広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

冬の八橋の自販機

2024-12-04 23:21:07 | 秋田の季節・風景
秋田市の八橋運動公園(やばせ~)。
「八橋運動公園」というのは、秋田市管理の公園の名称であり、地名(町名)でもある。公園の供用開始は、昭和36年の秋田国体の時ではなく、1941(昭和16)年だそう。町名は1982(昭和57)年発足で、おそらく住民はゼロ。
運動公園内の通路などは秋田市建設部 公園課が所管しているのだろうが、公園内にある各施設は、秋田県もしくは秋田市観光文化スポーツ部 スポーツ振興課が管轄している。秋田市のサイトに八橋運動公園を紹介するページもなく(各施設の配置図なども分からない)、「公園」としての「八橋運動公園」は抽象的というか実体がないというか、あいまいな存在な面も持っている。秋田市民なら八橋運動公園の名と場所は、ほとんどが知っているのではあるけれど。
※以下、ネーミングライツが実施されている施設が登場しますが、ネーミングライツでない本来の施設名を記載します。

長年場所を決めかねていた、サッカースタジアムが八橋運動公園にできることが、先日やっと決まった。現時点では、静かにいつもの初冬を迎えている。
八橋健康広場と球技場の間の通路みたいな場所
たまに通ることはあっても、今まで気にも留めないでいたが、飲料自動販売機が6台(ベンダーは5社)も並んでいた。
八橋球場前にも
ほかに八橋陸上競技場のスタンド下でも。どの自動販売機も、冬の間は販売休止になっていた。
ベンダーが違っても足並みをそろえて冬休みということは、場所を貸しているであろう秋田市との契約で、そう取り決めてあるのだろうか。冬期休止になる施設もあって購入者は減るだろうし、除雪がされず自販機前に近付けないかもしれないから。
自販機の休止期間は不明だが、公園内の冬期休止する秋田市管理の施設は、12月1日から3月31日休止。それに合わせているのかもしれない。

おもしろいのは、休止の告知。各ベンダーがそれぞれ作成している。

奥の2台は「冬期間 販売休止中」。手前の(株)ミチノク 秋田営業所は「冬期休止中」「来春もご利用お願いします。」。


みちのくキャンティーン株式会社 秋田営業所は「冬季 販売を休止させて いただきます。」「春より よろしく お願い致します。」。

雪だるまや雪の結晶のイラスト入りで「冬季稼働停止中」


「こちらの自動販売機は 冬期間お休みいたします」コカ・コーラの缶を持ったまま横になって鼻提灯を膨らませたパンダ。
このパンダはコカ・コーラと直接関係はなく、フリー素材のイラストサイト「イラストバンク パンダ支店」の「花提灯を膨らませて仰向けに寝るパンダのイラスト(“花提灯”はサイト記載ママ)」に、コーラ缶を合成したもの。
話がそれるが、下段中央の300mlボトル缶は「HI-C(ハイシー)」のオレンジとアップル。昭和末期の復刻デザインで、HI-C自体も1999年辺りで表舞台からは消えた。何度か復刻販売もされたが、現在はみちのくコカ・コーラボトリングのみ=北東北3県限定販売とのこと。
各ベンダーそれぞれ。

そして、特に八橋健康広場の6台のうち4台(3ベンダー)は、複数社の商品が入る自販機。それでも、ベンダー間で競合しないよう、扱うメーカーをすみわけているのかと思いきや、アサヒや大塚製薬の商品は複数の機械に入っていて、そうではない。ダイドーだけの自販機にも(全国的な包括的業務提携契約により)三ツ矢サイダーが入っている。熱い試合が繰り広げられるスポーツ施設の自販機でも、熾烈な競争が繰り広げられているのかも。

また、どの自販機も、売っていたのはほとんどが冷たい飲み物。冬はお休みであり、スポーツ施設利用者を狙っているから、当然かもしれない。
だけど、八橋運動公園周辺は官庁街と住宅地にはさまれた場所なのに、コンビニも屋外の自販機も意外に少ない。それを踏まえれば、これら自販機を休止せず、もしくは休止期間を真の積雪期間だけに短縮して、温かい飲み物を多めにラインナップしておけば、通勤通学、昼休み、散歩などで利用する人がけっこういそうでもある。来春には、向かいの秋田放送跡地にイオンスタイル山王ができるので、飲食物購入には便利になるけれど。
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