今使っている器具が壊れたわけじゃあないのだけれど、いつから使い続けているのかわからないくらい
古いものなので、ホームセンターで新調することにしたんです。今時はリキッドタイプだよなと思いながら、
結局迷った挙句これまでと同じマットタイプを選んでしまいました。フマキラーのベープマットセットという
かとり器具とマットが同時梱包された商品です。
リキッドタイプといってもAC電源はいるようだし、それだったらどれでも変わりないかなと思ったんですね。
かとり器具本体はインドネシア製造みたいですわ。これまでみたいにはもたないかもしれないですね。
パッケージには、7,8年使用すると経年変化を起こす可能性が高くなるから買い換えるよう促す
警告文が載っています。
前のかとり器具は花王のキスカでして、あらためて調べて気がつきました。「キスカ」ってブランド
今でもあるんでしたっけ? なんにせよ年代モンですわな。
私はこの器具にタイマーをセットして使っています。人体に影響あるのかどうかはともかく、殺虫剤には
違いないし、閉め切った部屋で使うことが多く、長時間使い過ぎないよう気をつけているんですね。
現在アニメが放映中の「ゴールデンカムイ」に感化されて、その原版とも言える手塚治虫さんの
「シュマリ」を引っ張り出してきて再読しました。ゴールデン~の作者(野田サトル氏)は、シュマリから
着想を得てマンガを描き始めたそうなのですが、なるほど改めてシュマリと比べてみると、
似通った点が多数あることに気がつきました。
手塚さん自身のあとがきによると、シュマリはかなりの難産の末に生まれた物語だったようで、
当初アイヌの青年を主人公にしたかったのに、約40年前の世相ではそれが許されず、やむなく
和人を主人公にして物語を再構築し直したみたいなのです。主人公がシュマリ=アイヌの言葉で
キツネと自らを名乗っているのはその名残ということです。
ストーリーも再三変更を余儀なくされたみたいで、ご自身の考えた通りには話を進行できず、結果
主人公があいまいな性格となり、ご本人には納得できない出来栄えとなったことを嘆いておられます。
それでも私にはとても面白く読むことはできましたがね。手塚さんの代表作とまでは至らないとしても、
時代背景といい、異色の作品であることに違いなく、その点、北海道大好きな方々には、押さえておきたい
手塚作品のひとつであると言えると思います。
それから40年以上月日が流れ、現在アイヌの方々を取り巻く状況はどうなっているのか、
あれだけ頻繁に北海道へ出かけている割には知識が乏しく、あまり詳しいことを存じ上げて
いないのでお恥ずかしい限りです。
野田サトルさんは、どういった環境で創作作業をされているのか私にはよくわかりません。
当時のような「しばり」から開放され、もっと伸び伸びと自由な表現が許されていたらいいですよね。
ゴールデン~の主人公(杉元)も和人ながら、ダブル主人公的にアイヌの少女=アシリパさん
(杉元が敬意を込めて?「さん」付けで呼んでいるのに習って、私もさん付けにしました。
彼女、可愛くて、健気で、しかも勇敢でいいですよね~。いっぺんにファンになっちゃってます)も
登場するし、シュマリよりもアイヌの文化がより詳しく紹介されているようにも感じます。
それだけで判断するのは短絡過ぎるかもしれませんが、より開かれた時代へと移っているのだと
思いたいところではあります。
空模様から判断すると昨日行ったほうが良かった野外作業でした。ですが、フダンソウ(うまい菜)の生育は
先週気温が低めの日が多かったこともあり、やや遅れ気味だったので、少しでもあとのほうがいいと
考えたのです。
昨日は一日中晴天で気温も高く、朝たっぷりと水を与えておいたので、たぶんひとまわりくらいは大きめに
育ってくれたのではないでしょうか。その成果がこれで、本日もまずまずの収穫量でした。作業中に小さな
ナメクジを5匹捕殺し、あとで調理中に母が2匹見つけたそうです。寒冷紗の隙間から侵入されるんですかね。
いたちごっこのような状況が続いています。
朝からすでに弱い雨がパラついていて、カーポートの中での作業とはいえ、少し雨の飛沫を感じました。
その後昼過ぎから風雨とも強まって荒れ模様の天候となったので、早めに切り上げられて良かったと
しておきます。それにしてもこの頃は、雨と共に必ず風も強まるので本当に困ったものです。
久しぶりにPRO-10Sを起動させて、目詰まり防止を兼ねて昔の写真を2枚プリントしてみました。
夏らしいものを選びまして、いずれもフィルム時代の作品ですね。
相変わらずプリンターの動きは著しく緩慢で、まず準備作業(クリーニングしている?)にジーコ、ジーコと
音をたてながらものすごく時間をとられ、いざプリントし始めてからもこれが遅々として進行せず、今日みたいに
たっぷりと時間のあるときにしかできない仕事です。
しかしなんていうか、その動作する様子を観察していると、アナログライクな動きがとてもユーモラスだし、
にくめず親近感を覚えてしまいます。それまでがすべてデジタル信号なのに、ここで紙というアナログの
媒体に切り替えられ、初めて作品を手にとり鑑賞することができるんですからね、多少時間がかかるのは
致し方ないところなのでしょう。
パソコンのモニター画面で楽しむ写真もいいと思いますが、時にはプリントアウトした作品でご自身の
写真を鑑賞されてはいかがでしょうか。