旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

伝説巨神イデオン~震えるな瞳凝らせよ復活の時篇

2018-05-03 19:09:30 | NHKに捧げる歌




そしてこちらが、劇場版「伝説巨神イデオン・接触篇/発動篇」がDVD化された時のパッケージです。
ボックス、各巻の表紙イラストは、TV版同様、湖川友謙さんが描いたイラストが採用されています。
もちろん?ここにも本来の主役であろうイデオン(主役メカ)の姿はなく、主人公コスモ、ヒロイン(のひとり)
カーシャ、それとキッチンの三名が描かれていて、物語の最終盤をイメージしたイラストだと思われます。

劇中カーシャは、コスモに「胸も出っ張ってないようだしな」(だったかな?ニュアンスとしてはそんな感じ。
今なら完全にアウトな発言ですよ、省庁の方々)ときつい一言を浴びますが、このイラストや映画終盤の
画像からは、けっしてそうではなかったことがよくわかります。おそらく着痩せするタイプなのでしょう。

各巻には、もうひとりのヒロイン・カララと(姉ながら敵役である)ハルル・アジバが描かれています。
インタビューで湖川さんは「カララが一番気に入っている」と述べられていることもあり、カララのイラストが
多数登場することとなったのでしょう。ただし、そのカララのデザインがもっともアメコミ風で、違和感を覚え、
視聴者がとっつきにくい印象を強く受けるのも事実です。「きれいな人」として描かれているはずなのに、
あまり伝わってこないんですよね。その分地球人との差別化には成功し、「異星人」であることを認識させて
くれるのがちょっと皮肉な感じがします。

ハルルは劇中強烈な存在感を示し、その見事な憎まれ役ぶりがこのイラストからも伝わってきます。
以前に述べたように、声をあてているのが麻上洋子さんで、宇宙戦艦ヤマトの森雪役で我々古い
アニメファンにとっては「永遠のヒロイン」のイメージが強い方ですよね。ですがここでは森雪とは180度違う
役柄のハルルを熱演、同一人物とは思えない声色なのです。しかし演技に熱が入り、声が裏返るような
場面では森雪を髣髴させるようなか細い声が混じることがあり、「あっ、雪だ!」と、そこが突っ込みどころ
なんですね。


   

さて、これも前に述べたように、「接触篇」は映画としては失敗作で、TV版の終盤近くまでを80分あまりに
無理やり編集して詰め込んでいるので、最初にこれだけ見た方には何が何やらさっぱりわけが
わからないと思います。イデオンを楽しむには、まずTV版の39話を通して視聴し、それから
「接触篇」は無視して、続けて「発動篇」を見るのが正しい見方だと思われます。

実は私は、DVD化された接触篇を購入後一度も見たことがなく、今回初めて視聴しました。それくらい
どうでもいい(見なくていい)作品だと思っていました。今回久しぶりに見直してみて、前述のように
接触篇は飛ばしていいとあらためて再確認できました。しかし、この短い時間内で出来る限りつじつまを
合わせるべく、相当工夫している努力は伝わりました。新たなシーンを加えたり、同じ場面でもセリフが
まるで変わっていたりもします。極端な場合、ストーリーそのものの解釈すら違っているところもあって、
アナザーストーリー的に楽しめるとでもいいますかね。なのでちょっと苦しい言い方ではありますが、
全39話を見終えたあと、総集編だと割り切って見直してみるにはいいかもしれません。ただし、
繰り返しになりますが、この劇場版2本だけを視聴しただけではイデオンのすべてが伝わらないので、
安易に映画だけで済ませないようご注意あれ。

そしたら、今、イデオンを楽しむにはどうしたらいいのでしょうか? 私の手元にはありませんけれど、
ブルーレイ化されたソフトが現在も発売されているかもしれません。もしくはレンタル店で探して
DVDなどを借りるかですかね。アニメ専用チャンネルなど、有料コンテンツで視聴できる可能性も
あるでしょう。


今回改めてイデオンを視聴して、物語のスケールの大きさに再度圧倒されることとなりました。
今時のアニメ作品のレベルの高さは理解していても、さすがにここまでのテンションで展開される
物語はそうはないですし、メーターがレッドゾーンに振り切れている作品に出会うことも少ないでしょう。
特に、ガンダムだけ見たことがあって、まだイデオンを見たことがない方々は、ぜひ何らかの方法で
視聴されることを最後に強くお勧めしておきます。好みがありますしねえ、もしかしたら期待はずれの
骨折り損で終わらせる可能性があるやもしれません。でもたぶん、この物語をこれまで知らずにいて、
今後まったくゼロから楽しめる方々は、ある意味幸せな人だと私は思うのですよ。


出演者(声優さん)のことや、決めセリフなどにも触れておきたかったけど、さすがにイデのエネルギーは
無限ではなかったようで、イデオンのゲージが輝かなくなり、ここで力尽きることとなりました。次回
生体発信機が機能しているうちにまたお目にかかりましょう、その日まで スペース・ランナウェイ!






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またも嵐、ジャガイモの茎折れる

2018-05-03 17:55:55 | 案山子と人と烏




今日の午後、久々に車のワックス掛けを行いました。午前中ディーラーで点検してもらった際に
洗車機にかけてくれたので、表面上の汚れはほぼきれいさっぱり流れ落ちていて、いい機会だと
思ったんですね。雲が多めで気温は快適、いいタイミングで行えたと思いたいところです。

昨日の夜から未明にかけて、和歌山市ではまた荒れた天気となりました。幸い大きな被害は
出なかった中で、プランター(特大)で育てているジャガイモの茎の1本が途中から折れてしまいました。
この前の暴風で茎が傷ついて、なぜかそこにアリが大量に群がるようになりました。甘い汁を
吸っているのか、それとも茎の空洞からしきりに出入りしているので、もしかしたら巣をつくっていた
可能性もあります。

写真が小さく確認は難しいかもしれませんが、よく見るとこの時点でもアリが数匹写りこんでいるのが
わかると思います。いずれにせよ、その部分が弱っていたのが引き金となって、今回とどめを
さされたのでしょう。元々この特大のプランターのジャガイモが一番成績が良かったはずなのに、
今は最もやばそうな気配です。収穫まであと一ヶ月ほどでしょう、そこまで持ちこたえることが
できるかどうかです。



           

キュウリはこの数日でさらに大きく育って、覆ってあるビニールのカバーからはみ出す
勢いで、ヒゲも長く伸び、支柱を立てるための横棒に巻き付いてしまいました。お待たせ、
明日、支柱を立てて誘引するつもりだからね。

しかしながら、今度は7日(月)が再び荒れる天気予報になりました。なんじゃそら?
こうなるともう、完全に異常気象ですよね。素人のレベルでこんなに右往左往するのはともかく、
本格的に農業を営んでいる方々にとっても、被害が及ばないかやきもきしておられるのでは
ないでしょうか。野菜の価格がまた急騰しないかなど、心配になってきます。


*今朝テレビをつけたら、たまたま「オーレリアンの庭~里山の四季を楽しむ」という
  番組がNHKでやっていて、結局最後まで見てしまいました。写真家の今森光彦さんは
  昆虫(特に蝶)を呼び込むべく、自宅の広大な敷地内に草木をたくさん植え、池までつくっていて、
  その様子を一年にわたり撮影したようでした。

  蝶が飛ぶ様子を見て楽しむ趣味を持つ人を「オーレリアン」と呼ぶそうな、私は初めて
  聞く言葉でしたが。私が知る中では、美瑛の山荘ゆずりはさんがまさにそういった感じで、
  元々狙ったわけでなく、結果として、たくさんのチョウチョが集まってきます。そういえば、
  今森さんのご自宅(アトリエ)とゆずりはは、立地や建物の外観など、とてもよく
  似ていて共通点があるように思えました。

  蝶や昆虫の様子を観察するのは私も大好きなので、もしかしたらオーレリアンの端くれなのかも
  しれません。私んちの狭い庭では、せいぜいアゲハチョウがレモンの木で生育する程度ながら、
  それでも時々蜜を求め、蝶が舞い込んできますしね。
 




   

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