朝の撮影後、長距離移動を強行、無理を承知で新発田市へ向かう。天気予報的に
この日がラストチャンスっぽかったので、疲れた体に鞭打ち走るしかない。
ほぼ丸々横断するこの走行距離で、新潟県の大きさ(長さ)が計り知れよう。
過去何度か訪れている加治川治水記念公園だが、ナビではここを指定できないので、
ある程度目星をつけて適当に走るしかなく、道が入り組むなどしてそもそもこの
公園自体へたどり着くのが難しいところへ、今回行こうとしているのはその対岸。
農道しか道はないようだし、駐車場もなさそうで、どうなることやら不安だらけだ。
それでも、何度か行きつ戻りつしながら、どうにか到着。地道の路側帯へ車は
とめられた。地元民にも意外に知られていない穴場なのか?思ったほど花見客は
やって来ていないようだ。
対岸から見えていた際にも、菜の花が咲いていることはわかっていたが、実際この地へ
来てみると、想像以上のスケールで植えられていることがわかった。桜も立派な巨木が
乱立していて見事だ。どうやら、このあたりは改修前の旧堤防の面影を残している
数少ない場所とのことなので、桜も「年代物」なのかもしれない。
とにかく圧倒的なスケールに気後れしたのと、寝不足と疲れからこちらの集中力も
限界を超えていたようで、桜と菜の花と飯豊連峰方面の雪山を組み合わせて写そうと
シャッターを切りまくってみたが、納得できるような手ごたえがなかったのがつらい。
それなりの観桜客に加え、ジョギングやサイクリングで通行人が行き来するので撮影の
タイミングがすぐにはやってこず、根気が続かず、辛抱強く待つことができなかった
ことも要因だろう。
もっとうまく写せたはず…後悔ばかりを残した。