🌸『論語と算盤』背景と渋沢栄一
☆渋沢栄一が設立関わった名だたる大企業
*王子製紙、東京海上火災、日本郵船、東京電力、東京ガス、
*サッポロビール、JR等
☆「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一
*尊王攘夷派の武士で、30代前半で実業家に転身
☆渋沢栄一の経営の規範となったのが道徳を説いた『論語』
⛳渋沢栄一のプロフィール
☆生涯で約470社もの会社設立に関わる
*日本のインフラを作り上げた偉大な実業家
☆百年以上も前に「資本主義」が内包する問題点を見抜いた
*「資本主義」は自分の利益を増やしたいという欲望がエンジン
*暴走してバブルや金融危機を引き起こす
*暴走に歯止めをかけるために、システムの中に『論語』を織り込む
☆相反するものに見える実業と道徳のバランスがとれてこそ
*国は富を築くことができると説いた
⛳国を動かしているのは政界や軍部ばかりではない
☆欧米諸国が強さを誇ったのは、商工業が発達していたから
*日本が肩を並べるには、実業界がもっと力を持つべきと考えた
*渋沢自らそれをけん引する役割を果たそうとした
☆実業とは、商売や工場生産が利潤を上げていくことに他ならない
☆孟子は述べている
*「自分の利益さえ上がれば、他はどうなってもいい」との考え
*それだけでは「国は危うくなる」
☆渋沢栄一は述べている
*社会のためになる道徳に基づかなければ、経済活動は長く続かない
*しかし「利益を少なくして、欲望を去る」ということではない
*利益を欲して働くのが世間一般の当たり前の姿
*道徳だけでも国は少しずつ衰えていくもの
☆大切なのは、現実に立脚した道徳、両者がバランスが必要
⛳渋沢栄一の持論
☆人は自分の利害に関係ないことは取り組もうとしない
☆自分が儲かると思うから、人は事業を発展させようとする
☆欲望が社会の原動力であることはたしかだ
☆欲望を実践していくために道理を持って欲しいと
☆道理と欲望が合わさっていないと
*人から奪いとることでしか満足できない不幸を繰り返す
☆重要なのは「まっとう(=正しい方法)」ということ
⛳貧富の格差はいかなる時代にも存在すると渋沢栄一は考える
☆個人が豊かになろうと日々努力した結果である
*貧富の差が生まれるのだから自然の成り行き
*競争をなくしてしまったら、国は発展できなくなる
☆「競争」は進歩の母だが、「競争」に善意と悪意の2種類がある
*善意(知恵と勉強で他人に打ち克とうとする競争)
*悪意(他人の成功を真似して成果を奪い取ろうとする競争)
☆悪い競争で利益が転がり込んでも、やがては自分の損失につながる
⛳『論語と算盤』3つのポイント
☆実業(ソロバン)と道徳(論語)が一致がないと富は永続できない
☆横取りする競争ではなく、「自己開発」に努める競争をすべし
☆一個人の利益よりも、社会全体の利益になる仕事をすべし
⛳渋沢栄一は人格形成のベースの本として「論語」を選んだ理由
①多くのほかの書物の格言の大本は、論語にある
②人の生き方として、現代に適応し誤解の少ない本
☆論語は教えてくれる
*「人間がよりよく生きるにはどうしたらよいか」
*「より心豊かに生きるにはどうしたらよいか」
③論語には神という概念がなく、日本人が受け入れやすい
*内村鑑三、新渡戸稲造(武士道)のクリスチャンもいた
☆渋沢栄一が聖書でなく論語を選んだのは
*神の存在に対する、天皇制との整合性をとりやすかったから
☆筆者の思い
*西洋文明の大本は「旧約聖書」と「新約聖書」にある
*東洋文明の大本は「論語」と「ダンマパダ」にある
④論語「時代が変わっても変化しない人間の本質」が描かれている
(敬称略)
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⛳出典、「論語と算盤 ビズポの要約」
『論語と算盤』の背景と渋沢栄一
(「論語と算盤」のモノオス他の画像引用)