずかし・・と言うところか。

舞台は首都デリー、これが地方ならそうかなとも思うが、
大都会でも恥ずかしいんだね。ちなみに主人公の一家が住む、
国鉄職員住宅は我が家のすぐそばだった。

実は私の友人が40代に入ってから2人目を妊娠した時、
確かに本人は恥ずかしいと言っていたが、
周りはどうだったんだろう?

  <ストーリー> 

25歳のナクル(アユーシュマン・クラーナ)は、
国鉄の車掌をしている父親ジッテンダル(ガジュラージ・ラーオ)、
母親のプリヤンヴァダー(ニーナー・グプター)、高校生の弟グッラル
(シャルドゥル・ラナ)と祖母ドゥルガ(スレーカー・スィクリー)と
デリーの国鉄職員住宅で暮らしている。同じ職場で働く
GFのリニー(サーニヤ・マルホトラ)とも順調である。

一言多い祖母が母親に対して小言を言ったある夜、
ジッテンダルはプリヤンヴァダーを慰める。
19週間後・・・体調がすぐれないプリヤンヴァダーは診療所に行くが、
妊娠5ヶ月である事が判明する。プリヤンヴァダーは産む決心をする。

ここから家族や周囲の人々との関係がぎくしゃくし始める。
ナクルとグッラルは態度が冷たくなり、周囲は冷やかし始める。
ナクルはリニーを避け始めたためリニーが自宅に来る。
事情を知ったリニーは笑いが止まらなかった。

 いやいや、そんなに可笑しい事かなぁ?
 しかも自分のBFの家族の事に対して失礼極まりない、
 と思うのは、私が日本人だからか?

親戚の結婚式に出席する時にも息子たちは同行を拒否し、
ナクルはリニーの母親の誕生日パーティに行く。
リニ―の母親はナクルの母親が妊娠している事を聞き、
そんな家族とは親戚になれないと言う。それを聞いた
ナクルはそんな家族でも自分の家族であると主張し、
その場を立ち去る。

帰宅したナクルはグッラルが学校でからかわれ殴られた事を知り、
翌日一緒に学校へ行き仕返しをさせる。兄弟は考えを改め、
生まれてくる子供について話し合う。

結婚式に出席したプリヤンヴァダーをからかった親戚を、
祖母は初めてプリヤンヴァダーを擁護し戒める。
ナクルは自宅に戻った両親に謝罪する。

職場で意識的に避けていたナクルとリニーだったが、
内心では気になっていた。プリヤンヴァダーはナクルに
リニ―の母親に謝罪するように勧める。

ナクルは謝罪に行きリニ―の母親もナクルを許す。
突然産気づいたプリヤンヴァダーは病院で女の子を出産する。
そこにはリニーも駆けつけていた。

15カ月後、よりを戻したナルクとリニーは婚約する。

 確かにまさかの妊娠で驚き戸惑うとは思うけど、
 誰もが受け入れないとは・・・そんなものなのかしら。
 最終的には丸~く収まりめでたしめでたしだった。

 驚いたのはマンゴーの食べ方だ。(そこかよ!)
 カットしたマンゴーは皮を剥かず、しゃぶっていた。
 皮を剥く時に実の部分も剥けちゃうからね~。

 リニーの家はお金持ちであったが、ナクルの家を訪ねた際、
 「チャイは飲まない」と出されたチャイを断ったのだが、
 出してくれた気持ちに対して、それはないなぁと思ったのは、
 私が日本人だからだろうか。

 余計なお世話だけど、豪邸育ちのリニーは国鉄職員住宅では、
 暮らせないと思うので、ナクルはマスオさんになるのかな。

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【インド映画】 ~ハラームコール~

2020年10月22日 22時14分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルはヒンディー語で「ろくでなし」。
15歳の女生徒と教師の不倫関係を描いた作品。

インド版高校教師みたいな感じであるが、
魅力的なイケメン教師ではない・・・・。

主演のナワーズッディーンは1ルピー(約2円)のギャラで、
出演を引き受けたそうである。

  <ストーリー> 

グジャラート州のある村に住むシャーㇺ(ナワズッディーン・
シッディーキー)は教師で、放課後自宅で塾を開き子供達に
勉強を教えている。サンディヤ(シュウェタ・トリパティ)、
ミントゥとカマルも教わっていた。
カマルはサンディヤの事が好きだった。

サンディヤの母親はサンディヤを残して家を出てしまったため、
警察官の父親と二人暮らし、いつも酔った父親の面倒をみていた。
ある日、出張に行く父親の後をつけると知らない女性の家だった。
サンディヤは帰り道で転んでしまいシャーㇺの家で手当を受け、
そのまま泊まる事になるが、夫婦が抱き合っている所を見てしまい、
シャーㇺもそれに気がつく。

シャーㇺがサンディヤの家にあったバイクを修理した時、
サンディヤは父親に付き合っている女性がいる事を話す。
ある夜、酔った父親がその女性が付き添われて帰宅する。
サンディヤは情緒不安定になりシャーㇺを誘い、
二人は不倫関係を続けるようになる。

サンディヤの父親は女性ニールー(シェリヤ・シャー)を
紹介する機会をうかがっていたため、
家に連れて来てコミュニケーションを取ろうとする。

サンディヤは生理が遅れている事をシャーㇺに話し、
二人はバスで町の産婦人科へ行く。なんと・・・
そこの検査技師はニールーだった。

サンディヤは妊娠していなかったが、
村へ戻ったシャーㇺは関係を清算する事を告げる。

小さな村のため噂は広がり、シャーㇺの妻は家を出る。
困ったシャーㇺはサンディヤに会いに行き、
サンディヤが嘘をつきとおさなかった事をなじる。
ニールーは自分もサンディヤと同じ境遇で育った事を話し、
サンディヤもニール―を受け入れる。

カマルとミントゥはシャーㇺの留守宅へ忍び込み、
家の中を荒らす。帰宅したシャーㇺは惨状を見て驚く。
シャーㇺの妻は戻って来て家の中をかたづける。

数日後、シャーㇺはカマルとミントゥが自分の服を
着ている事を見つけ二人を追いかける。
そしてミントゥの首を絞めて殺してしまう。
それを見たカマルはシャーㇺを石で殴り殺してしまう。

 インドでなくてもありそうな話であるが、
 初めにサンディヤとシャーㇺの間に情熱的な感情が、
 あったわけではなく、状況的にそうさせてしまった感じで、
 淡々とストーリーは進んで行った。

 結末が悲劇すぎるのが後味が悪い理由であるが、
 サンディヤはニールーがいい人だったため、
 恐らく幸せな家庭を築けたと想像できるが、
 (結婚については難しいかもしれないが)
 残されたシャーㇺの妻はどうしたかな・・・。
 成り行き上、殺人を犯してしまったカマルも。

 サンディヤ役のシュウェタは当時30歳前後で、
 15歳の女生徒には見えないし、
 サンディヤに思いを寄せるカマルが幼すぎて・・・
 バランスがとれていなかった。本物の15歳を
 キャスティングするわけにはいかないと思うけど。

 農村の設定なのでナワズッディーン以外は有名どころは、
 出演していないが、ナワズッディーンも浮いていなかった。
 サンディヤの父親の恋人がとてもいい人で救われた感がある。

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【インド映画】 ~ジョリー・LLB 2~

2020年10月21日 21時55分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品。2013年公開の「ジョリー・LLB」の
シリーズ第2段と言う感じ。ストリーに関連はなし。
主演がアシュワード・ワルシからアクシェイ・クマールになり、
舞台がウッタル・プラデシュ州の州都ラクノウに変わった。

  <ストーリー> 

弁護士のジョリー(アクシェイ・クマール)は妻プシュパ
(フマ・クレシ)と息子と一緒に暮らしている。
ジョリーは父親が30年間仕えた有名な弁護士リズビ
(ラーム・ゴパール・バジャジ)の元で働いている。

ある日、自分のオフィスを持つために、依頼者のヒナ
(サヤニ・グプタ)に弁護を引き受けると嘘をつき、
依頼金を充てたのがバレてしまい、ヒナは自殺してしまう。

ジョリーは罪悪感にかられヒナの訴訟を担当する事を決め、
事件を調べ始める。ヒナの夫イクバル(マナブ・カウル)は、
シン警部(クムド・ミシュラ)が昇進の点数稼ぎの為に、
テロリストのモハメッドだとして捕らえられ、
結婚式の翌日にテロリストとされたまま殺されていた。

ジョリーは訴訟を起こすが、シンは潔白を主張し、
敏腕弁護士マトゥール(アンヌ・カプール)を雇う

ジョリーはバラナシにグルジー(サンジェイ・ミシュラ)と言う、
協力者がいると聞きつけバラナシへ向い大金を要求されるが、
事件の有力な情報を入手する。ヒナの家に行った後、
ジョリーは何者かに狙撃されてしまう。

ジョリーはイクバルがエンカウンター・キリングで殺された時、
一緒に撃たれ死亡した警官の息子を証人喚問に呼び、
臨終の様子を聞く。しかしマトゥールが息子に対して、
侮辱的な態度を取ったため法廷は収拾がつかなくなってしまう。

マトゥールは息子にポリグラフテストを行わせ、
そのテスト結果を改ざんしたため、ジョリーは裁判長(ソウラブ・
シュクラ)はジョリーが偽証をさせたとして懲戒処分に処す。
しかし、ジョリーの上役であった懲戒委員長のリズビは、
4日間の猶予を与えたためジョリーは証拠を見直す。

そしてヒナとイクバルの結婚式に出席した警官の中に、
カシミールの制服を来た警官ファヒムがいたため、
カシミールへ向かう。ところがファヒムは投獄されていた。
ジョリーが来た事がシンに報告され、ファヒムは狙撃される。
ジョリーはファヒムからイクバルがテロリストでない事を聞く。

ラクノウに戻ったジョリーは警察長官に真実を話すよう説得する。
ファヒムを証人として裁判に呼ぶがカシミール警察がやって来て、
ジョリーが囚人と逃亡したため逮捕しようとし混乱となる。

マトゥールは、床に座り裁判を停止させる手段に出るが、
裁判長以下全員が床に座り込み、そのまま深夜になる。
突然、裁判長が裁判を開始し、ファヒムの証言を聞く。
ファヒムは結婚式に参列しイクバルが別人である事を告げたが、
シンがエンカウンター・キリングで殺害してしまった事を、
新聞で知り、事実を告げようとしたため投獄されてしまった。

最後に警察長官がサドゥ(修行僧)を連れて来る。
ファヒムが名前を告げる。テロリストのモハメッド・・・。
マトゥールは身分証明書を提示しヒンドゥー教のサドゥであると、
主張するがサドゥはジョリーの宗教的質問に詰まってしまう。
そして自分がテロリストのムハンマドである事を認め、
シンに賄賂をもらい姿を隠していた事を白状する。

裁判長はイクバルの無実を宣言し、ムハンマドを逮捕、
シンを殺人罪で投獄する事を告げた。

 主役がアクシェイ・クマールになった事により、
 ジョリーがコミカルな軽やかなキャラクターになった。
 依頼者のお金を流用し依頼者を死に至らしめた事が、
 不問と言うか帳消しになったのは、どうか?と思うが、
 (いつもの事だけど)映画だからいいのか。である。

 前作は対決する弁護士がボーマン・イラーニで、
 物凄い敵に立ち向かっていくジョリーと言う感じだったが、
 今回はジョリー役がアクシェイだったので、
 弁護士+悪徳警官と言う組織に向かっていく図式になった。

 3作目の主演が誰になるのか? が、
 ストーリー以上に楽しみである。

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【インド映画】 ~ジョリー・LLB~

2020年10月20日 22時19分59秒 | 映画 / MOVIE

2013年の作品、タイトルは弁護士ジョリー。
LLBはインドの法学部の学位の単位の事。

ジョリー・LLBは2017年にアクシェイ・クマール主演で、
シリーズ第2段が公開されている。

  <ストーリー> 

飲酒運転の車が事故を起こすシーンから始まる。

ジョリー(アルシャド・ワルシ)はデリーの弁護士で、
義理の兄プラタップ(マノージ・パーワ)と一緒に仕事をしているが、
お世辞にも優秀とは言えない。

ある日、敏腕弁護士のラジパル(ボーマン・イラーニ)が、
富豪の息子ラフル(ラジーブ・シダールタ)が飲酒運転で、
6人を死亡させた冒頭の事故の弁護をし、
無罪を勝ち取ったのを傍聴したジョリーは、
名声と収入を得るため訴訟を起こす。

ピント(ハーシュ・チャヤ)が目撃者として名乗り出たが、
ラジパルに雇われていた事が解り、ジョリーに分け前を渡し、
裁判で負けるよう持ち掛ける。

お金の為に正義を曲げたジョリーは周囲から批判され、
ラジパルにお金を返し挑戦する事を告げる。

プラタップの協力によりジョリーは、
事故を目撃していた路上生活が生きている事を突き止め、
ウッタル・プラデシュ州の北部の都市ゴラクプルへ行く。

ミシュラ(スシール・パンデイ)は運転していたラフルが、
自分の脚の轢いてそのまま逃げるところを目撃していた。
そして警察のサトビール(サンディープ・ボース)が、
ミシュラから脅迫し金を巻き上げゴラププルへ追放していた事を
突き止め、妨害に遭いながらも証言の為に法廷へ連れてくる。

裁判長(ソウラブ・シュクラ)はサトビールの罪の追求と、
ラフルの有罪を認め懲役7年の刑に処した。
プラタップは初めて裁判に負けた。

 ボーマン・イラーニはいつもながら流石の演技。
 きっとうまくいくの学長役もこの人だと思うと、
 演技の幅が広く凄いの一言。

 主演のアルシャド・ワルシはそもそもダンサーだったようだが、
 これまで私が観た映画の中にも出ていたのを見逃してきたようである。
 なかなかどうして良かったわ。ダメな弁護士から、
 正義を熱く語る弁護士になっていくところ、見事だった。
 続編は名の知れたアクシェイ・クマールに変わったけど、
 このシリーズの売り上げを伸ばそうとしたのかな。
 アルシャドは最も過小評価されている俳優の一人らしい。

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【インド映画】 ~ライド~

2020年10月19日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2018年の作品、タイトルは「襲撃」。
1980年代、税務局の勇気ある職員の元で、
所得税を徴収すべく活躍した人々の実話を元にしている。

  <ストーリー> 

アメイ(アジェイ・デーブガン)は妻のマリニ(イリヤナ・
デクルーズ)と二人暮らし。1981年ウッタル・プラデシュ州
の州都ラクノウの所得税部門に赴任する。

ある日、アメイはシータガルの大物ラメシュワル(ソウラブ・
シュクラ)が蓄えた裏金についての匿名の電話を受け、
調査を開始するが、部下たちは家族に被害が及ぶのを恐れ、
同行を拒否する者もいた。

アメイ一行はラメシュワルの屋敷を捜索し、同時に関係する
工場や会社も一斉に捜査を始めた。そして屋敷の至る所に
隠された現金、金塊、宝石類を発見する。

 一族でも使いきれないほど持っていても、
 更に・・・と言うのは人間の欲望は果てしない。

ラメシュワルはインディラ・ガンディー首相に助けを求めるが、
要求が受け入れられないと知りアメイの妻マリニを襲わせる。
そして暴動を起こさせ、民衆に屋敷を襲わせる。
屋敷を取り囲まれたアメイとラメシュワルの家族は、
裏から逃げ出すがアメイは部下と家族を逃がして自分は残る。

首相が派遣した警察の部隊が駆けつけ暴動を制圧し、
ラメシュワルは脱税で収監される。ラメシュワルは、
刑務所で誰が自分を密告したのか、家系図を書いて、
考えている・・・。

アメイは手柄を立て次の町へ異動して行く。
タレ込んだのは誰か? 
ラメシュワルの一番下の息子の嫁だったのだが、
嫁には結婚前に恋人がおり、ラメシュワルに望まない
結婚をさせられた事を恨んでおり密告したのだった。

 インド人は税金を払わないと言う事が判明したのは、
 2016年11月にモディ政権が突然打ち出した、
 「ノートバンディ」と言う高額紙幣廃止令の時だった。
 国民の95%が納税していない、と言う日本人からすれば、
 「マジか?」と思う数字が出た。

 年収10万ルピー以下の人は無税であるから、
 その辺りの物売りの人々は恐らく無税である。
 で、所得がバレないように銀行に預金せず、
 タンス貯金のように自宅に隠し持つ人が多い。
 入出金が解らないように現金取引するのも、
 税金逃れの方法である。

 ノートバンディを機にキャッシュレス化が進み、
 アーダルカードと言うマイナンバーみたいな物も発行され、
 お金の流れが少し見えるようになってきているとは思う。
 こう言う脱税者がいるから、取りやすい外国人から
 高額の所得税を巻き上げているのだと思うと腹立たしい。

 アジェイ・デーブガンは硬派な役が良く似合う。
 タイプでは全然ないが上手い役者だと思う。

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【インド映画】 ~チューブライト~

2020年10月18日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年の作品、タイトルは「蛍光灯」。
サルマン・カーン演じる主人公ラクシュマンのあだ名。

私が子供の頃も蛍光灯と言うあだ名の友達がいたわ。
スイッチを押してから点灯するまで時間がかかると言う意味で、
平たく言えば、解るのに時間がかかると言う事だから、
良いあだ名ではないが、インドでも同じみたい。

サルマン・カーン(長男)の弟ソヒル(三男)が兄弟役として
共演してる。ちなみにアルバーズ・カーンは次男。
サルマンがスターすぎるので二人は目立たない。

  <ストーリー> 

インド独立前のウッタラカンド州の東部山岳地帯の、
ジャガットプルが舞台。少年ラクシュマンはチューブライトと
呼ばれ友達もいない。弟バラトはそんな兄をかばうようになる。

ある日、学校にガンディーがやって来て子供たちに、
信仰、勇気、信念について教えると、ラクシュマンとバラトも
自分の強さを信じるようになる。

そしてインド独立、その後、二人の両親が相次いて亡くなり、
ガンディーも暗殺されてしまう。二人の絆はさらに強くなる。

成人したラクシュマン(サルマン・カーン)とバラト(ソヒル・
カーン)、何をやってもダメなラクシュマンと対照的に
バラトはスポーツも仕事も何でもできた。

1962年、中国がインド国境を超えて攻めて来た時、
軍が徴兵を開始しほとんどの男性は志望したが、
ラクシュマンは採用されなかった。

ずっと一緒に暮らしてきた二人だったがバラトは出征し、
ラクシュマンは残されてしまった。
ある夜、街に魔術師(シャー・ルク・カーン)一座がやって来て、
ラクシュマンが舞台に呼ばれる。観衆は彼を見て大笑いしたが、
ラクシュマンは魔術師を信じボトルを動かす事に成功する。

 あれっ? この二人、犬猿の仲だったはず。
 仲直りしたのかな?

ある日、ラクシュマンは中国人家族が街に来たのを発見し、
当局に密告しようとすが、バンネ(オーム・プリ)は、
ガンディーの教えに従い仲良くするように諭す。ラクシュマンは、
相手に拒絶されながらも馬鹿正直に受け入られる様に努力する。

そして友情が芽生える。
バラトが戦死したと言う報告があり葬式を行うが、
後で重傷を負いながらも生きていた事が判明し、
ラクシュマンは友達になった母子と共に野戦病院へ向かう。
兄弟が再会して完。

 確かにサルマンの映画でアクションなし、
 ロマンスなし、と言うところがインド人には、
 面白くないと思われたのだろうけれど、
 なかなか良かったけどね。

 私の認識では・・・最近のサルマン・カーンの映画で、
 唯一ハズレた作品であるが・・・なぜハズレたんだろう。
 蛍光灯の演技は良かったし、定番の肉体派らしい所はなかったが、
 私的には良かった。(ファンじゃないけど)
 サルマンに求められているにはアクションなんだろうけど、
 善い人を演じるのは本当に上手いと思う。なんで悪人を、
 消し去る事ができるんだろうか? と思う。

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【インド映画】 ~サラク~

2020年10月17日 21時58分59秒 | 映画 / MOVIE

約30年前の1991年の作品、タイトルは「道」。
1976年のアメリカ映画「タクシー・ドライバー」に、
触発させらたマヘーシュ・バットが監督、娘のプージャと
サンジェイ・ダットが主演である。
タクシー・ドライバーはロバート・デニーロ主演で、
ジョディ・フォスターが当時13歳と言う事で話題になった。

17歳でデビューしたプージャは当時19歳でこれが3作目、
サンジェイは1981年に父親の監督作品でデビューしており、
当時32歳。母親のナルギスも女優。

2019年に続編が公開されており、それを観たいがために、
30年も前のこの作品を観る事にしたと言うわけである。

  <ストーリー> 

ラヴィ(サンジャイ・ダット)はタクシーの運転手である。
彼の友人のゴティア(ディーパック・ティヨリ)は遊女チャンダ
(ニーリマ・アジーム)との結婚を望んでいる。

ラヴィは妹のルーパ(ソニ・ラズダン)が殺された後、
精神を病んでいる。ある夜、プージャ(プージャ・バット)
と出会うが、トランスジェンダーのマハラニ(サダシヴ・
アンラプルカル)が経営する売春宿に売られてしまう。

ある夜、ラヴィはゴティアと一緒に売春宿へ行き、
プージャを連れ出そうとするが、お金が足らなかったため、
ゴティアも持ち金や貴金属を差し出す。ゴティアは、
プージャが戻らなかったための人質として取られる。

ラヴィは何もしないままプージャと街に出かけ、
愛を告げて毎晩逢いに行く事を約束する。
そして自分の商売道具であるタクシーを抵当に入れ借金をして、
次の日も逢いに行くが、マハラニに断られる。

ラヴィはマハラニを刺してプージャを逃がす。
どさくさに紛れてゴティアもチャンダと一緒に逃げ、
結婚式を挙げる。4人は知り合いの警官イラーニ
(パンカジ・ディール)に保護を求める。

ところがイラーニはマハラニと通じており、
4人を罠にはめて殺させようとする。
ゴティアとチャンダは射殺され、ラヴィも負傷する。
ラヴィはプージャの案内でタミルナドゥ州の避暑地ウーティの、
叔父の屋敷に届けるがそのまま倒れ込む。

 こんな屋敷に親戚が住んでいる(管理人か?)のに、
 なんで売春宿に売られたんだろう?

ラヴィはプージャの献身的な介護で回復する。ラヴィは、
友人に送金を依頼するが、マハラニとイラーニに殺されてしまう。
そしてもめ事を起こし警察に見つかってしまう。
友人が殺された事を知ったラヴィは急いでプージャと結婚式を挙げ、
敵討ちのためムンバイに戻る事に決める。

そこへマハラニの手下達がやって来てプージャは捕まってしまう。
ラヴィは船のマストに張り付けられるが、薄れる記憶の中で、
殺された妹の事を思い出し、逃れるとイラーニを殺しに行く。

ラヴィはイラーニを殺した後、マハラニの売春宿に行く。
マハラニは火を放ってプージャを殺そうとするが、
ラヴィはマハラニを殺しプージャを助ける。

数年後・・・刑務所から出所するラヴィをプージャが出迎え、
固く抱擁する。

 トランスジェンダーのマハラニ役のサダシヴであるが、
 残念ながら身のこなしも仕草も女性には見えなかった。
 30年昔なら化粧と服装だけで良かったのかもしれないが。

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