秋田を中心にJR東日本の話題いくつかと、最後に羽後交通の話題も。
●新型改札機
秋田駅の新幹線改札口では、年明け頃から自動改札機の工事らしきものが行われていた。
秋田駅中央改札口
この3連休辺りから、新しい改札機が稼働。おそらく乗り換え改札口も同時に更新。
上部が波打ったデザインなのが特徴。
JR東海の改札機の色違いの外観だが、JR東海は東芝製「EG-7000」。
JR東日本のは「EG-30」という型式だそうで、JR東日本メカトロニクスが東芝など各社の部品で作った機種ということかな。
新型改札機は、2017年秋頃から順次更新設置されており、最近は長野とか盛岡のような地方駅にも設置されているようだ。
これまでのはEG10らしい。※JR東日本の自動改札機の型番は、公式にははっきりとは公表されていないようで、ハイフンの有無もよく分からない。
特段、新しい機能が搭載された自動改札機ではないようなので、単なる老朽更新か。あるいはまだ使っていない新たな機能に対応でき、それを見越して更新したのか。
【12日追記】ツイッター上では、新幹線改札機が新しくなったのを見て、「秋田でSuicaが使えるようになる」と勘違いしている人がいる。
秋田駅での「新幹線の乗車」には、先代の改札機でもモバイルSuicaが使えた。そもそもこれは新幹線用改札機なので、在来線側は関係ない。
在来線へのSuica導入については、この記事下のほう参照。
※以下にSuicaの話題が2つありますが、新幹線改札機更新も含めた3題に、直接のつながりはありません。たまたま、関連しそうな出来事が同時期に3つ起きたということでしょう。
※その後、2021年春に、秋田新幹線の特定特急券(座席を指定しない自由席相当)での乗車にはカード・モバイルともSuica等が使えるようになり、初回登録やチャージのため券売機がSuicaに対応するようになった。
この副次的効果として、在来線のきっぷを、カードの残高で購入することはついに可能になった。新幹線停車駅のみなので、土崎など周辺駅は未対応。
また、これにより新幹線停車駅のみどりの窓口でもSuicaを扱うようになったらしいので、秋田駅では次項のようなトラブルは起きないはず。(以上追記)
●Suica騒動
コメント欄で少々やり取りがあったように、1月末から2月頭にかけて、秋田でSuicaに関するちょっとした出来事があった。
由利本荘市の60歳代の女性が、駅のコンビニで購入したSuicaのカードを解約(※)しようと、秋田駅窓口へ申し出たら、「ここではできないので新潟駅へ自腹で行くように」言われ、憤慨したというもの。
※JR東日本の公式サイトでは、Suicaのカードを返却して精算しデポジット(預り金)を返してもらう手続きを「払いもどし(Suicaの返却)」としている。ここでは「払い戻し」とします。
本題に戻って。
以前から何度か書いているが、JR東日本では、秋田のようなSuicaが列車乗車に使えないエリアであっても、買い物には使える。
さらに、秋田駅などでは、Suicaのカードを駅の窓口では売っていないものの、駅内の系列のコンビニNEWDAYSでは(あまりおおっぴらではないが)売られているそうだ【12日補足・河北の記事では「県内では系列のコンビニエンスストアなど7店舗でスイカを販売」とあった】。また、車掌の車内発券端末ではSuica決済できる。これらは、「いつの間にか」「ひっそりと」開始され、いわば「なし崩し的」にエリア外でもSuicaがじわじわ進出しているようなもの。なのに列車にはまだ乗れない。
こういうちぐはぐな現状が、今回のトラブルを引き起こしたのだと思う。
あと、今後の方向性としては、秋田(エリア外)で「払い戻しできるようにする」よりも「使えるようにする」ほうが、前向きというか本筋だとも思った。【12日補足】ルール上「使えるように」なれば、自動的に「払い戻しできる」ようになるのだから。
【11日追記】どうでもいいことだけど、秋田駅の駅員は払い戻し場所を「新潟駅」と限定したようだけど、どうしてなんだろう。JRの料金は高くなるが、多くの秋田の人には、新潟より仙台エリアのほうが身近だから、新潟と言われて身構えて余計に遠く思えたかもしれない。新潟方面だとしても、少し手前の新発田駅などでも手続きできるはず。
秋田支社の言い分では、コンビニでカードを売る時に、秋田では解約できない旨を説明する紙を渡すことになっているという(NEWDAYSに責任を押し付けているようにも取れる)が、女性側は一切説明がなかったとしている。
個人的には、この人が、秋田にいてあえて・わざわざSuicaを買っておきながら、てのひらを返すように払い戻そうとする意図が分からない。(東京や仙台で買ってきたカードを、もう使わないから払い戻したいという話なら分かるけど)
デポジットは500円だし、旅行先とか秋田でもコンビニ各社とか、使いみちはそれなりにあるから、持ち続けてもそんなにデメリットにはならないのに…(500円を有効に使いたい気持ちも分かるけど)
秋田市内の秋田中央交通の路線バスでも、ICカードでの乗車はできないが、秋田市役所が主体となって導入を検討している。そろそろ結論が出てもいい頃だけど、今のところ不明。
この分では、秋田でICカードで、乗車できるのはまだまだ先かなと思っていた。ところが↓
●ついに導入か?!
2月6日の産経新聞ネット版に、JR東日本社長へインタビューした記事があった。(秋田で↑あんな騒動があったことは、社長のお耳に入っているだろうか…)
昨今、政府の消費税増税対策を名目に、キャッシュレス化が進みつつある。キャッシュレス化には賛成だけど、増税額と同程度を還元するんじゃあ、増税しないほうがいいような気がしてしまうのですが…
そのため、クレジットカード、電子マネー、そしてQRコード決済が群雄割拠。その中で、Suicaはエリアを拡大して存在感を出そうとしているらしい。
名目はともかく、ついに来たか?!
現行のSuicaは、大量の乗客をさばくために処理や通信が高速化されており、その対応機器は導入費用がかかるのがネックで地方では導入に踏み切れていなかった。(この話自体、初めて知った)
廉価版仕様にすることで、地方でも成り立つようにするという仕組み。
公式発表や、それこそ他社の後追い報道がほしい。
昨年、JR東日本では、地方の交通事業者で導入しやすい「地域連携ICカード」も開発中で、2021年から提供を始めるという発表があった。うまくいけば、秋田のバスでも…
【12日補足】秋田などSuica未導入エリアの解消は、かなり現実味が出たと考える。新聞社が独断で書いた文章でなく、インタビューで社長自身が発言しているのだし、JR東日本路線へはJR東日本単独の判断で導入に踏み切れるだろうから。
その他私鉄やバスへの導入は、本件で間接的には促進されるだろうが、最終的には各社が決めることだから、まだなんとも言えない状態だと思う。秋田中央交通の場合、中央交通だけでなく秋田市の意向も絡んでくる。
※秋田市のバスへの導入について、続きは2020年。【←最新の詳しい情報は、こちらをご覧ください】
●18年でリニューアル
秋田市保戸野に、JR東日本の子会社が運営する食品スーパー「秋田生鮮市場 保戸野店」がある。
(再掲)【12日補足・手前の小屋は「あじまん(山形の大判焼きチェーン)」。保戸野店では2013年春を最後に出店をやめた】
かつては土崎店もあったが2012年に他社へ譲渡。余談だが長野支社でも生鮮市場があった。
保戸野の生鮮市場は、国鉄官舎→JR社宅があった跡に、2000年11月頃にオープン。泥棒に入られた(金庫を破られただか持っていかれたはず)こともあったけど、スーパーが少なくなった保戸野・泉地区の人たちに親しまれ、18年経った。
我が家もお世話になっていて、Suica決済できるのでそのポイントもけっこう貯めさせてもらってます。
2月12日から休業してリニューアルすることになった。営業再開は22日の予定。
同じ建物のクリーニング店は休まないそうだけど、10日も工事するとは、けっこう大規模なんだろうか。
2月11日は在庫処分で全品3割引き。昼時点で生鮮食品はほぼなくなり、レジ待ちが30分くらいかかったとのこと。
【3月1日追記】2月22日・金曜日に予定通り営業再開。全体的にきれいになったけど、総じてリニューアル前と変わっていない。高齢者も多い店では、このほうが親切かもしれない。
外装・内装はきれいになったが「生鮮市場」の上に飛び出した看板は色が変わっただけで健在。基本的な売り場配置も変わらず。Suica決済対応レジが2台だけなのも同じ。
変わったのは、店内の棚の列がおそらく1通路減って、その分通路が広くなったこと、一部売り場の位置変更、一部ケース類の更新程度か。目新しいのは、いったん外に出ないと使えなかったトイレが、場所は同じ(レイアウトは変更)できれいになって店内(風除室)から出入りするようになったこと、従来は青果売り場のバックヤードだったと思われる部分(入ってすぐ右。トイレの隣)をイートインスペースとして開放したこと。
【8月30日追記】おそらく8月29日から、レジが新しくなった。10月の消費税率引き上げ・軽減税率導入への対応だろう。レジはテラオカ製。5台から4台に減り、うち2台が支払いが自動精算のセミセルフレジに。残り2台は通常タイプで、Suicaはそちらのみの対応。Suica用金額入力・読み取り装置は従来の転用? 屋根からぶら下がる表示は、色あせた従来のものを継続。
【12月18日追記】さらにその後(2019年秋)、すべてのレジでクレジットカード決済ができるようになったらしい。大々的な告知はないが、新たな端末と国際ブランドの紙がレジ周りについた。セミセルフレジでも、カード決済は店員のいる読み取り側で行うようだ。Suicaは引き続き2台のみ。
なお、10月から消費税増税に伴うキャッシュレス決済ポイント還元が始まったが、生鮮市場は対象外。ただし、JR東日本全体で、Suica決済でポイントが3倍になるキャンペーンは適用。
※この2年後、2021年2月には火事になってしまった。
●羽後交通に新車!
羽後交通本荘営業所に、中型バスの新車が入った。
本荘営業所だから秋田市内にも来る。
後ろ姿だけ。いすゞエルガミオ「13-89」
ネット上の情報では3台買ったようだ。羽後交通としてはこの型は初めてだが、中央交通では(マイナーチェンジ前2台も合わせて)まだ4台しかないのに、この調子では抜かれちゃうかも。
※詳しくはこちら。
●新型改札機
秋田駅の新幹線改札口では、年明け頃から自動改札機の工事らしきものが行われていた。
秋田駅中央改札口
この3連休辺りから、新しい改札機が稼働。おそらく乗り換え改札口も同時に更新。
上部が波打ったデザインなのが特徴。
JR東海の改札機の色違いの外観だが、JR東海は東芝製「EG-7000」。
JR東日本のは「EG-30」という型式だそうで、JR東日本メカトロニクスが東芝など各社の部品で作った機種ということかな。
新型改札機は、2017年秋頃から順次更新設置されており、最近は長野とか盛岡のような地方駅にも設置されているようだ。
これまでのはEG10らしい。※JR東日本の自動改札機の型番は、公式にははっきりとは公表されていないようで、ハイフンの有無もよく分からない。
特段、新しい機能が搭載された自動改札機ではないようなので、単なる老朽更新か。あるいはまだ使っていない新たな機能に対応でき、それを見越して更新したのか。
【12日追記】ツイッター上では、新幹線改札機が新しくなったのを見て、「秋田でSuicaが使えるようになる」と勘違いしている人がいる。
秋田駅での「新幹線の乗車」には、先代の改札機でもモバイルSuicaが使えた。そもそもこれは新幹線用改札機なので、在来線側は関係ない。
在来線へのSuica導入については、この記事下のほう参照。
※以下にSuicaの話題が2つありますが、新幹線改札機更新も含めた3題に、直接のつながりはありません。たまたま、関連しそうな出来事が同時期に3つ起きたということでしょう。
※その後、2021年春に、秋田新幹線の特定特急券(座席を指定しない自由席相当)での乗車にはカード・モバイルともSuica等が使えるようになり、初回登録やチャージのため券売機がSuicaに対応するようになった。
この副次的効果として、在来線のきっぷを、カードの残高で購入することはついに可能になった。新幹線停車駅のみなので、土崎など周辺駅は未対応。
また、これにより新幹線停車駅のみどりの窓口でもSuicaを扱うようになったらしいので、秋田駅では次項のようなトラブルは起きないはず。(以上追記)
●Suica騒動
コメント欄で少々やり取りがあったように、1月末から2月頭にかけて、秋田でSuicaに関するちょっとした出来事があった。
由利本荘市の60歳代の女性が、駅のコンビニで購入したSuicaのカードを解約(※)しようと、秋田駅窓口へ申し出たら、「ここではできないので新潟駅へ自腹で行くように」言われ、憤慨したというもの。
※JR東日本の公式サイトでは、Suicaのカードを返却して精算しデポジット(預り金)を返してもらう手続きを「払いもどし(Suicaの返却)」としている。ここでは「払い戻し」とします。
まず話が少しずれるが、不思議な点。
本件は、河北新報が報道してネット版にも掲載され、それが拡散された。
しかしその数日前に、秋田魁新報の投書欄「声の十字路」で、ご本人からの投稿が掲載されたのだ。河北に掲載されたより後に、JR東日本秋田支社からの回答も載った。
河北の記者が魁を読んで、記事に仕立てたということなんだろうか。
普通の記事なら、A社がスクープして、他社が後追い報道するというのはよくある。でも、投稿欄を元に他社が動くというのは、いいのかなという気がしなくもない。
河北では、JR東日本側の釈明や、秋田県外でも同様の事情があることを伝えるなどしていて、独自性はある。魁では難しい、東北6県に向けた問題提起はできた。
だけど魁にしてみれば、自社が先に掲載したことを、後から詳しく記事にされてネットにも載せられたんじゃあ、いい気分ではなかったかも。
本件は、河北新報が報道してネット版にも掲載され、それが拡散された。
しかしその数日前に、秋田魁新報の投書欄「声の十字路」で、ご本人からの投稿が掲載されたのだ。河北に掲載されたより後に、JR東日本秋田支社からの回答も載った。
河北の記者が魁を読んで、記事に仕立てたということなんだろうか。
普通の記事なら、A社がスクープして、他社が後追い報道するというのはよくある。でも、投稿欄を元に他社が動くというのは、いいのかなという気がしなくもない。
河北では、JR東日本側の釈明や、秋田県外でも同様の事情があることを伝えるなどしていて、独自性はある。魁では難しい、東北6県に向けた問題提起はできた。
だけど魁にしてみれば、自社が先に掲載したことを、後から詳しく記事にされてネットにも載せられたんじゃあ、いい気分ではなかったかも。
本題に戻って。
以前から何度か書いているが、JR東日本では、秋田のようなSuicaが列車乗車に使えないエリアであっても、買い物には使える。
さらに、秋田駅などでは、Suicaのカードを駅の窓口では売っていないものの、駅内の系列のコンビニNEWDAYSでは(あまりおおっぴらではないが)売られているそうだ【12日補足・河北の記事では「県内では系列のコンビニエンスストアなど7店舗でスイカを販売」とあった】。また、車掌の車内発券端末ではSuica決済できる。これらは、「いつの間にか」「ひっそりと」開始され、いわば「なし崩し的」にエリア外でもSuicaがじわじわ進出しているようなもの。なのに列車にはまだ乗れない。
こういうちぐはぐな現状が、今回のトラブルを引き起こしたのだと思う。
あと、今後の方向性としては、秋田(エリア外)で「払い戻しできるようにする」よりも「使えるようにする」ほうが、前向きというか本筋だとも思った。【12日補足】ルール上「使えるように」なれば、自動的に「払い戻しできる」ようになるのだから。
【11日追記】どうでもいいことだけど、秋田駅の駅員は払い戻し場所を「新潟駅」と限定したようだけど、どうしてなんだろう。JRの料金は高くなるが、多くの秋田の人には、新潟より仙台エリアのほうが身近だから、新潟と言われて身構えて余計に遠く思えたかもしれない。新潟方面だとしても、少し手前の新発田駅などでも手続きできるはず。
秋田支社の言い分では、コンビニでカードを売る時に、秋田では解約できない旨を説明する紙を渡すことになっているという(NEWDAYSに責任を押し付けているようにも取れる)が、女性側は一切説明がなかったとしている。
個人的には、この人が、秋田にいてあえて・わざわざSuicaを買っておきながら、てのひらを返すように払い戻そうとする意図が分からない。(東京や仙台で買ってきたカードを、もう使わないから払い戻したいという話なら分かるけど)
デポジットは500円だし、旅行先とか秋田でもコンビニ各社とか、使いみちはそれなりにあるから、持ち続けてもそんなにデメリットにはならないのに…(500円を有効に使いたい気持ちも分かるけど)
秋田市内の秋田中央交通の路線バスでも、ICカードでの乗車はできないが、秋田市役所が主体となって導入を検討している。そろそろ結論が出てもいい頃だけど、今のところ不明。
この分では、秋田でICカードで、乗車できるのはまだまだ先かなと思っていた。ところが↓
●ついに導入か?!
2月6日の産経新聞ネット版に、JR東日本社長へインタビューした記事があった。(秋田で↑あんな騒動があったことは、社長のお耳に入っているだろうか…)
「JR東日本、スイカ簡易版システム導入へ 全域カバーで電子マネー経済圏づくり」
「現状よりも導入費用を大幅に軽減する簡易版の新システムを早ければ来年度中にも導入する方針を明らかにした。現在、東北地方などJR東管内でもスイカ未導入エリアがあるが、簡易版で管内全域での導入を想定する。」
おや。来年度=2020年3月まで、管内全域での導入=秋田も含むのだろう。うまく行けばあと約1年で、秋田でもSuicaが乗車に使えるようになる?!「現状よりも導入費用を大幅に軽減する簡易版の新システムを早ければ来年度中にも導入する方針を明らかにした。現在、東北地方などJR東管内でもスイカ未導入エリアがあるが、簡易版で管内全域での導入を想定する。」
昨今、政府の消費税増税対策を名目に、キャッシュレス化が進みつつある。キャッシュレス化には賛成だけど、増税額と同程度を還元するんじゃあ、増税しないほうがいいような気がしてしまうのですが…
そのため、クレジットカード、電子マネー、そしてQRコード決済が群雄割拠。その中で、Suicaはエリアを拡大して存在感を出そうとしているらしい。
名目はともかく、ついに来たか?!
現行のSuicaは、大量の乗客をさばくために処理や通信が高速化されており、その対応機器は導入費用がかかるのがネックで地方では導入に踏み切れていなかった。(この話自体、初めて知った)
廉価版仕様にすることで、地方でも成り立つようにするという仕組み。
公式発表や、それこそ他社の後追い報道がほしい。
昨年、JR東日本では、地方の交通事業者で導入しやすい「地域連携ICカード」も開発中で、2021年から提供を始めるという発表があった。うまくいけば、秋田のバスでも…
【12日補足】秋田などSuica未導入エリアの解消は、かなり現実味が出たと考える。新聞社が独断で書いた文章でなく、インタビューで社長自身が発言しているのだし、JR東日本路線へはJR東日本単独の判断で導入に踏み切れるだろうから。
その他私鉄やバスへの導入は、本件で間接的には促進されるだろうが、最終的には各社が決めることだから、まだなんとも言えない状態だと思う。秋田中央交通の場合、中央交通だけでなく秋田市の意向も絡んでくる。
※秋田市のバスへの導入について、続きは2020年。【←最新の詳しい情報は、こちらをご覧ください】
●18年でリニューアル
秋田市保戸野に、JR東日本の子会社が運営する食品スーパー「秋田生鮮市場 保戸野店」がある。
(再掲)【12日補足・手前の小屋は「あじまん(山形の大判焼きチェーン)」。保戸野店では2013年春を最後に出店をやめた】
かつては土崎店もあったが2012年に他社へ譲渡。余談だが長野支社でも生鮮市場があった。
保戸野の生鮮市場は、国鉄官舎→JR社宅があった跡に、2000年11月頃にオープン。泥棒に入られた(金庫を破られただか持っていかれたはず)こともあったけど、スーパーが少なくなった保戸野・泉地区の人たちに親しまれ、18年経った。
我が家もお世話になっていて、Suica決済できるのでそのポイントもけっこう貯めさせてもらってます。
2月12日から休業してリニューアルすることになった。営業再開は22日の予定。
同じ建物のクリーニング店は休まないそうだけど、10日も工事するとは、けっこう大規模なんだろうか。
2月11日は在庫処分で全品3割引き。昼時点で生鮮食品はほぼなくなり、レジ待ちが30分くらいかかったとのこと。
【3月1日追記】2月22日・金曜日に予定通り営業再開。全体的にきれいになったけど、総じてリニューアル前と変わっていない。高齢者も多い店では、このほうが親切かもしれない。
外装・内装はきれいになったが「生鮮市場」の上に飛び出した看板は色が変わっただけで健在。基本的な売り場配置も変わらず。Suica決済対応レジが2台だけなのも同じ。
変わったのは、店内の棚の列がおそらく1通路減って、その分通路が広くなったこと、一部売り場の位置変更、一部ケース類の更新程度か。目新しいのは、いったん外に出ないと使えなかったトイレが、場所は同じ(レイアウトは変更)できれいになって店内(風除室)から出入りするようになったこと、従来は青果売り場のバックヤードだったと思われる部分(入ってすぐ右。トイレの隣)をイートインスペースとして開放したこと。
【8月30日追記】おそらく8月29日から、レジが新しくなった。10月の消費税率引き上げ・軽減税率導入への対応だろう。レジはテラオカ製。5台から4台に減り、うち2台が支払いが自動精算のセミセルフレジに。残り2台は通常タイプで、Suicaはそちらのみの対応。Suica用金額入力・読み取り装置は従来の転用? 屋根からぶら下がる表示は、色あせた従来のものを継続。
【12月18日追記】さらにその後(2019年秋)、すべてのレジでクレジットカード決済ができるようになったらしい。大々的な告知はないが、新たな端末と国際ブランドの紙がレジ周りについた。セミセルフレジでも、カード決済は店員のいる読み取り側で行うようだ。Suicaは引き続き2台のみ。
なお、10月から消費税増税に伴うキャッシュレス決済ポイント還元が始まったが、生鮮市場は対象外。ただし、JR東日本全体で、Suica決済でポイントが3倍になるキャンペーンは適用。
※この2年後、2021年2月には火事になってしまった。
●羽後交通に新車!
羽後交通本荘営業所に、中型バスの新車が入った。
本荘営業所だから秋田市内にも来る。
後ろ姿だけ。いすゞエルガミオ「13-89」
ネット上の情報では3台買ったようだ。羽後交通としてはこの型は初めてだが、中央交通では(マイナーチェンジ前2台も合わせて)まだ4台しかないのに、この調子では抜かれちゃうかも。
※詳しくはこちら。