🌸ホモ・サピエンス誕生のシナリオ2
⛳ネアンデルタール人とホモ・サピエンス
☆ホモ・サピエンスの誕生20世紀の終わりまで多地域進化説が支配的だった
☆21世紀になってアフリカで20万年前に誕生したホモ・サピエンス
*6万年ほど前に出アフリカを成し遂げて
*旧大陸のホモ・サピエンス以外の人類を駆逐しながら世界に広 がったとする
*新人のアフリカ起源説に取って代わった
☆ホモ・サピエンスが世界展開の過程
*ホモ・サピエンスは、他の人類の遺伝子を取り込んだ
*ネアンデルタール人やデニソフ人、私たちの遺伝子の構成に寄与した
☆ホモ・サピエンスの系統と、ネアンデルタール人とデニソワ人の共通祖先
*分岐は64万年前、しかし分岐から30万年間の進化の道筋の化石証拠はない
☆分岐がアフリカで起こったという証拠もなく
*ユーラシア大陸で起こった可能性もある
⛳ホモ・サピエンスの本質
☆ホモ・サピエンス、ネアンデルタール人、デニソフ人の3種の人類
*数十万年にわたって共存していた
*互いに交雑し、遺伝子を交換してきた
*三者に、交雑を妨げるような文化的なバリア低かった
☆三者が交雑していたが
*ネアンデルタール人やデニソワ人が姿を消しホモ・サピエンスだけが残った
☆交雑の第一世代
*ネアンデルタール人とホモ・サピエンスの遺伝子を半々に持つ
*その後、ホモ・サピエンスの中での婚姻が続くと
☆第二世代では
*ネアンデルタール人の遺伝子は4分の1になる
*代を重ねるごとに半減していく
☆祖先にネアンデルタール人がいた事
*最終的にはある程度ネアンデルタール人の遺伝子
*ホモ・サピエンスの集団の中に残る
☆ネアンデルタール人ゃデニソワ人に由来するDNA
*どの部分を受け取ったかは、個人によって異なる
*今後ネアンデルタール人由来のDNAが完全に消滅する事はない
*ネアンデルタール人ゲノム
*私たちホモ・サピエンスが滅亡しないかぎり存在していく
☆各々の遺伝子に注目すると
*ネアンデルタール人由来の遺伝子のほうが生存に有利であれば
*それを持つ個体はより多くの子孫を残す
*その遺伝子はホモ・サピエンスの集団の中に残っていく
*逆に生存に不利だったら、徐々に集団から取り除かれる
⛳ホモ・サピエンスが受け取った遺伝子と排除した遺伝子
☆体色や体毛に関する遺伝子
*ネアンデルタール人からホモ・サピエンスに受け継がれている
☆ユーラシアの環境に適応していたネアンデルタール人との交雑
*ホモ・サピエンスの寒冷気候への適応を可能にした
☆ネアンデノレタール人の免疫系の遺伝子を解析した研究結果
*ヨーロッパ人の持つHLAの受容体
*ネアンデルタール人に由来する病原体や疾病に対して有利な遺伝子
*集団にとって重要で、生体防御機構を引き起こす重要な分子
☆ヒトはこの受容体のタイプ
*ネアンデルタール人から、デニソワ人から受け継いだ
☆新型コロナウイルス感染症を重症化させる遺伝子
*ネアンデルタール人に由来する可能性も示されている
☆ホモ・サピエンスの持つ言語能力に関係するゲノム領域
*ネアンデルタール人由来のものが見られない
*言語遺伝子領域が、ネアンデルタール人と私たちの違いを生み出した
☆生殖に関係するⅩ染色体の遺伝子
*デニソワ人とネアンデルタール人双方ともに
*ホモ・サピエンス集団から排除されている
*生殖に関する能力は、ホモ・サピエンスの遺伝子のほうが優秀だった
☆私たちがホモサピエンスが残ったのは
*単により子孫を残しやすかったためなのかもしれない
(敬称略)
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⛳出典、『人類の起源』
ホモ・サピエンス誕生のシナリオ2
(『人類の起源』他より画像引用)