声優の水谷優子さんが、17日にがんで51歳で亡くなった。
いろいろな役をやっておられたようだが、なんといっても「ちびまる子ちゃん」のさきこお姉ちゃん。
初回・1990年の第1話は「まるちゃんきょうだいげんかをする」。“チーチキン(シーチキンじゃなく)”のノートを奪い合うお話は、お姉ちゃんあってのお話。
その後も、「人生は後悔の繰り返し」と発言してまる子に作文のネタにされたり、いつもはクールなのに西城秀樹には熱狂したり、なくてはならない脇役。
さくら家のメンバーは、友蔵じいさん以外は、放送開始からずっと同じ声優陣だった。後任は誰になるだろう。
水谷さんは、秋田と多少の関わりがある仕事をされていた。ちなみにご本人は愛知県出身。
1990年代中頃だったと思う。たまたま秋田放送(ABS)ラジオをつけたら、水谷さんが司会(パーソナリティー)を務める番組だった。
僕は、特定のアニメ(要は自分が興味を持って見る)の配役が誰だというのは興味があるが、声優さんそのものにも、ラジオ番組全般にも、当時も今も関心は薄かった。
でも、ちびまる子ちゃんは見ていたし、声からさきこお姉ちゃんの人であることも分かったので、そのまま聞いてみた。
すると、「ももさだガエルのコーナー」なるものがあり、水谷さんが「ももさだカエル」という言葉を発していた。
「ももさだカエル(ももさだガエル)」とは、秋田市南西部、新屋(あらや)地区の海岸にあるカエルの銅像。
新屋が昔「ももさだ(百三段)」と呼ばれたことにちなむ名称で、「昔のにぎわいにカエル、ゴミを持ちカエル、訪れた人が無事にカエル」願いをこめて、1993年に設置された。
観光名所などではなく、地域の公園のオブジェ的な存在であるが、カエルが立って片足と両手を挙げた奇妙なスタイルも相まって、当時の秋田ではちょっとした注目を集めた。
さらに、1994年には何者かに像が盗まれ、後に市内のパチンコ店駐車場で発見されるという騒動もあった。
Googleストリートビューはももさだカエルの前で引き返しており、像を見られる
そんな秋田だけで有名な「ももさだカエル」が、ローカル番組でないラジオのコーナー名になり、全国区で活躍する声優によって放送されることに驚いた。
ただ、内容は秋田やももさだカエルのことではなく、一見(一聞?)さんの聴取者には、イマイチ分からなかった。【22日追記】地元の者としては、なんだかよく分からないけど、誇らしくうれしくも感じた。
改めて調べると、それは1990年から2009年まで放送されていた「水谷優子のアニメ探偵団2」という番組。
キー局はなく「綜合放送」という制作会社が作って、各地の放送局が放送する形式。
最大でも東北や西日本を中心に10局程度でしか放送されず、最後まで放送したのはABSなど3局だったようだ。
その中に、「ももさだガエルのコーナー」があって(放送期間は不明)、ももさだカエルのような各地の変な場所や物を、リスナーの応募によって紹介していた。(今春で終わったナニコレ珍百景的なものか)
放送地域は多くなかったわけだが、秋田県外に「ももさだカエル」名前を知らしめるのに、水谷さんが一定の貢献をしてくださったと言えよう。
水谷さんの訃報は、寝具の西川産業会長西川甚五郎氏と並んで掲載された全国紙もあった。
秋田魁新報では、どちらも掲載されず。共同通信は配信しているはずなので、魁の判断。TBSのアナウンサーが結婚する記事は載せるのに、魁の掲載基準がよく分からない。
【30日追記】後任として6月5日分から豊嶋真千子さんが決定。魁は30日付社会面の下の方で掲載。「5月17日に死去していた故水谷優子さんが担当していた」という言い回し。
いろいろな役をやっておられたようだが、なんといっても「ちびまる子ちゃん」のさきこお姉ちゃん。
初回・1990年の第1話は「まるちゃんきょうだいげんかをする」。“チーチキン(シーチキンじゃなく)”のノートを奪い合うお話は、お姉ちゃんあってのお話。
その後も、「人生は後悔の繰り返し」と発言してまる子に作文のネタにされたり、いつもはクールなのに西城秀樹には熱狂したり、なくてはならない脇役。
さくら家のメンバーは、友蔵じいさん以外は、放送開始からずっと同じ声優陣だった。後任は誰になるだろう。
水谷さんは、秋田と多少の関わりがある仕事をされていた。ちなみにご本人は愛知県出身。
1990年代中頃だったと思う。たまたま秋田放送(ABS)ラジオをつけたら、水谷さんが司会(パーソナリティー)を務める番組だった。
僕は、特定のアニメ(要は自分が興味を持って見る)の配役が誰だというのは興味があるが、声優さんそのものにも、ラジオ番組全般にも、当時も今も関心は薄かった。
でも、ちびまる子ちゃんは見ていたし、声からさきこお姉ちゃんの人であることも分かったので、そのまま聞いてみた。
すると、「ももさだガエルのコーナー」なるものがあり、水谷さんが「ももさだカエル」という言葉を発していた。
「ももさだカエル(ももさだガエル)」とは、秋田市南西部、新屋(あらや)地区の海岸にあるカエルの銅像。
新屋が昔「ももさだ(百三段)」と呼ばれたことにちなむ名称で、「昔のにぎわいにカエル、ゴミを持ちカエル、訪れた人が無事にカエル」願いをこめて、1993年に設置された。
観光名所などではなく、地域の公園のオブジェ的な存在であるが、カエルが立って片足と両手を挙げた奇妙なスタイルも相まって、当時の秋田ではちょっとした注目を集めた。
さらに、1994年には何者かに像が盗まれ、後に市内のパチンコ店駐車場で発見されるという騒動もあった。
Googleストリートビューはももさだカエルの前で引き返しており、像を見られる
そんな秋田だけで有名な「ももさだカエル」が、ローカル番組でないラジオのコーナー名になり、全国区で活躍する声優によって放送されることに驚いた。
ただ、内容は秋田やももさだカエルのことではなく、一見(一聞?)さんの聴取者には、イマイチ分からなかった。【22日追記】地元の者としては、なんだかよく分からないけど、誇らしくうれしくも感じた。
改めて調べると、それは1990年から2009年まで放送されていた「水谷優子のアニメ探偵団2」という番組。
キー局はなく「綜合放送」という制作会社が作って、各地の放送局が放送する形式。
最大でも東北や西日本を中心に10局程度でしか放送されず、最後まで放送したのはABSなど3局だったようだ。
その中に、「ももさだガエルのコーナー」があって(放送期間は不明)、ももさだカエルのような各地の変な場所や物を、リスナーの応募によって紹介していた。(今春で終わったナニコレ珍百景的なものか)
放送地域は多くなかったわけだが、秋田県外に「ももさだカエル」名前を知らしめるのに、水谷さんが一定の貢献をしてくださったと言えよう。
水谷さんの訃報は、寝具の西川産業会長西川甚五郎氏と並んで掲載された全国紙もあった。
秋田魁新報では、どちらも掲載されず。共同通信は配信しているはずなので、魁の判断。TBSのアナウンサーが結婚する記事は載せるのに、魁の掲載基準がよく分からない。
【30日追記】後任として6月5日分から豊嶋真千子さんが決定。魁は30日付社会面の下の方で掲載。「5月17日に死去していた故水谷優子さんが担当していた」という言い回し。