みなさま、こんばんは!海風おねえさんです。
八丈島の今日のお天気は、東の風やや強く 、曇り時々晴れ、波2メートル 、気温は16~23℃の予報です。
※雷注意報が出てますが、定期船とエア便は通常通りです。
※明日は曇のち時々晴れの予報です。
今日も過ごしやすい日でしたね。11月11日(金)です。

さて、『八丈島ぐらし通信』の表紙に毎月掲載している「今月の島ごはん」11月号は「いそざきえん 芋つきの肉味噌巾着」でした。
こちらを掲載させていただきたきっかけは、7年前のあさぬまの忘年会でした。

「いそざきえん」さんで行われた忘年会で、はじめて芋つきの肉味噌巾着を食べたのです。
芋つきは八丈島の郷土料理ですが、大賀郷ではあまり作らないそうです。三根や坂上の人は作りますよね?わたしは大賀郷出身ですが、家で食べたことがありませんでした。大人になってはじめて三根の人が作った芋つきを食べて感動しました。素朴でとてもよい郷土料理です。

芋つきの肉味噌巾着
こちらのお料理をはじめて食べたときも感動しました。なんて素敵!
中津川の栗きんとん(大好きです)と戦わせたいぐらい素敵です。

ビジュアルだけでも感動したのに、中に肉味噌が入ってるんですよ!天才です!こんな素敵なお料理、絶対真似した方がいいですよね。そう思って今回取材させていただきました。(構想7年)

いそざきえんのお嫁さん
教えてくださったのはこの方です。2種類写真を撮りましたので、片方をこちらに掲載します。今回はお母さんが上京中でしたので、お嫁さんが対応してくださいました。大切なメニューを快く教えていただき、本当にありがとうございました!

芋つき
通信はスペースが限られていますので、写真があまり載せられませんでした。芋つきとはこのようなものです。
里芋を茹でて潰し、茹でた明日葉と混ぜ合わせたものを八丈島では「芋つき」と呼びます。「いそざきえん」さんでは、お芋に皮が混ざったりしないように先に皮をむいてから茹でるそうです。

これに酒盗(鰹の塩辛)をつけて食べます。だいたいこれはセットになってます。お酒のおつまみに最高ですよ!

芋つきの中に肉味噌を入れてラップで絞るとこうなります。美しいですね!
肉味噌は、豚ひき肉、おろし生姜、おろしにんにくを油で炒めて、砂糖、味噌、酒、みりん、コチュジャンを加えて炒りつけたものだそうです。「コチュジャンを入れて少し辛くしています」と仰ってました。
こんなおつまみが家で出てきたらうなりますね。ぜひ作って周囲をうならせてあげてください。わたしもうならせたいと思います。😊
先日、お友だちと郷土料理の話をしました。
よく見かける頻度で、何年ぐらい見続けたら、そのお料理は郷土料理と呼ばれるようになるでしょう。そんなことをよく考えます。
八丈フルーツレモンのいなり寿司を八丈島の郷土料理にしたくて、婦人会の方々にお願いして作っていただいてる話を以前に書きました。コロナで宴会が少なくなったので、目にする機会がなってしまいました。
こんなことを考えるのは、八丈島の郷土料理が少ない気がするからです。郷土料理が難しいなら名物料理でもいいです。「八丈島に行ったらこれを食べたい!」と思えるものを少しでも増やしていく地道な活動を続けたいと思います。そんな思いで「今月の島ごはん」を取材しています。
芋つきの肉味噌巾着は最高じゃないですか!?
皆様もぜひお作りください。わたしも作ります!
「八丈島ぐらし通信」もぜひ読んでくださいね!あさぬまのレジカウンターにございます。