2年前の2014年春をもって、秋田新幹線「こまち」での運行を終えた、秋田新幹線初代車両「E3系」電車。
26本(26編成)あったうち、初期製造の17本は廃車。
残りの9本は、他の列車に転用されている。改造・組み替えられて山形新幹線「つばさ」用になったもの(一部車両は廃車)、白とピンクの塗装のまま「こまち」の文字が消されて東北新幹線「やまびこ」用で走り続けるものなど、その後はさまざま。
やまびこ用は、現在も秋田車両センター所属になっていて、たまに秋田へ来ている(最近は5月12日にR21編成が来たとか。これは2014年の模様)。
その9本中、大きく改造されたものが2本。
「R18」編成は、足湯付きの観光車両「とれいゆ」になり、山形新幹線で臨時列車として運行中。
そして「R19」編成は、現代美術を乗車しながら鑑賞できる「現美新幹線」に改造され、今年4月29日から上越新幹線で運行開始。車体外観には蜷川実花によるデザインが施された。長岡の花火をモチーフにしているため、夜空の黒ベースの塗装で、「黒い新幹線」で「世界最速の芸術鑑賞」として注目されている。
鉄道趣味的には、ミニ新幹線車両であるE3系が、ミニ区間とつながっていない上越新幹線で運行されることが珍しい(営業運行は初?)。
【16日追記】現美新幹線への改造当初は、秋田車両センター所属のままだったが、現在は新潟新幹線車両センターへ転属しているようだ。
運行区間は、新潟県内完結の越後湯沢-新潟。
土日祝日に、他の列車と同じ「とき」の列車名で、各駅停車で1日3往復運転されている。
現在はパック商品と指定席(満席時は立席特急券を発売)での利用のみ。7月からは自由席も設定。
さて、この週末、長岡駅へ行きました。
乗る新幹線とほぼ同時刻に、反対ホームに現美新幹線が停車することになっていたので、見られるのを楽しみにしていた。
長岡の新幹線ホームは、ホームなしの通過線2本を間に挟んで上下ホームが向かい合う構造で、しかも柱が林立。まして昼間の屋根があるところに黒い新幹線だから、向かい側のホームから写真を撮影するのは条件が悪すぎるけど。
足もとには乗車位置表示も
号車番号は「こまち」時代のまま、11~16号車。
案内では「全席指定6両編成」と表示されるものの、列車名は他と同じ「とき○○○号」で、現美新幹線であることを知らずに指定券を取ってしまう人がいそう。
登場!
写真左側・こちらのホームに、上からオレンジ色のひし形がぶら下がっているのが、停止位置を示す運転士向け標識。「秋」というのが現美新幹線用だろう。「(元)秋田新幹線」の「秋」を示しているはず、「現」とか「美」よりも分かりやすいのかな。(かつて秋田新幹線だった頃に、試運転やイベント展示の回送などで来た時から使われているものかもしれないけど)
これが現美新幹線だ!
両側の先頭部分は黒というか青っぽい濃いグレー。側面は、1両ごとに違う色とりどり。
ドアの下に、おなじみの折りたたみステップが
ミニ新幹線車両がフル規格区間の駅に停車する時の必須アイテム、すき間をつなぐ折りたたみ式ステップは、元の色のまま残っている。
屋根上のパンタグラフのアームも、こまち時代のままのピンク色のようだ。編成番号も「R19」のまま。
窓がない車両も【19日追記】イラストではどの車両にも窓がないように見えるものもあるので、窓がある車両もけっこうあるとも言える。
そもそも外側だけしか見ていないし、こちらが乗る新幹線の入線が迫っていて余裕なかったのもあるし、若干遠いこともあるけれど、なんだかよく分からなかった。
白かったこまち時代を知る者としては、こんな姿になって、いろんな意味でいろんな心境。
この姿で秋田へ“里帰り”したらおもしろいそう。(目立たなくて踏切で危ない?!)
※2019年に乗車できた。
ついでに、普通の新幹線。
オール2階建て新幹線「Max」2代目で、現在は上越新幹線専用となった「E4系」。
かつては、上が白、下が紺色で間に黄色い帯が入る塗装だった。
(再掲)
いつの間にか変わっていた。2014年から変更が始まったそうで、今回は旧塗装のものは見なかった。
帯の色がピンクに
帯色が変わっただけだけど、それなりに印象が違う。以前は引き締まったイメージだったのが、やわらかくなった。
「Max」ロゴもトキのイラスト入りに
ピンク色は「朱鷺色(ときいろ)」ということで、2012年に廃車となった初代Max「E1系」の末期のデザインを復刻したもの。
E653系に替わってから初めて「いなほ」に乗り、信州へ行ってきました。旅行記をおいおいアップします。→こちらから
26本(26編成)あったうち、初期製造の17本は廃車。
残りの9本は、他の列車に転用されている。改造・組み替えられて山形新幹線「つばさ」用になったもの(一部車両は廃車)、白とピンクの塗装のまま「こまち」の文字が消されて東北新幹線「やまびこ」用で走り続けるものなど、その後はさまざま。
やまびこ用は、現在も秋田車両センター所属になっていて、たまに秋田へ来ている(最近は5月12日にR21編成が来たとか。これは2014年の模様)。
その9本中、大きく改造されたものが2本。
「R18」編成は、足湯付きの観光車両「とれいゆ」になり、山形新幹線で臨時列車として運行中。
そして「R19」編成は、現代美術を乗車しながら鑑賞できる「現美新幹線」に改造され、今年4月29日から上越新幹線で運行開始。車体外観には蜷川実花によるデザインが施された。長岡の花火をモチーフにしているため、夜空の黒ベースの塗装で、「黒い新幹線」で「世界最速の芸術鑑賞」として注目されている。
鉄道趣味的には、ミニ新幹線車両であるE3系が、ミニ区間とつながっていない上越新幹線で運行されることが珍しい(営業運行は初?)。
【16日追記】現美新幹線への改造当初は、秋田車両センター所属のままだったが、現在は新潟新幹線車両センターへ転属しているようだ。
運行区間は、新潟県内完結の越後湯沢-新潟。
土日祝日に、他の列車と同じ「とき」の列車名で、各駅停車で1日3往復運転されている。
現在はパック商品と指定席(満席時は立席特急券を発売)での利用のみ。7月からは自由席も設定。
さて、この週末、長岡駅へ行きました。
乗る新幹線とほぼ同時刻に、反対ホームに現美新幹線が停車することになっていたので、見られるのを楽しみにしていた。
長岡の新幹線ホームは、ホームなしの通過線2本を間に挟んで上下ホームが向かい合う構造で、しかも柱が林立。まして昼間の屋根があるところに黒い新幹線だから、向かい側のホームから写真を撮影するのは条件が悪すぎるけど。
足もとには乗車位置表示も
号車番号は「こまち」時代のまま、11~16号車。
案内では「全席指定6両編成」と表示されるものの、列車名は他と同じ「とき○○○号」で、現美新幹線であることを知らずに指定券を取ってしまう人がいそう。
登場!
写真左側・こちらのホームに、上からオレンジ色のひし形がぶら下がっているのが、停止位置を示す運転士向け標識。「秋」というのが現美新幹線用だろう。「(元)秋田新幹線」の「秋」を示しているはず、「現」とか「美」よりも分かりやすいのかな。(かつて秋田新幹線だった頃に、試運転やイベント展示の回送などで来た時から使われているものかもしれないけど)
これが現美新幹線だ!
両側の先頭部分は黒というか青っぽい濃いグレー。側面は、1両ごとに違う色とりどり。
ドアの下に、おなじみの折りたたみステップが
ミニ新幹線車両がフル規格区間の駅に停車する時の必須アイテム、すき間をつなぐ折りたたみ式ステップは、元の色のまま残っている。
屋根上のパンタグラフのアームも、こまち時代のままのピンク色のようだ。編成番号も「R19」のまま。
窓がない車両も【19日追記】イラストではどの車両にも窓がないように見えるものもあるので、窓がある車両もけっこうあるとも言える。
そもそも外側だけしか見ていないし、こちらが乗る新幹線の入線が迫っていて余裕なかったのもあるし、若干遠いこともあるけれど、なんだかよく分からなかった。
白かったこまち時代を知る者としては、こんな姿になって、いろんな意味でいろんな心境。
この姿で秋田へ“里帰り”したらおもしろいそう。(目立たなくて踏切で危ない?!)
※2019年に乗車できた。
ついでに、普通の新幹線。
オール2階建て新幹線「Max」2代目で、現在は上越新幹線専用となった「E4系」。
かつては、上が白、下が紺色で間に黄色い帯が入る塗装だった。
(再掲)
いつの間にか変わっていた。2014年から変更が始まったそうで、今回は旧塗装のものは見なかった。
帯の色がピンクに
帯色が変わっただけだけど、それなりに印象が違う。以前は引き締まったイメージだったのが、やわらかくなった。
「Max」ロゴもトキのイラスト入りに
ピンク色は「朱鷺色(ときいろ)」ということで、2012年に廃車となった初代Max「E1系」の末期のデザインを復刻したもの。
E653系に替わってから初めて「いなほ」に乗り、信州へ行ってきました。旅行記をおいおいアップします。→こちらから