11月17日に全面開通した、秋田市の手形陸橋の続き・補足。(直近の記事)
開通当初は、まだ未完成に思われる点があった。その後、
・親柱の橋名板類の下に、何か(揮毫者名?)の表示板を埋められそうなくぼみがある。
→現時点で変わらず。
・歩道外側のパネルに、メモ書き入りの養生テープが複数貼られたまま。
→11月30日~12月4日頃の間に撤去済み。
・本体とらせん階段下り口との接続部側面にすき間があり、ロープを張って対応。
→11月30日~12月4日頃の間に、既存の2本並行の手すりをL字型に延長。ロープ撤去。
西側線路側。これで問題はなくなった
ただ、細かい点を指摘させてもらうと…
ネジ穴や接続部に傷というか改造された痕跡【15日補足・写真左が既存部、右側に延長している】
おそらく、開通時には手すり末端にあったキャップのような部品を取り外し、そこに新しくL字型の手すりをつなげている。その作業の跡。
こうなるということは、部品手配が遅れたのではなく、設計ミス(すき間の存在を忘れていた)ではないだろうか。
上の写真と同じ西側線路側
東側の線路側
西側の線路と反対側
東側の線路と反対側
増設された手すりとらせん階段との間のすき間が、4か所でそろっていない。
東の線路側は、らせん階段と延長分が数センチ重なっていて、すき間がないのに対し、西の線路反対側では数センチすき間が生じている。
別段危険な状態でもないし、らせん階段だから微調整が難しいのかもしれないが、そうだとしても、すき間の差が激しすぎるのではないか。やはり、完成後にあわてて追加したため、こうなったのでは?
・らせん階段踏面が、セメントだけのような、物足りない感じ。しかも、西側には縁(角)に赤い帯があるのに、東側では何もなくグレー一色。
→11月29日までに東側にも赤帯を設置(上の写真参照)。東西で見かけは統一された。
しかし、踏面自体はそのままで、降雨や雪融け後、水が完全には流れずに残ってしまっている。こんな階段ってあるっけ?
踏面中央部が水鏡になっており、うっすらと水がたまっている
やっぱり中途半端に思える。水が流れるように傾斜をつけるとか、滑り止めの部材(「===」みたいなの)を付けるべきではないだろうか。
【18日追記・その後、18日までに東西とも階段の赤帯が撤去された! さらに動きがありそう。この記事前半にて。】
変化はここまで。
以下、追加の話題。
前回、東側らせん階段では、外側向きの高欄の上に、網状の金属板が新たに設置されたとした。
(再掲)改修前の東側らせん階段
現在の東側らせん階段
ご覧の通り、網が設置されたのはらせんのごく一部であった。いちばん上付近・陸橋上から降りてすぐの部分だけ。
どういう目的の網なんだろう。
階段から周囲の家をのぞかれないような目隠しかと思ったが、
網だから透けて見える
仮に目隠しだとしても、もう1つ下にもあったほうがいい。身を乗り出したり物を投げたりさせないためならば、線路側にも・西側にも必要だろうし。日除けや風除けが必要なほどでもないだろうし。謎。
手形陸橋のすぐ東側には、「手形山崎」バス停があり、さらにすぐ「手形山崎町」交差点がある。
秋田駅西口から陸橋を渡って来た下り側バス停は、交差点で左折する路線と直進する路線があり、直進する路線は車線変更が大変そう。
一方、これから陸橋へ向かう、西口方面上り側バス停。
現在の上り側。奥の信号が手形山崎町
以前は市営バス設置の元2代目バス接近表示付きが設置されていたが、陸橋の工事に先立って撤去・ダルマ型にされていた。地中化された電線のトランスボックスの所にあり、Googleストリートビューによれば2012年10月、2015年8月にはこの状態であった。
上の写真の逆・交差点側から陸橋方向を見ると、
奥がバス停。手前は?
手前の柱は、警察管轄の交通状況の感知器のもの。その根本周辺の歩道が、薄れているが白線で囲まれている。これは何?
実は、全面開通の直前(というか開通翌日の11月18日も)は、ここにバス停があった。※後日再撮影しようと待っていたら、移動されてしまったので、ボケた写真を掲載します。
分かりにくいですが、右が感知器の柱
点字ブロックもちゃんとここにあり、開通後にポールと点字ブロックが移動した。
上の写真で、柱に「バス待合場所」という表示が出ている(現在は撤去)。といっても、上屋やベンチがあったわけではなく、あの白線の枠のことを指していたと思われる。
秋田では他にそのような事例はなく、ここだけ。
手形陸橋から手形山崎町に向かって、下り坂で勢いがついたまま、スピードを充分に落とさずに進んでくる自転車があったと思われる。ちょうどその位置にこのバス停があるため、乗客がバラバラに待っていては危ないので、立つ場所を指定していたのではないだろうか。(でも、その理由なら移設後もあってもいいか…)
バス停が感知器柱そばにあったのは、おそらく、手形陸橋が北側の橋を通行止めにして南側の橋で対面通行していた2017年春以降だったと思われる。道路の線形や追い越し、脇道の出入りを踏まえると、トランスボックスの位置では危険だったはず。一方で、仮の位置では交差点にやや近く、それはそれで多少危ない(秋大方面から右折して来たバスは、右折後すぐにバス停に寄せないといけない等)ので、開通後は元に戻したのか。【15日追記】工事中は車道の交差点→旧バス停前後(バス停部分を除く)の歩道寄り車線の路面には、斜め線が標示されていた(安全地帯?)はずで、一般車が停車中のバスを追い越さない構造にしていたようだ。
【15日画像追加】秋大側から右折してきたバスを旧バス停付近から撮影。交差点→旧バス停は短距離で余裕がない
最後に西側。
北寄りの脇道から
西側の「千秋城下町」交差点よりも手前に、狭い道が直角ではない角度で交わっている。信号機はないが、陸橋の通りと行き来する車はちらほらいる。
対向車のすき間をぬって歩行者などお構いなしに強引に出入りする車、角度が緩い側から減速不充分で狭い道に入る車、鋭角側からは無精して正規の動線を守らない車等があり、怖い。
そんな場所に、上の写真のような逆L字型の柱が立っている。横断歩道ありの道路標識が下のほうにあるだけ。
つい先日までは、
ストリートビューより
「中央線変移区間」の案内があった。
2010年まで行われていた、時間帯により1車線通行か2車線通行かが切り替わる「リバーシブルレーン(中央線変移)」のもの。ここから左折しても、時間帯に関わらず中央車線へは入れさせないようにしていたことになる。
リバーシブルレーン廃止後も、さらに2017年からの片側1線ずつになっても、右折【15日訂正】左折のみや外側車線のみ通行することについては間違っていないので、そのまま残されていたようだ。
開通当初は、まだ未完成に思われる点があった。その後、
・親柱の橋名板類の下に、何か(揮毫者名?)の表示板を埋められそうなくぼみがある。
→現時点で変わらず。
・歩道外側のパネルに、メモ書き入りの養生テープが複数貼られたまま。
→11月30日~12月4日頃の間に撤去済み。
・本体とらせん階段下り口との接続部側面にすき間があり、ロープを張って対応。
→11月30日~12月4日頃の間に、既存の2本並行の手すりをL字型に延長。ロープ撤去。
西側線路側。これで問題はなくなった
ただ、細かい点を指摘させてもらうと…
ネジ穴や接続部に傷というか改造された痕跡【15日補足・写真左が既存部、右側に延長している】
おそらく、開通時には手すり末端にあったキャップのような部品を取り外し、そこに新しくL字型の手すりをつなげている。その作業の跡。
こうなるということは、部品手配が遅れたのではなく、設計ミス(すき間の存在を忘れていた)ではないだろうか。
上の写真と同じ西側線路側
東側の線路側
西側の線路と反対側
東側の線路と反対側
増設された手すりとらせん階段との間のすき間が、4か所でそろっていない。
東の線路側は、らせん階段と延長分が数センチ重なっていて、すき間がないのに対し、西の線路反対側では数センチすき間が生じている。
別段危険な状態でもないし、らせん階段だから微調整が難しいのかもしれないが、そうだとしても、すき間の差が激しすぎるのではないか。やはり、完成後にあわてて追加したため、こうなったのでは?
・らせん階段踏面が、セメントだけのような、物足りない感じ。しかも、西側には縁(角)に赤い帯があるのに、東側では何もなくグレー一色。
→11月29日までに東側にも赤帯を設置(上の写真参照)。東西で見かけは統一された。
しかし、踏面自体はそのままで、降雨や雪融け後、水が完全には流れずに残ってしまっている。こんな階段ってあるっけ?
踏面中央部が水鏡になっており、うっすらと水がたまっている
やっぱり中途半端に思える。水が流れるように傾斜をつけるとか、滑り止めの部材(「===」みたいなの)を付けるべきではないだろうか。
【18日追記・その後、18日までに東西とも階段の赤帯が撤去された! さらに動きがありそう。この記事前半にて。】
変化はここまで。
以下、追加の話題。
前回、東側らせん階段では、外側向きの高欄の上に、網状の金属板が新たに設置されたとした。
(再掲)改修前の東側らせん階段
現在の東側らせん階段
ご覧の通り、網が設置されたのはらせんのごく一部であった。いちばん上付近・陸橋上から降りてすぐの部分だけ。
どういう目的の網なんだろう。
階段から周囲の家をのぞかれないような目隠しかと思ったが、
網だから透けて見える
仮に目隠しだとしても、もう1つ下にもあったほうがいい。身を乗り出したり物を投げたりさせないためならば、線路側にも・西側にも必要だろうし。日除けや風除けが必要なほどでもないだろうし。謎。
手形陸橋のすぐ東側には、「手形山崎」バス停があり、さらにすぐ「手形山崎町」交差点がある。
秋田駅西口から陸橋を渡って来た下り側バス停は、交差点で左折する路線と直進する路線があり、直進する路線は車線変更が大変そう。
一方、これから陸橋へ向かう、西口方面上り側バス停。
現在の上り側。奥の信号が手形山崎町
以前は市営バス設置の元2代目バス接近表示付きが設置されていたが、陸橋の工事に先立って撤去・ダルマ型にされていた。地中化された電線のトランスボックスの所にあり、Googleストリートビューによれば2012年10月、2015年8月にはこの状態であった。
上の写真の逆・交差点側から陸橋方向を見ると、
奥がバス停。手前は?
手前の柱は、警察管轄の交通状況の感知器のもの。その根本周辺の歩道が、薄れているが白線で囲まれている。これは何?
実は、全面開通の直前(というか開通翌日の11月18日も)は、ここにバス停があった。※後日再撮影しようと待っていたら、移動されてしまったので、ボケた写真を掲載します。
分かりにくいですが、右が感知器の柱
点字ブロックもちゃんとここにあり、開通後にポールと点字ブロックが移動した。
上の写真で、柱に「バス待合場所」という表示が出ている(現在は撤去)。といっても、上屋やベンチがあったわけではなく、あの白線の枠のことを指していたと思われる。
秋田では他にそのような事例はなく、ここだけ。
手形陸橋から手形山崎町に向かって、下り坂で勢いがついたまま、スピードを充分に落とさずに進んでくる自転車があったと思われる。ちょうどその位置にこのバス停があるため、乗客がバラバラに待っていては危ないので、立つ場所を指定していたのではないだろうか。(でも、その理由なら移設後もあってもいいか…)
バス停が感知器柱そばにあったのは、おそらく、手形陸橋が北側の橋を通行止めにして南側の橋で対面通行していた2017年春以降だったと思われる。道路の線形や追い越し、脇道の出入りを踏まえると、トランスボックスの位置では危険だったはず。一方で、仮の位置では交差点にやや近く、それはそれで多少危ない(秋大方面から右折して来たバスは、右折後すぐにバス停に寄せないといけない等)ので、開通後は元に戻したのか。【15日追記】工事中は車道の交差点→旧バス停前後(バス停部分を除く)の歩道寄り車線の路面には、斜め線が標示されていた(安全地帯?)はずで、一般車が停車中のバスを追い越さない構造にしていたようだ。
【15日画像追加】秋大側から右折してきたバスを旧バス停付近から撮影。交差点→旧バス停は短距離で余裕がない
最後に西側。
北寄りの脇道から
西側の「千秋城下町」交差点よりも手前に、狭い道が直角ではない角度で交わっている。信号機はないが、陸橋の通りと行き来する車はちらほらいる。
対向車のすき間をぬって歩行者などお構いなしに強引に出入りする車、角度が緩い側から減速不充分で狭い道に入る車、鋭角側からは無精して正規の動線を守らない車等があり、怖い。
そんな場所に、上の写真のような逆L字型の柱が立っている。横断歩道ありの道路標識が下のほうにあるだけ。
つい先日までは、
ストリートビューより
「中央線変移区間」の案内があった。
2010年まで行われていた、時間帯により1車線通行か2車線通行かが切り替わる「リバーシブルレーン(中央線変移)」のもの。ここから左折しても、時間帯に関わらず中央車線へは入れさせないようにしていたことになる。
リバーシブルレーン廃止後も、さらに2017年からの片側1線ずつになっても、
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