道の駅・すごうは、前身の一般のドライブイン時代からその存在は知ってはいたが、
これまで一度も利用したことがなかった。今回、竹田の「からあげの丸福」がここで
レストランを開業しているのを知り、初めてお昼を食べてみた。なお、阿蘇市の
同じ店名の「「丸福」とは、どんな関係なのか、あるいはまったく関係ないのかは
不明である。(メニューや、出てくる品は違っているようだ)
券売機で食券を購入。注文取りと、頼んだ品が運ばれてくる以外、あとはほぼすべて
セルフサービスの形式だ。とり天やからあげが一番有名らしいが、私はあえて
「トンテキ定食(720円)」を選んでみた。先日の青空食堂のと比べてみたい気持ちが
あったのだ。
トンテキの味やボリュームは青空に軍配が上がりそうだ。しかしこちらもそこそこ
イケていて悪くはない。せめて漬物くらいついていたらと思ったら、セルフでとり放題で
あった。ごはんのお代わりも自由に出来る。この手のサービスがある場合のお米の味は、
ほぼ期待できないと断言していいだろう。しかしここのごはんは、地元竹田米を使っている
上に、湧水で炊き上げるなどこだわりがあるようで、実際お味もなかなかのものであった。
もちろん下山&入浴後で腹ペコの私は、躊躇することなくお代わりしたことは
言うまでもなかった。
720円でここまでのパフォーマンスなら、十分合格点である。揚げ物などを中心に
メニューも豊富で、チャンポンや丼物などサイドメニューも充実しているようだ。特に、
下山後は、ここに立ち寄る機会がこの先増えるであろう。
下山後移動して長湯温泉・御前湯へ。周辺にたくさん温泉があるというのに、勝手知ったる
いつもの決まったところへ行ってしまうという私の悪癖である。
本日は男性が3階だった。どうやら日替わりみたいだ。
続けざまに経験してみると、開放感のある3階もけっこういいかもなと考えを改めた。
今更ながらと言うか、スタンプカードをこしらえてみた。「昨日も入ったんです」とダメ元で泣きを入れたら、
あまりに不憫に思われたのか、都合3回分押印してくださった。実質、これまですでに10回くらい
利用しているように思うのだが、ひとまず次の無料を目標にがんばってみるか。ちなみに、金曜日は
スタンプ2倍デーだそうな。
5月29日(火) くもり時々小雨
〈牧ノ戸峠から扇ヶ鼻・日帰り往復〉
悪天候の予報が続き、明日以降もすぐに回復する気配もなく、決してこの日の予報が良かったわけでも
ないのだが、撃沈覚悟で扇ヶ鼻ま下見にで行ってみることにした。ミヤマキリシマの状況を自分の目で
確認しておきたかったのだ。
周囲が明るくなってから出発。上の写真は、沓掛山到着時に写したもの。この時点ではまだ、扇ヶ鼻など
山頂部はガスで覆われていた。
東の空の雲は薄く、日の出時刻には少し明るくもなった。しかし周囲には雲が多く、いつ雨が降ってきても
おかしくない状況ではあった。
扇ヶ鼻の東端に到着。ブログ6月号の表紙写真と同じ場所での撮影。花付きは昨年と同じくらいか、
あるいはさらに若干少ないような気もする。虫害はほぼ皆無のようだが、星生山への谷筋付近の
キリシマが遠目に枯れて見えるのは、ひょっとしたら虫が発生しているかもしれない。
開花状況は全般には5部咲き程度か。株によってマチマチで、つぼみもまだ多数あるが、これが
咲く頃には、先に咲いたのは萎れているかもしれず、咲きそろうかは微妙なところ。
このあとわずかに薄日が差して、下見の割にはシャッターを切れたので、今日のところは出来すぎと
しておきたい。
こうなると人間欲が出るもので、こんな撮影に不向きな天候時に、星生山への初登頂を果たして
おこうかとも考えた。ピークハントに強い意欲はない私でも、登頂履歴を残しておきたい気持ちは
人並みにあるのだ。
しかしその欲望をあっさり見限って、すぐさま下山にかかった。晴天時の休日ならすれ違いに
難儀する人気の登山ルートも、さすがにキリシマのピークにはまだ早く、しかも平日の悪天候、
登山客はこのルートにしてはまばらであった。
沓掛山手前付近から霧雨のような弱雨が降り出したので、念のためザックカバーだけ装着して
下山を続けた。車到着目前で雨脚が少し強まり、あわてて車内へ駆け込んだ。しばらくすると
さらに強まって本降りに近いような雨に変わったので、先ほどの判断は結果オーライだったと
しておこう。
その後下界では弱い雨が断続的に降る程度であったが、山はどうだったのだろうか。