広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

冬から春へ

2018-03-12 00:20:28 | 秋田の季節・風景
秋田市は3月に入って10度前後まで気温が上がる日、雨が降る日もあって、7日16時にはついに積雪量がゼロになった。道路が融けかけた雪でジャブジャブになったり、それが再度凍ってテカテカになるようことは今年はあまりなく、潔く雪が消えた感じ。
まだ暖かいとは言えないものの、つい先月まで雪が多く寒かったのを思えば、劇的な季節の変化。
11日は曇りでちょっと寒く、午後から雨になった。7年前ほどの寒さ・雪ではないものの、少し思い起こさせられる天候だった。【12日追記・12日朝は7年前のように時折激しく濡れ雪が降って、2時間だけ積雪1センチを記録】
ネコヤナギと旭南(対岸は楢山)の旭川。雨と雪融けで水量が少し多い

千秋公園・穴門の堀
お堀はまだほぼ全面が氷で覆われているけれど、隅から融け始めている。

2月に取り上げた、泉地区の歩道がない狭い道の路肩の雪も、
(再掲)

すっかり消えた
中央左の凍上災の穴は、埋めて修理されていた。
※他の道路では未修理の凍上災が多数。危険なものは道路管理者へ連絡したほうがいいでしょう。

このように秋田市街地では、よほど日当たりが悪い箇所でない限り、歩道も雪がなくなっており、冬靴でなくても歩けるようになった。
よほど日当たりが悪い箇所というのは、
こんなもの
積もった雪が姿を変えた、厚さ5センチ近い、硬い氷が板状に広がっている。
今後、太陽熱と雨で上から、路面の熱や水の流れにより下からと、上下から融けていくのは間違いないけれど、歩きにくい。
道路管理者が全部を除去しろとは言えない。手作業で割るとなると、ツルハシのような道具と相当の力が必要だから、近所の人にやれともいいづらい。
(ただ、自宅車庫への車の出入りによって、自宅前の歩道の雪が磨かれてツルツル、しかも斜面になっている家があり、そこはもうちょっとご自分の責任で…と思わずにはいられない)
でも、
この道は歩道の半分ほどは路面が出ている
なんとこの道路、近くにお住まいのおじさんが、おそらくおひとりで氷を割って【12日補足・氷の硬さと距離からして「道を切り拓く」と表現しても大げさではないかも】くれているのだ。通行人としてはとてもありがたいけれど、ひとりの善意に頼り切ってしまうのも申し訳ないし、この形でいいとは言えない。高齢者や学生も通る、生活に必要な道だし。
自助共助と言われそれが必要なのは分かるが、地元住民でないただ通るだけの者ができる自助共助って何かないものだろうか。例えば、誰でも使える除雪用具の設置とか、坂道にあるような融雪剤の箱設置(通行人が各自散布する)とか、市に要望すればいいのかな…【12日追記・あるいはいっそ、片側の歩道を冬期間閉鎖して、もう片側のみ市が確実に除雪するという運用もあり得るかもしれない。ここの場合は。】

雪国ならではの苦労から春を迎える喜びに変わろうとする季節。
コメント
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