広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

鈍角矢印 鋭角矢印

2024-07-31 23:15:24 | 秋田のいろいろ
青地に白で矢印が描かれた、円形の「指定方向外進行禁止」の道路標識。
矢印は、上向き一直線と左右向き、またはそれらの組み合わせが一般的だが、道路や交差点の形状が複雑な場合は、それに合わせた特注の矢印になることがある。無数のバリエーションがあって、「異形矢印」として現地を訪れる趣味も存在する。

秋田県警による異型矢印は、秋田市内でちらほら見かける。
県道233号。泉と保戸野の境界の交差点
これは直交しないX字状の交差点で、信号機は誤認防止仕様
(再掲)2013年
上写真の2013年時点では未設置。向かい側の照明の柱に、2015~2017年の間に新設された。
普通自動車は、この交差点での交通規制はない。標識が言いたいのは、交差点直進通過直後に、右斜め前方にある小さい道(再掲写真では建物の陰)へ右折してはいけないということ。

ほかには、保戸野新橋たもと(通常タイプから2014年頃に異型に更新)、青森県弘前市のものを、過去に掲載済み。


本題は、シンプルだけど異型の矢印を2つ。
冒頭のX字路を北進すると天徳寺地下道(アンダーパス)。地下道の上から坂を下った道が、県道233号に合流する所。
(再掲)2016年までは泉山王環状線のバス路線であった

朝は右折しかできない
鈍角の右矢印。ありそうだけど、なかなかないのでは。

古めの標識。下の補助標識が手書きであることからして、昭和50年代頃からありそう。


鋭角矢印も、左向きが秋田市内にある。
秋田南中学校の南、南通宮田
これも補助標識は古いが、本標識は新しい。以前は普通の左矢印で、2015~2017年の間に交換された。よそ者はなかなか通らない道。
標識の右前方には、信号機付き交差点
標識が立つ道路は、直接、信号機付き交差点には面していない。その直前に、Y字路がある感じ。
そして、Y字路で交わる道は、信号機付き交差点を入口とする一方通行。そのため、鋭角方向の左折しかできないという理屈。
普通の左矢印標識では、「信号機付き交差点まで出ることができ、そこを左折することができる」と誤解させるから、替えたのだろう。
信号機付き交差点を背に。2014年まで、この三角の土地に建物があった(二〇世紀ひみつ基地 https://20century.blog.fc2.com/blog-entry-387.html)


冒頭のやや複雑な矢印も、最後の鋭角矢印も、設置時期は同じと思われ、秋田中央警察署管内。当時の中央署の交通規制課やその担当者は、異型矢印に熱心だったのかも。

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