日本スーパーフェザー級チャンピオン 日本同級1位
奈良井 翼(RK蒲田) 福井 寛太(石田)
13勝(10KO)2敗 12勝(8KO)5敗1分
2024年8月27日に行われた試合。
写真右側:黒色のトランクスが奈良井選手。
写真左側:シルバー色のトランクスが福井選手。
1ラウンド:静かな立ち上がり。ジャブを出しながら距離を探り合う。
距離を取りたい福井選手VS中に入りたい奈良井選手。
福井選手がワンツー、左ジャブから右フック。
(奈良井選手:9-10:福井選手)
2ラウンド:福井選手が左フックからワンツーと先手を取る。奈良井選手が
プレッシャーをかけワンツー。福井選手も右フックを返す。奈良井選手が
ワンツーから前進。福井選手が左ジャブで前進を止めようとするが、
奈良井選手が距離を詰めて連打。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
3ラウンド:福井選手が左ジャブから右フックを打ち距離を詰める。
奈良井選手は左アッパー、右ストレート、左ジャブからリズムを取り、
ワンツー。福井選手のワンツー、奈良井選手は右フックからワンツー。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
4ラウンド:福井選手が左ジャブを突いて前進してワンツー。
奈良井選手は左フックからワンツーを返す。奈良井選手の左ジャブに
は福井選手が狙いすました右クロスを当てる。
(奈良井選手:9-10:福井選手)
5ラウンド:福井選手の左フック、ワンツーに奈良井選手は右フックを
返すが福井選手がワンツーで前進し右アッパー。福井選手が手数で圧倒。
(奈良井選手:9-10:福井選手)
ここまでは福井選手が上手く戦っており47-48で優勢。公式採点は
48-47が1者で奈良井選手、2者は47-48で福井選手を支持。
6ラウンド:福井選手が左ジャブを出し続け奈良井選手は入れない。
福井選手は左フックからワンツー。奈良井選手は左ジャブをボディへ。
福井選手が左ジャブを出しながら回り奈良井選手が入って行くところに
右フックを当てる。
(奈良井選手:9-10:福井選手)
7ラウンド:福井選手は左ジャブからワンツー、奈良井選手は左ジャブ、
左フック、ワンツーで飛び込むが福井選手が上手く距離を取る。
奈良井選手は左ジャブをボディへ打ってから右ストレートを顔面へ。
福井選手の右フックに奈良井選手は右ストレートを合わせる。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
8ラウンド:福井選手の左ジャブ、奈良井選手がプレッシャーを強めるが
福井選手は左を突いて回る。奈良井選手の左フック、福井選手がワンツー、
左フック。奈良井選手はワンツー、左アッパーから右ストレート、さらに
左フックを連打。福井選手が下がり始める。奈良井選手が左ジャブで追う。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
9ラウンド:福井選手が左ジャブから前進し右フック。奈良井選手が
ワンツー、左アッパー、右フック。福井選手は右フックを当てるが単発。
奈良井選手は左ジャブから左右フックをまとめる。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
10ラウンド:。福井選手が先に左ジャブからワンツー。奈良井選手は
右ストレートから左アッパー。福井選手も左ジャブを出すが、
奈良井選手はワンツーから左アッパーを打って前進しワンツー。
福井選手の左アッパー、奈良井選手の右フック。
(奈良井選手:10-9:福井選手)
私の採点は96-94で奈良井選手の防衛。公式採点は97-93、
96-94が2者。3-0の判定で奈良井選手が防衛した。
前半6ラウンドまでは距離を支配した福井選手が上手く戦ったが、
後半の4ラウンドは奈良井選手がプレシャーを強めて前進し、
連打を当てたところが優勢と見られたのではないか。
福井選手は惜しかった。