広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

正月の大館駅前 他

2019-01-02 23:23:13 | 秋田の季節・風景
あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いします。
昨年暮れの北日本日本海側は、目立った被害はなかったものの強風が続き、やっと大みそかに落ち着いた。
秋田市ではクリスマスにはいったんなくなっていた雪も、再び10センチほど積もった。たまに晴れ間が出たと思えば、雪が舞い、そして少し吹雪く、標準的な、まあまあ穏やかな秋田らしい正月。

元日の秋田県北部・大館市のJR奥羽本線・花輪線 大館駅前。積雪は秋田市より少し多い感じ。
「秋田犬の像」。通称「群像」※過去の記事
向かい側の鶏めし・花善の店は元日も営業中で、車がたくさん入っていた。
大館は、2018年に戌年かついろいろと注目されて世界的とも言えるブームになった秋田犬(あきたいぬ)の本場。
駅前の親子の群像とその周りには、この季節ならではの装飾。像の周りにあるピンクのものがくっついた木は、枝にピンク色の飴玉を結びつけた「枝アメ」。
2月に大館で開かれるアメッコ市に欠かせないアイテムで、その事前宣伝なのだろう。近年は秋田駅にも置かれる。
親犬にはしめ縄【3日補足】「しめ飾り」が適切かな

上の写真からさらに引いてみると、
ちょっと物足りない?!
群像の手前にあった「忠犬ハチ公」がいない。

現地の立て札や報道もされたように、ハチ公像は、昨年12月7日に移設された。
雪が積もっていて感覚が違うせいもあるが、そう思って見れば物足りない。
左枠外が群像、右が駅舎
移転距離は200メートルほど。上の写真左奥に見えている、三角屋根の大きな新しい建物の前。
大館駅を出て右側、昔、小坂鉄道(廃止)の駅やその他施設があったところ。
工事中の柵の中に

ハチ公がいた
この建物は、今年5月8日オープン予定の大館市観光交流施設「秋田犬の里」。「秋田犬の里」は昨年10月に決定された名称で、現地の看板には、まだ「ハチ公の駅(仮称)」と記載されていた。
建物は、ハチ公が待っていた頃の渋谷駅舎をモデルにしている。
ハチ公像と大館駅舎
少し遠くなったが、移設後もハチ公は駅のほうを向いている。
今後は、大館駅舎と駅前広場の改築も予定されており、いずれ群像も移設されるらしい。見慣れた風景もどんどん変わっていくのだろう。※着工後2021年12月の記事(リンク先後半)。


ところで、JR大館駅は、昨年12月から駅業務が子会社へ委託され、駅長がいなくなった。
それでも今もなお、
「駅長 STATIONMASTER」の表示が残る
大館に帰省していたであろう人たちが、「大館駅もついに自動改札になった」と感慨深げに話しておられた。駅長がいなくなったことはご存知だろうか。
委託化されたせいか、あるいは不慣れな帰省客が多いせいもあるかもしれないが、大館駅では駅員の肉声による案内放送が、過去にないくらい丁寧に行われていたのが印象に残った。


大館駅から離れて、大館市に合併する前は旧・田代町であった早口(はやぐち)駅。ホームから見える丘の斜面に、木を刈りこんで「田代」の文字を作っていることを何度か紹介していた。季節によって可読性が異なるが、今は、
うっすら積もった雪の中に「田代」。わりと読みやすい
これ以上積もったら、真っ白で読めなくなるね。


秋田駅。
自由通路
12月に2体に増えた秋田犬の巨大バルーン。
この年末年始は、お座りのほうがどこかへ出張中【末尾の追記参照】のようで不在。
立っているほうが西側へ移動して、東側には、
巨大な赤いナマハゲの顔というかお面というか
裏へ回ると、
ただの黒い壁が囲われているだけ
ナマハゲの顔はたしかにインパクトがあるが、顔がすべてじゃない。衣装や体全体、声もあってこそナマハゲであろう。
秋田犬バルーン以上に、こんなモンじゃあ子どもだましにもならないと思っていたけど、旅行客・帰省客の多くの皆さんが、足を止めて写真を撮っている。
それならば、これはこれでアリなのでしょうけど、どうせなら、背景とか置き場所とか、もっとおもしろく工夫できそうにも感じるけれど、具体的なアイデアはありません。

【2月11日追記】1月23日付秋田魁新報 地域面で、秋田駅のナマハゲ面の意図が分かった。
高さ2.9メートル、幅1.7メートル。
「普段は県第二庁舎に展示されている」もので、なまはげのユネスコ無形文化遺産を機に、PRのために「JR秋田支社が県から面を借り受けた。」。12月27日から1月末まで設置されるとある。
新聞ではいなくなった座り秋田犬バルーンには触れていないけど、どうなったの?
新聞では1月いっぱいとあったが、2月11日時点では、まだ変わらずナマハゲが置かれている。
【2月13日追記】2月13日には、ナマハゲ面がなくなって、座り秋田犬バルーンが復活していた。
【4月4日追記】3月末には、秋田犬バルーン2体に加え、改札口正面・顔はめパネルの隣にナマハゲ面が、しかも赤のほか青と2つ並んで置かれるようになり、豪華に勢ぞろい。4月に入ってもそのまま。【追記】5月の連休も、さらに7月初めでもそのまま。
【8月5日追記】7月末頃には、お座りバルーンがなくなり、代わりに伏せて舌を出した、同じようなサイズのぬいぐるみのように見えるバルーンが置かれた。立ちバルーンやナマハゲ面は継続。
コメント (2)
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