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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

一六シュークリーム/松山あげ

2024-02-07 22:49:17 | 各地お土産・食べ物
イオン東北各店の愛媛フェアの続き。
まずは、前回少し触れた、フェア終了後購入した、売れ残りの見切り品。
一六本舗の自家製餡シュークリーム 1個95g 295kcal
2個入り645.84円→624.24円。

一六タルトの製造元として、もちろん知っていたけれど、こういう洋生菓子も作っているのか。
調べると、株式会社一六は、松山市内はじめ愛媛県内に直営店を多く持ち、大福、焼き菓子、ケーキなど和洋菓子全般を製造販売しているのだった。なお、本品など今回のフェアで売られた商品は、公式サイトには出ていない。
さらに、系列企業・団体により、スーパーマーケット(1+6=7で「セブンスター」)、ネッツトヨタ愛媛、伊丹十三記念館なども運営しているとのこと。

左右で高さが違いますが
たっぷりのつぶあんの上に、たっぷりの生クリーム? ホイップクリーム?
愛媛らしさはないけれど、おいしかった。こしあん好きとしては、一六タルトの柚子味のこしあんなんかだとよりうれしい。

この時点ではタルトも少し残っていたが、日持ちするので値引きなし。もう少し待ったら…と考えているうちにインフルエンザにかかって、買いそびれた。いつも売っているあわしま堂のタルトを食べることにします。


松山あげ きざみ 45g 15g当たり116kcal
213.84円。
チラシに載っていたのは本品だけだったが、売り場では、同じデザインの若干大きい袋に入った、刻んでいないもの3枚入りが300円台で売られていた。

袋には「伊豫名産」「ひと味ちがう油揚」とあるが、松山あげとは初めて知る食べ物。
油揚げには違いないが、水分を極力抜いてあるため保存性が高く(常温で90日)、「独特のサクフワ感」があり、油抜き不要でそのまま使える、という特長がある。
みそ汁で食べると、たしかに軽い食感。油揚げのバリエーションの1つとして、悪くない。西日本各地ではスーパーでも売っているそうで、関東にも広がりつつあるようだが、東北ではなかなか買えないようだ。【8日追記・秋田市のスーパー「いとく(本社・秋田県大館市)」新国道店や「ナイス(本部・秋田市)」フォンテAKITA店で、きざみ45gが売られていた。いずれもフェアなどでなく常時販売のようで、ある店にはあるのだった。】

松山あげに、ちょっとした親近感を抱いた。
製造元のお名前。
松山あげは、地域ブランドのように製造業者が複数あるわけではなく、明治15年に創業し、製法を開発して、松山あげと命名して営業に努めた、1社単独の登録商標・商品名ということのようだ。
その名は、
「程野商店」
程野は「ほどの」と読み、創業者~現経営者の姓。

ほどのといえば、秋田市中央地域の地名「保戸野」である。
漢字は違うが、人名で「ほどの」さんがいらっしゃることを初めて知った。
そして、秋田市の保戸野も、かつては「程野」と表記したそうだ。

学習させていないまっさらなかな漢字変換システムで「ほどの」を変換すると、最初の候補に「程野」が出てくる。余談だが、地名辞書が非搭載の昔のワープロ専用機では、「保戸野」と変換させるには苦労した。
「程野」という地名が、どこかにあるのだろう。あっても不思議な名前ではないし…と漠然と思っていた。
今、ざっと調べると、青森県十和田市、宮城県栗原市、長野県飯田市、愛知県新城市、愛知県豊川市、山口県岩国市などに程野がある。

だけど、「程野」さんがいらっしゃるとは、思いもしなかった。
日本の姓の大部分(8割?)は地名由来だそうだし、おかしくはないけれど。
地名の程野は、上記のように東日本にも西日本にも存在する。ネットの情報によれば、姓の程野は西日本に多め。大阪や徳島に多いという。多いといっても、大阪府でも100人に満たないけれど。
また余談だが、地名の保戸野・程野は、地形に由来するという説がある。横浜市の保土ケ谷や、各地にある程島なども同じく。

秋田県知事のじゃこ天失言をきっかけに、愛媛フェアに興味を持ち、さらに松山あげと程野姓を知ることができた。次回開催、さらに愛媛以外の四国各県フェアにも期待。

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