「NHKのど自慢」。以前はピアノの変化を取り上げたが、今回はステージのセット。
セットは、バンドメンバー(ピアノ以外=前回参照)と同様、NHKの地域ブロックごとに異なる。北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州沖縄と。
(再掲)2021年4月18日の関東甲信越セット【2022年9月11日時点でも同じセット】
各拠点放送局(札幌、仙台、東京、…)の美術スタッフが手掛けるのだろうか。デザインに共通性はなさそうだし、数年ごとにセットがリニューアルするタイミングも一斉ではないようなので、けっこう自由なのかも。
北海道のセットでは、北海道の地図があって、その時の開催地の位置に、のど自慢のベレー帽の鳥のキャラクターがいて、分かりやすくていい。
※のど自慢の「鳥」は、NHK内部では「すずめ」と称されるらしい。
10年くらい前かと思うが、かつての近畿地方のセットでは、バンドの足元の仕切りなどに、音符が並んだ五線譜が描かれていた。のど自慢のテーマ曲と、合格の鐘のメロディーだったらしい。
平成初期くらいまでは、背景が水色一色で、「のど自慢」のロゴと開催地名が表示される程度だったかと思う。
ここ数十年は、派手になっている。「笑っていいとも」のスタジオアルタのセットほど、ではないが、なかなかにぎやか。いいとものように電飾は使わないけれど。
いつの間にか、東北地方のセットがこんなのに変わっていた。
9月4日 福島県南会津町からの放送より
背景のメインは、漫画のコマ割りのように区切られた中に、いろんな色・柄が描かれ、派手というかポップ(?)な雰囲気。
正面後方。
左右に大きな鳥が1羽ずつ
さらに拡大。
中央には小さい鳥も
鳥が7羽、青空を左下から右上へ移動(羽を広げていないので飛んではいない?)している。さらに、下手(左)のピアノ付近で開催地名を吹き出しで話す大きい鳥も1羽いるので、計10羽の鳥がいる。
なお、上の関東甲信越のセットでも、薄い色で大きめの鳥がけっこうな数いる(数えにくい)。
全体のポップさに目を奪われた後、次に気になったもの。
大量に繰り返して描かれる、黒い三角形のような「///▲」模様。
床のバンドとの仕切り(上写真のように地色は黄色。以降その他は白地)と、後方の背景の床際には一直線に、正面背景にはアーチ状に、あまり映らないが、背景の天井際には上下ひっくり返って一直線に、それぞれ連なる。さらに、ステージ床面には八角形に並んで、その内部が背景同様のポップなコマ割りになっている(立ち位置を示す意図があるのだろう)。
例えば、中央を境に左右が反転したデザイン(▲\\\)でもいいように素人は思うが、全部同じ。
「///▲」に最初気付いた時から、「どこかで見たことがあるマークに似ている」と思っていた。
スマホのアンテナ強度のマークじゃない。どっかの企業のロゴ? 秋田銀行にちょっと似てるけど、丸っこくて左右が逆で違う(角度を変えればWi-Fiのアイコンっぽい)。何だっけ?
4日の放送を見ていて、思い出した!
これ(小さいのを拡大しているので、不鮮明です)
右下が濃い「▲」、そこから左側が「///」状で、全体としても三角形に見えるという点で、のど自慢セットの模様とそっくりだ。
その正体は、
インターネットアーカイブhttp://www.amcac.ac.jpより
現在の秋田公立美術大学の前身、秋田公立美術工芸短期大学(美短)のロゴマークというか校章というか、である。
上の今はなき公式ホームページにあった画像は「koushou.gif」というファイル名なので、校章なんだろうか。
4年制化後は新たな「ロゴ」が制定されており、今は使われていない。
美大が開学したのは2013年、まもなく10年になるわけで、ネット上には美短時代の情報は少なくなっている。短大時代の校章の由来はおろか、存在に言及したものは見つけられなかった。
記憶では、本来は色が付いていて、左上が水色、あとは緑(黄緑?)だったと思う。
美短の校章をNHKがパクったというつもりはない。偶然、似てしまったのだと思う。山並みでもモチーフにしたのか。並べてみれば、似てるってほど似てもいないかな。
※この回の会場のピアノはちょっと珍しいものだった。そのほかのど自慢のピアノについて。
セットは、バンドメンバー(ピアノ以外=前回参照)と同様、NHKの地域ブロックごとに異なる。北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州沖縄と。
(再掲)2021年4月18日の関東甲信越セット【2022年9月11日時点でも同じセット】
各拠点放送局(札幌、仙台、東京、…)の美術スタッフが手掛けるのだろうか。デザインに共通性はなさそうだし、数年ごとにセットがリニューアルするタイミングも一斉ではないようなので、けっこう自由なのかも。
北海道のセットでは、北海道の地図があって、その時の開催地の位置に、のど自慢のベレー帽の鳥のキャラクターがいて、分かりやすくていい。
※のど自慢の「鳥」は、NHK内部では「すずめ」と称されるらしい。
10年くらい前かと思うが、かつての近畿地方のセットでは、バンドの足元の仕切りなどに、音符が並んだ五線譜が描かれていた。のど自慢のテーマ曲と、合格の鐘のメロディーだったらしい。
平成初期くらいまでは、背景が水色一色で、「のど自慢」のロゴと開催地名が表示される程度だったかと思う。
ここ数十年は、派手になっている。「笑っていいとも」のスタジオアルタのセットほど、ではないが、なかなかにぎやか。いいとものように電飾は使わないけれど。
いつの間にか、東北地方のセットがこんなのに変わっていた。
9月4日 福島県南会津町からの放送より
背景のメインは、漫画のコマ割りのように区切られた中に、いろんな色・柄が描かれ、派手というかポップ(?)な雰囲気。
正面後方。
左右に大きな鳥が1羽ずつ
さらに拡大。
中央には小さい鳥も
鳥が7羽、青空を左下から右上へ移動(羽を広げていないので飛んではいない?)している。さらに、下手(左)のピアノ付近で開催地名を吹き出しで話す大きい鳥も1羽いるので、計10羽の鳥がいる。
なお、上の関東甲信越のセットでも、薄い色で大きめの鳥がけっこうな数いる(数えにくい)。
全体のポップさに目を奪われた後、次に気になったもの。
大量に繰り返して描かれる、黒い三角形のような「///▲」模様。
床のバンドとの仕切り(上写真のように地色は黄色。以降その他は白地)と、後方の背景の床際には一直線に、正面背景にはアーチ状に、あまり映らないが、背景の天井際には上下ひっくり返って一直線に、それぞれ連なる。さらに、ステージ床面には八角形に並んで、その内部が背景同様のポップなコマ割りになっている(立ち位置を示す意図があるのだろう)。
例えば、中央を境に左右が反転したデザイン(▲\\\)でもいいように素人は思うが、全部同じ。
「///▲」に最初気付いた時から、「どこかで見たことがあるマークに似ている」と思っていた。
スマホのアンテナ強度のマークじゃない。どっかの企業のロゴ? 秋田銀行にちょっと似てるけど、丸っこくて左右が逆で違う(角度を変えればWi-Fiのアイコンっぽい)。何だっけ?
4日の放送を見ていて、思い出した!
これ(小さいのを拡大しているので、不鮮明です)
右下が濃い「▲」、そこから左側が「///」状で、全体としても三角形に見えるという点で、のど自慢セットの模様とそっくりだ。
その正体は、
インターネットアーカイブhttp://www.amcac.ac.jpより
現在の秋田公立美術大学の前身、秋田公立美術工芸短期大学(美短)のロゴマークというか校章というか、である。
上の今はなき公式ホームページにあった画像は「koushou.gif」というファイル名なので、校章なんだろうか。
4年制化後は新たな「ロゴ」が制定されており、今は使われていない。
美大が開学したのは2013年、まもなく10年になるわけで、ネット上には美短時代の情報は少なくなっている。短大時代の校章の由来はおろか、存在に言及したものは見つけられなかった。
記憶では、本来は色が付いていて、左上が水色、あとは緑(黄緑?)だったと思う。
美短の校章をNHKがパクったというつもりはない。偶然、似てしまったのだと思う。山並みでもモチーフにしたのか。並べてみれば、似てるってほど似てもいないかな。
※この回の会場のピアノはちょっと珍しいものだった。そのほかのど自慢のピアノについて。