前線の停滞や台風の接近で雨が続いた秋田。
秋田市では8月に入ってから13日までの総雨量が220.0ミリ。8月1か月間の平年値176.9ミリを既に上回り、空梅雨だった分が相殺されたと言っていいのだろうか。
毎年8月10日開催・11日予備日の「秋田市夏まつり雄物川花火大会」は、両日とも中止。今のところ26日に実施される予定。
12日以降は晴れや曇りで雨は落ち着いた。最高気温は20度台後半で、過ごしやすい。
明日、あさってはまた雨。
8月に月遅れでお盆を行う所では、13日に墓参りに行くことが圧倒的に多いはず。
「ご先祖の霊が自宅に帰ってくる」のがお盆であり、「帰宅するご先祖を墓に迎えに行くために墓参する」と考えれば、お盆初日である13日に墓参するのは、理にかなっている。
現代では、帰省や仕事の日程上、他の日に墓参しなければならないのは仕方がないし、気持ちの問題ではありますが。
ローカルニュースでは、春と秋の彼岸の中日とお盆には、墓参りに訪れる人々の光景が報道される。
今年の秋田では、民放各局はいつものように13日に報道された。ところが、NHK秋田放送局は14日に放送していて、違和感を覚えた。過去にこんなことがあっただろうか。
平和公園で取材していて、取材も14日だったようだ。
周りのお墓の多くには既に花が供えられ、墓参り済みのよう。14日に墓参に訪れる人は多くなさそうだった。(来るまで待っていたのかも)
ホームページでざっと見たところ、他にも静岡放送局、鳥取放送局、山口放送局が、14日に墓参りのニュースを伝えていた。(もちろん13日に伝えたところも多かった)
まあ、実際に墓参りする人がいたからいいのだろうが、お盆の墓参の本来の意味を踏まえれば、タイムリーさに欠ける。
また、取材・放送する側が本来の意味を知らずに「お盆中の13日から15日のどっかで取材すればいいでしょ」と思ってやっているのなら、日本の伝統がないがしろにされていると感じてしまう。
お盆とあまり関係ないですが、秋田市中央部から2題。
通町(所在地は大町一丁目)にある「せきや」。
秋田の人はパンの「たけや」と同じく、冒頭にアクセントを置いて発音する。
元々は大久保(現・潟上市昭和大久保)の鮮魚店で、現在は自称「スーパーマーケット」。魚、青果、惣菜に重点を置いた食料品中心の店といった感じだろうか。
仕出し料理や秋田市郊外の温泉の経営(貝の沢温泉)、土用の丑の日に駐車場でウナギを焼いて売るのも有名。
通町では、1990年代後半に道路拡張が行われて、現在の街並みになった。
それ以前は、狭い歩道に沿って各店舗の軒先がひしめいていた。せきやもその1つで、店内も雑然とした市場のようだったと記憶している。
昔は、駐車場が向かい側にあって、羽後銀行→北都銀行通町支店がせきやの隣にあり、拡幅時に土地を交換した。
現在の店舗は、主にかつて銀行だった位置に当たるはず
そんなせきやが、14日から25日まで休業し、店舗の改装を行っている。
現在の店舗ができてから、おそらく初のリニューアルということだろう。
今や秋田市中央部において、数少ない、いろんな食品が1か所で購入できる店であるせきや。
10日以上もお休みとなれば、お年寄りなど一時的な買い物難民が発生してしまわないか、ちょっと心配ではある。
【29日追記】予定通り、26日から営業再開。3日間はセールが行われた。
外観はほとんど変化なく(出入口の一部だけ?)、内部は照明がLEDになって明るくなるなどしたものの、売り場レイアウトはほとんど変わっていないそうだ。
少々移動して、秋田ニューシティ跡地。
敷地の西半分は月ぎめ駐車場、東半分は「大町イベント広場」として竿燈の時は出店が並ぶなどするが、通常はほとんどイベントはなく、単なる広大な空き地。
たまに仮設駐車場になったり、所有者と経営が同じ秋田いすゞの新車仮置き場(?)になったりしている。※今春
13日は、
ずらりと並んだ貸切バス
国際興業グループ共通塗装の貸切バスがたくさん並んでいた。おそらく何かのツアーで来て周辺のホテルに宿泊しているバスの駐車場。
6台あり、すべて青森県の十和田観光電鉄のバスだった。
ゆったりと勢揃い
団体名の表示は見えなかったが、通しの号車番号が振られていて、同じ団体のようだ。(左から1号車)
でも、その車種というか車齢の差が激しい。
国際興業グループだからどれもいすゞの車なのだが、現行ガーラ1台、先代ガーラ3台、1996年まで製造されていた「スーパークルーザー」2台と3世代に渡る。
ナンバーはいずれも「八戸200か」で、古くても大きい番号のものがあって、中古車もありそう(国際興業本体から来たのか)。
【15日追記】1台だけ「14-99」とだいぶ大きいナンバーの車があり、写真では地名を判読できなかった。十和田観光電鉄では、岩手県軽米町にも貸切部門があり、この車はそこに所属する「岩手」ナンバーかもしれない。
号車(車種)・社番・ナンバープレートの順に紹介。
側面の表記は、例によって「Towada Kanko」と「Kokusai Kogyo Group」が混在。
1台だけの現行ガーラは、側面に「Towada Kanko」とあるが、秋北バスの同型車は「Kokusai Kogyo Group」だった。
各地の貸切バスを見ると、現行車種の日野セレガ/いすゞガーラが圧倒的。先代のガーラすら珍しくなったし、スーパークルーザーなんてほとんど見なくなった。(中央交通が空港リムジンに使ったり、秋田市のまんたらめ号のように、貸切以外の用途ではそれなりに残っているはず)
皮肉なことに、いすゞと関係がある十和田観光電鉄のような国際興業グループ各社が、古いいすゞの車をいちばん多く使い続けている気がする。
それにしても、このツアーのお客さんたちは、車両の格差をどう感じたのだろう。どうせ乗るなら新しい車がいいだろうし。1号車の人は優越感にひたっただろうか。
どの車がお好みですか?
そういえば、貸切バスが何台も連なる時の順番について。
バス会社によって、1号車が先頭の正順のところと、大きい数字の車が先頭で1号車が最後尾の逆順のところがある。
関西方面の会社に逆順が多いらしいが、かつての秋田市交通局もそうだったはず。中央交通は正順かな。【18日追記】十和田観光電鉄がどちらの順番かは不明。
逆順にする理由としては、狭い道のすれ違いで待たせる対向車(バスやトラック)に対して、「この後に何台バスが続くか」を知らせるためだそう。
秋田市では8月に入ってから13日までの総雨量が220.0ミリ。8月1か月間の平年値176.9ミリを既に上回り、空梅雨だった分が相殺されたと言っていいのだろうか。
毎年8月10日開催・11日予備日の「秋田市夏まつり雄物川花火大会」は、両日とも中止。今のところ26日に実施される予定。
12日以降は晴れや曇りで雨は落ち着いた。最高気温は20度台後半で、過ごしやすい。
明日、あさってはまた雨。
8月に月遅れでお盆を行う所では、13日に墓参りに行くことが圧倒的に多いはず。
「ご先祖の霊が自宅に帰ってくる」のがお盆であり、「帰宅するご先祖を墓に迎えに行くために墓参する」と考えれば、お盆初日である13日に墓参するのは、理にかなっている。
現代では、帰省や仕事の日程上、他の日に墓参しなければならないのは仕方がないし、気持ちの問題ではありますが。
ローカルニュースでは、春と秋の彼岸の中日とお盆には、墓参りに訪れる人々の光景が報道される。
今年の秋田では、民放各局はいつものように13日に報道された。ところが、NHK秋田放送局は14日に放送していて、違和感を覚えた。過去にこんなことがあっただろうか。
平和公園で取材していて、取材も14日だったようだ。
周りのお墓の多くには既に花が供えられ、墓参り済みのよう。14日に墓参に訪れる人は多くなさそうだった。(来るまで待っていたのかも)
ホームページでざっと見たところ、他にも静岡放送局、鳥取放送局、山口放送局が、14日に墓参りのニュースを伝えていた。(もちろん13日に伝えたところも多かった)
まあ、実際に墓参りする人がいたからいいのだろうが、お盆の墓参の本来の意味を踏まえれば、タイムリーさに欠ける。
また、取材・放送する側が本来の意味を知らずに「お盆中の13日から15日のどっかで取材すればいいでしょ」と思ってやっているのなら、日本の伝統がないがしろにされていると感じてしまう。
お盆とあまり関係ないですが、秋田市中央部から2題。
通町(所在地は大町一丁目)にある「せきや」。
秋田の人はパンの「たけや」と同じく、冒頭にアクセントを置いて発音する。
元々は大久保(現・潟上市昭和大久保)の鮮魚店で、現在は自称「スーパーマーケット」。魚、青果、惣菜に重点を置いた食料品中心の店といった感じだろうか。
仕出し料理や秋田市郊外の温泉の経営(貝の沢温泉)、土用の丑の日に駐車場でウナギを焼いて売るのも有名。
通町では、1990年代後半に道路拡張が行われて、現在の街並みになった。
それ以前は、狭い歩道に沿って各店舗の軒先がひしめいていた。せきやもその1つで、店内も雑然とした市場のようだったと記憶している。
昔は、駐車場が向かい側にあって、羽後銀行→北都銀行通町支店がせきやの隣にあり、拡幅時に土地を交換した。
現在の店舗は、主にかつて銀行だった位置に当たるはず
そんなせきやが、14日から25日まで休業し、店舗の改装を行っている。
現在の店舗ができてから、おそらく初のリニューアルということだろう。
今や秋田市中央部において、数少ない、いろんな食品が1か所で購入できる店であるせきや。
10日以上もお休みとなれば、お年寄りなど一時的な買い物難民が発生してしまわないか、ちょっと心配ではある。
【29日追記】予定通り、26日から営業再開。3日間はセールが行われた。
外観はほとんど変化なく(出入口の一部だけ?)、内部は照明がLEDになって明るくなるなどしたものの、売り場レイアウトはほとんど変わっていないそうだ。
少々移動して、秋田ニューシティ跡地。
敷地の西半分は月ぎめ駐車場、東半分は「大町イベント広場」として竿燈の時は出店が並ぶなどするが、通常はほとんどイベントはなく、単なる広大な空き地。
たまに仮設駐車場になったり、所有者と経営が同じ秋田いすゞの新車仮置き場(?)になったりしている。※今春
13日は、
ずらりと並んだ貸切バス
国際興業グループ共通塗装の貸切バスがたくさん並んでいた。おそらく何かのツアーで来て周辺のホテルに宿泊しているバスの駐車場。
6台あり、すべて青森県の十和田観光電鉄のバスだった。
ゆったりと勢揃い
団体名の表示は見えなかったが、通しの号車番号が振られていて、同じ団体のようだ。(左から1号車)
でも、その車種というか車齢の差が激しい。
国際興業グループだからどれもいすゞの車なのだが、現行ガーラ1台、先代ガーラ3台、1996年まで製造されていた「スーパークルーザー」2台と3世代に渡る。
ナンバーはいずれも「八戸200か」で、古くても大きい番号のものがあって、中古車もありそう(国際興業本体から来たのか)。
【15日追記】1台だけ「14-99」とだいぶ大きいナンバーの車があり、写真では地名を判読できなかった。十和田観光電鉄では、岩手県軽米町にも貸切部門があり、この車はそこに所属する「岩手」ナンバーかもしれない。
号車(車種)・社番・ナンバープレートの順に紹介。
1号車(現ガーラ)・1265・595、2号車(旧ガーラ)・1258・568、3号車(旧ガーラ)・1257・567、4号車(スーパークルーザー)・1251・482、5号車(スーパークルーザー)・1164・14-99、6号車(旧ガーラ)・1256・545
先代と先々代側面の表記は、例によって「Towada Kanko」と「Kokusai Kogyo Group」が混在。
1台だけの現行ガーラは、側面に「Towada Kanko」とあるが、秋北バスの同型車は「Kokusai Kogyo Group」だった。
各地の貸切バスを見ると、現行車種の日野セレガ/いすゞガーラが圧倒的。先代のガーラすら珍しくなったし、スーパークルーザーなんてほとんど見なくなった。(中央交通が空港リムジンに使ったり、秋田市のまんたらめ号のように、貸切以外の用途ではそれなりに残っているはず)
皮肉なことに、いすゞと関係がある十和田観光電鉄のような国際興業グループ各社が、古いいすゞの車をいちばん多く使い続けている気がする。
それにしても、このツアーのお客さんたちは、車両の格差をどう感じたのだろう。どうせ乗るなら新しい車がいいだろうし。1号車の人は優越感にひたっただろうか。
どの車がお好みですか?
そういえば、貸切バスが何台も連なる時の順番について。
バス会社によって、1号車が先頭の正順のところと、大きい数字の車が先頭で1号車が最後尾の逆順のところがある。
関西方面の会社に逆順が多いらしいが、かつての秋田市交通局もそうだったはず。中央交通は正順かな。【18日追記】十和田観光電鉄がどちらの順番かは不明。
逆順にする理由としては、狭い道のすれ違いで待たせる対向車(バスやトラック)に対して、「この後に何台バスが続くか」を知らせるためだそう。