千秋トンネル内に設置されて、稼働しそうで稼働しているんだかどうかよく分からなかった「定置式凍結防止剤散布装置『まきえもん』」。前回アップした(この記事後半)直後、さらに動きがあった。
前回の通り、まきえもん設置後、既存のガードパイプの一部が撤去されていた。散布時の干渉を防止するためだと思われるが、まきえもんのサイズとパイプのスパンは一致しないため、すき間が生じ、歩道から車道へ出ようと思えば出られるようになってしまっていた。
透明なので見づらいですが
今回、そのすき間をふさぐ形で、金属棒(?)と透明なアクリル板が設置された。
ガードパイプの形状の違いにも対応
手作りのようで、同じ形のガードパイプでも、そこに設置された棒と板の配置は微妙に違っている。なかなか複雑というか見栄えとしては…
なるほど。これならば、ガードパイプ並みの機能はある。しかし、目的はそればかりではないようだ。
※歩道部分から安全に配慮して撮影しました。
まきえもん本体の散布口の部分にも、ひさしのような形状で同じ材質のものが取り付けられた。
メーカーのサイトによれば、まきえもんコンパクトタイプは、本体の左右10メートル強、前方10メートル弱の範囲に散布できる。
その性能では、千秋トンネルの場合、上下線を分離する中央部の柱に当たるか、柱の間では反対車線まで飛ぶかしそう。別にそれでも構わないような気もするけど、それを防ぐためにひさしを設けて、前方への飛散を抑えたと思われる。
歩道との境のアクリル板も、狭いすき間にも、かつ本体と密着して設置されており、人の出入りだけでなく、歩道へ飛び散るのを防止する役目もありそう。
この頃、凍結抑制剤の袋を持った工事関係者が、まきえもんをいじっているのも目撃。
その後、23日時点では、歩道側の仮のコーンとバーは置かれたまま。だけど、
車道に白い粒が!
まきえもん前の車道に凍結抑制剤らしき粒が散らばっていた。まきえもんは稼働しているようだ。
上の写真では、車道中央部は、車が通行することでつぶされたり動いたりして、粒は見えない。
一方、まきえもんのすぐ前の白線付近には、粒がたくさん残っている。これって、ひさしではね返って落ちたものではないだろうか。まきえもん本来の性能ではこうならないのでは?
柱まで飛ぶのを嫌ったのは、凍結抑制剤の塩分で柱が劣化するのをおそれたのかとも思ったが、この状態では、今度は歩道側に影響が出てしまいそう。
画像検索すると、まきえもんの散布口の下に滑り台状の板を設置しているところがあった。千秋トンネルでも付けてみたらどうでしょう。
千秋トンネルのまきえもんがなかなか稼働しなかったのは、試行錯誤に時間を要したのが理由だったんだろうか。これで本格稼働なのか、コーンはいつ撤去されるのか、夏場はカバーなどがかけられる(長野県の屋外設置ではそうしている)か。そして設置した目的は達成できるのか。※続きはこちら
前回の通り、まきえもん設置後、既存のガードパイプの一部が撤去されていた。散布時の干渉を防止するためだと思われるが、まきえもんのサイズとパイプのスパンは一致しないため、すき間が生じ、歩道から車道へ出ようと思えば出られるようになってしまっていた。
透明なので見づらいですが
今回、そのすき間をふさぐ形で、金属棒(?)と透明なアクリル板が設置された。
ガードパイプの形状の違いにも対応
手作りのようで、同じ形のガードパイプでも、そこに設置された棒と板の配置は微妙に違っている。なかなか複雑というか見栄えとしては…
なるほど。これならば、ガードパイプ並みの機能はある。しかし、目的はそればかりではないようだ。
※歩道部分から安全に配慮して撮影しました。
まきえもん本体の散布口の部分にも、ひさしのような形状で同じ材質のものが取り付けられた。
メーカーのサイトによれば、まきえもんコンパクトタイプは、本体の左右10メートル強、前方10メートル弱の範囲に散布できる。
その性能では、千秋トンネルの場合、上下線を分離する中央部の柱に当たるか、柱の間では反対車線まで飛ぶかしそう。別にそれでも構わないような気もするけど、それを防ぐためにひさしを設けて、前方への飛散を抑えたと思われる。
歩道との境のアクリル板も、狭いすき間にも、かつ本体と密着して設置されており、人の出入りだけでなく、歩道へ飛び散るのを防止する役目もありそう。
この頃、凍結抑制剤の袋を持った工事関係者が、まきえもんをいじっているのも目撃。
その後、23日時点では、歩道側の仮のコーンとバーは置かれたまま。だけど、
車道に白い粒が!
まきえもん前の車道に凍結抑制剤らしき粒が散らばっていた。まきえもんは稼働しているようだ。
上の写真では、車道中央部は、車が通行することでつぶされたり動いたりして、粒は見えない。
一方、まきえもんのすぐ前の白線付近には、粒がたくさん残っている。これって、ひさしではね返って落ちたものではないだろうか。まきえもん本来の性能ではこうならないのでは?
柱まで飛ぶのを嫌ったのは、凍結抑制剤の塩分で柱が劣化するのをおそれたのかとも思ったが、この状態では、今度は歩道側に影響が出てしまいそう。
画像検索すると、まきえもんの散布口の下に滑り台状の板を設置しているところがあった。千秋トンネルでも付けてみたらどうでしょう。
千秋トンネルのまきえもんがなかなか稼働しなかったのは、試行錯誤に時間を要したのが理由だったんだろうか。これで本格稼働なのか、コーンはいつ撤去されるのか、夏場はカバーなどがかけられる(長野県の屋外設置ではそうしている)か。そして設置した目的は達成できるのか。※続きはこちら