慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

小松左京『復活の日』の衝撃〜コロナ“予言の書”

2021年03月04日 | コロナ
🌸小松左京『復活の日』の衝撃〜コロナ“予言の書”

 ☆小松左京の「復活の日」、科学的知識に裏打ちされたSF作品
 *新型コロナウイルスの猛威を半世紀以上前に予見した小松
 *未知のウイルスが世界中に蔓延し人類が滅亡の危機に立たされる内容
 ☆小松はなぜここまで危機を予見することができたのか?
 *原点となる戦争体験
 *絶望の中に見た未来への希望を解き明かす

⛳『復活の日』の概要
 ☆空気感染・致死率100%のウイルスと核ミサイルの脅威
 *人類死滅の危機が迫る
 *南極基地で生き延びようとする人々のドラマを描いた作品
 ☆執筆当時の時代背景と出版されていた著書
 *香港かぜの流行、南極には風邪がないとされていた
 *東昇の『ウイルス』カミュの『ペスト』『戒厳令』等

⛳『復活の日』小説あらすじ(1)
 ☆イギリス陸軍細菌戦研究所の猛毒の新型ウイルス「MM-88」
 *スパイによって持ち出される
 *スパイの乗った小型飛行機は、吹雪でアルプス山中に墜落
 *ウイルス保管容器は砕け散る
 ☆気温が上昇すると「MM-88」大気中で増殖を始める
 ☆ウイルスは、全世界に広まった
 *当初は家畜の疫病や新型インフルエンザと思われていた
 *人の心臓発作による謎の突然死が相次ぎ、多数の犠牲者をだす
 *しかし、病原体や対抗策は見つからず人間社会は壊滅状態に陥る
 *半年後、地球上の脊椎動物のほとんど絶滅する
 ☆生き残ったのは人々
 *南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人
 (過酷な極寒の世界が、ウイルスの活動を妨げた)
 *海中を航行し感染をまぬがれた原子力潜水艦の乗組員たち
 (ネーレイド号・アメリカ軍)、T-232号・ソ連軍)

⛳『復活の日』小説あらすじ(2)
 ☆南極の人々は国家の壁を越え「南極連邦委員会」を結成
 *種の存続のために女性隊員16名の妊娠・出産を義務化した
 ☆アマチュア無線で傍受した医学者の遺言から
 *ウイルスの正体を学び、ワクチンの研究を開始する
 ☆日本観測隊の地質学者の吉住
 *旧アメリカアラスカ地域への巨大地震の襲来を予測する
 ☆地震を米国に備わるARS(自動報復装置)
 *敵国の核攻撃と誤認し、旧ソ連全土のICBMを爆撃することが判明
 *結果、旧ソ連のARSも作動し、南極も爆撃されることが判明した
 ☆吉住とカーター少佐
 *ARSを停止するための決死隊としてワシントンへ向かう
 *ホワイトハウス地下の大統領危機管理センターへ侵入する
 ☆到着寸前に地震が発生しARSを停止できず
 *報復合戦で世界は2回目の死を迎える
 ☆幸いにも南極は標的とならなかった

⛳『復活の日』小説あらすじ(3)
 ☆中性子爆弾の爆発で、MM-88から無害な変種が生まれる
 *南極の人々を救う結果となる
 ☆6年後、南極の人々は南米大陸南端への上陸を開始
 *小さな集落を構えて北上の機会を待ち、そこに衰弱した放浪者が現れる
 ☆ワシントンから生き延び大陸縦断を敢行してきた吉住
 *精神を病みながらも仲間のもとへ帰ろうとする一念で生還した吉住
 *人々は歓呼で吉住を迎える
 ☆被災地に多くの文明の遺産が残っていた
 *人類社会の再生は原始時代からのやり直しがスタートする
 ☆希望に満ちた見通しとともに、物語の幕は下りる
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、BSNHK『アナザーストーリーズ』、WIKIPEDIA


















小松左京『復活の日』の衝撃〜コロナ“予言の書”
(『アナザーストーリーズ』テレビ画面より画像引用)
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日露戦争と第一次ロシア革命7(帝国主義と世界大戦の時代)

2021年03月04日 | 歴史
🌸日露戦争と第一次ロシア革命7(帝国主義と世界大戦の時代)

 ☆ついに、ロシアの矛先が日本に向けられる

⛳「東からの南下」の通り道に日本がいた
 ☆ロシア=トルコ戦争後のベルリン会議の結果より
 *ロシア地中海方面への進出を諦め、東アジア方面に進出する
 *ロシア、中国の清王朝との交渉し領土を獲得する
 ☆ロシアが中国への本格的南下を図ろうとしていた時期
 *日本も朝鮮半島への進出を図り、清と戦争を行っていた
 ☆凍らない港がほしいロシア
 *日本に中国や朝鮮半島進出で先を越されると、野望達成出来なくなる
 *ロシアは、日清戦争後、フランス・ドイツを誘い「三国干渉」を行う
 (日本が日清戦争で得た遼東半島を手放させた)
 (旅順、大連などの都市をロシアのものにする)
 *大国の強要で手放した日本は、悔しくてならない
 ☆イギリスは、南アフリカ戦争で疲弊している
 *イギリスは、自国だけでロシアの南下防げないと考えた
 *イギリスは、日本に接近して日英同盟を結ぶ
 ☆ロシアも遼東半島南端の都市を得たが
 *出口の日本シナ海の「制海権」が日本にあった
 *日本から制海権をもぎと、日本海奪取を図るロシア
 ☆イギリスの後ろ盾を得た日本とロシアの戦争が勃発した
 *日本が薄氷の勝利を重ねる
 *アメリカのローズヴェルト大統領が仲介し日本の「判定勝ち」
 *南下に失敗したロシア再び地中海に狙いを定める

⛳日露戦争の中、戦争どころではなかったロシア
 ☆日露戦争の裏で、ロシアは非常事態に陥っていた
 *第一次ロシア革命と呼ばれる一連の事件
 ☆日露戦争は、ロシアにとりダメージの大きい戦争だった
 *国内物資の欠乏が目立つようになる
 *工場では労働者への給料がゆきわたらず、国民の不満がくすぶる
 ☆皇帝に生活改善を要求するデモが起こる
 *民衆のデモ行進に、皇帝親衛隊が民衆への一斉銃撃
 (2000人もの死者を出す大惨事となる)
 ☆皇帝は恐ろしいとの民衆の皇帝感が変化した
 *「皇帝は国民の敵かも知れない」との思い高まる

 ☆この事件を境に、暴動や反乱がロシアで頻発する

⛳国は信用できないと考えた労働者や農民たち
 ☆「ソヴイエト」という自治組織を各地で結成
 ☆政府によらない独自の政治を目指す
 ☆帝政ロシアの足元はグラグラと揺れ始める
 ☆のちのロシア革命を招く
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、「世界史の教科書」



日露戦争と第一次ロシア革命7(帝国主義と世界大戦の時代)
「世界史の教科書」記事より画像引用)
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アメリカの帝国主義6(帝国主義と世界大戦の時代)

2021年03月04日 | 歴史
🌸アメリカの帝国主義6(帝国主義と世界大戦の時代)

 ☆南北戦争で出遅れた米国が太平洋に進出

⛳米国遅れを取り戻すべく中国にも進出
 ☆国が2つ割れた内戦、南北戦争を戦っていたアメリカ
 *帝国主義の「陣取り」の争いに遅れて参入した
 ☆アメリカは遅れを取り戻りため、太平洋分割に参加する
 ☆アメリカ=スペイン戦争を先陣とした
 *スペイン領カリブの島国のキューバの独立をアメリカが支援し戦争に
 *スペインに勝利したアメリカは、スペイン領のフィリピンとグアム獲得
 *独立したキューバに対し外交と軍事の権限を握り保護国にした
 ☆アメリカは、中国に市場開放を要求
 *それを列強に宣言した(門戸開放宣言)
 ☆中国の半分は日清戦争終了時
 *イギリス・フランス・ロシア・日本などに半植民地化されていた
 *アメリカは後から割り込みなんとか遅れを取り戻そうとした

⛳「裏庭」カリブ海をがっちり押さえたアメリカ
 ☆アメリカは、カリブ海諸国にも大きな影響力を発揮した
 ☆ローズヴェルト大統領は、「棍棒外交」での強硬外交
 *カリブ海諸国を支配
 ☆アメリカは、お金を貸し付けて、その利子で儲ける
 *パナマ運河をパナマから獲得(アメリカに大きな利益となる)
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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『資本論』15(社会・経済の本質)

2021年03月04日 | 社会
🌸『資本論』15(社会・経済の本質)

 ☆革命する「近代の軍神」が世界の謎を解く
 ☆資本に「取り憑かれる」ことの、真の怖さを知るための必読書
 ☆『資本論』
 *ヘーゲルの弁証法を批判的に継承する
 *それまでの経済学の批判的再構成を通じて
 *資本主義的生産様式、剰余価値の生成過程
 *資本の運動諸法則を明らかにした
 ☆著者、カール・マルクス

⛳『資本論』著者のプロフィール
 ☆思想や社会科学に関わる者にとり、マルクス主義は無視できない
 *マルクス主義の妖怪(亡霊)が世界を徘徊している
 *「共産主義いまだ死なず」
 ☆『資本論』は、経済学の三大古典
 *スミスの『国富論』、ケインズの『一般理論』、マルクス主義
 ☆「資本論」は「現代哲学」の一角も成す
 *実存主義(ハイデッガーなど)や分析哲学とともに
 ☆経済学でもあり哲学でもあるマルクス主義
 ☆「資本論」は、「三大古典」の中でも最大の長さ
 ☆「資本論」の全体系の基石は、労働価値の概念である
 *「労働のみが本源的な生産要素である」とする労働価値説
 (人々の心情に訴えるところがある)
 *労働価値と現実の商品価格の間には矛盾がある
 *マルクス自身は『資本論』の第3巻の生産価格論で問題を解決している
 (多くの人が、第1巻だけで読み議論している)

『資本論』での著者の思い
 ☆「労働者の窮乏化」や「利潤率の低下」から
 *資本主義の崩壊→革命へとつなぐのは強引である
 *実証科学の範疇を逸脱している
 ☆マルクスの分析を現代に生かそうとするのであれば
 *資本家とは「増殖する貨幣」の資本に取り憑かれた人々
 *資本主義が続けば、彼らも「解放」されないという点である
 ☆「取り憑かれること」の本当の怖さを知らず
 *資本により強権的に圧殺しようとする現在のポピュリスト
 *かっての社会主義者と同じ過ちを犯している
 ☆労働者を「選民」視する「福音」ももはや信じられていない
 *経済活動「それ自体を目的としない」社会関係の構築再検討すべきだ
                       (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、「資本論」


『資本論』15(社会・経済の本質)
(ネットより画像引用)
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「しとどの窟」6(聖地に伝わる怪異伝説)

2021年03月04日 | 聖地
🌸しとどの窟6(聖地に伝わる怪異伝説)

 ☆窟で首なしの地蔵を見つけると死ぬ洞窟

⛳源頼朝を救った洞窟
 ☆箱根神社の縁起では、約2400年前が始まり
 ☆平安時代の初期には、修験道の霊山となった
 *霊山に人を呪い殺す「しとどの窟」がある
 ☆源平合戦の頃、源頼朝は平家軍に苦戦を強いられた
 *箱根山近辺の「しとどの洞窟」に身を隠し難を逃れた
 ☆「しとどの洞窟」は、源氏再興の出発点
 *そこには、無数の地蔵(観音像))置かれている
 (死を呼ぶ呪いの像があるかもしれない)

⛳三体見つけたら死ぬ?
 ☆「しとどの洞窟」は、現在も数十体もの地蔵や石塔が設置されている
 ☆「しとどの洞窟」で、首のない地蔵を見つけることもある
 *3体発見したら、呪いが降りかかって死ぬ都市伝説がある
 ☆山奥に無数の地蔵が広がる光景は、薄気味悪い
 *こうした都市伝説が生まれたと考えられる
 ☆「しとどの洞窟」は、頼朝の潜伏以前から地元信仰の霊場だった
 *人が普段は入らない聖域だった
 *心霊話があとを絶たないのは、特殊な環境だったから
                      (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、「本当は怖い日本の聖地」




「しとどの窟」6(聖地に伝わる怪異伝説)
「本当は怖い日本の聖地」記事より画像引用)
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