🌸ホモ・サピエンス出アフリカ後の展開
⛳ホモ・サピエンスの出アフリカの時期
☆ホモ・サピエンスの出アフリカは人類史で特筆すべきできごと
*人類は活動範囲を押し広げ、現在の繁栄のきっかけとなった
☆ホモ・サピエンスが20万年前以降に何度か出アフリカを試みていた
☆私たちにつながる祖先の出アフリカは、約5~6万年前
*ミトコンドリアDNAとY染色体DNAの系統解析から判明している
*アフリカ人の分岐年代とアフリカ人以外の共通祖先の年代に開き
*出アフリカ後に消えてしまった系統があることを示している
*現代人のデータで、出アフリカの状況を正確に推測するのは難しい
☆ネアンデルタール人との交雑の時期を目安にする方法もある
*ホモ・サピェンスとネアンデルタール人の交雑の時期約5~6万年前
*その時期ホモ・サピエンスは、出アフリカを成し遂げていた
☆交雑が中東で起こっていれば同時期と推察され
*DNAが示す時期と一致する
⛳ホモ・サピエンスの出アフリカのルート
☆時期は確定しているが、出アフリカのルートには2説ある
①北方ルート(アフリカ北東部からレバントヘ抜けるルート)
➁南方ルート(バブ・エル・マンデブ海峡を通ってアラビア半島に至るルート)
☆近年ではアフリカからユーラシアヘの人類の進出の経路として
*アフリカ大陸東端のソマリア全域とエチオピアの一部などを占める半島
*重要な位置を占めていると考えられるようになっている
⛳ホモ・サピエンスの出アフリカと環境変化
☆東アフリカの集団の中に
*出アフリカを成し遂げたグループがいたとする根拠
*地理的な位置関係と古代ゲノムの系統解析結果から
☆しかし、出アフリカを成し遂げた人のゲノム情報を得られてない
*アフリカ以外で古いホモ・サピエンスのゲノム数体しかなく
*実態についての解明を難しくしている
☆化石の証拠、出アフリカ以降の古いホモ・サピエンスの化石
*5万年ほど前の東南アジアやオーストラリアから出上したもの
*最初にアフリカを出た人たちの姿形を推測するのに適当でない
☆出アフリ力の時期とそれ以外の地域で見つかる1万年間の差
*ホモ・サピエンスの拡散を考える上で空白の期間になっている
☆ホモ・サピエンスが世界展開を成し遂げた5万~6万年前
*ホモ・サピエンスがユーラシア大陸に拡散するだけではなく
*そこに住んでいた、私たち以外の人類が消滅した
☆その時期、最後の氷期で、地球は非常に乾燥していて
*実際には短い周期で気候が激しく変動していた
*気温の低下による氷河や氷床の発達は海水面の低下をともない
*海面が最大で約120Mも低下したとも考えられている
*その影響で海岸線は現在よりも沖に移動して
*世界の各地で陸地が広がっていた
☆6万年前から気候は温暖化に向かう
*地球の環境と地形のドラスティックな変化
*ユーラシア大陸に展開したホモ・サピエンスの離合と集散を促した
(敬称略)
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⛳出典、『人類の起源』
人類出アフリカ後の展開
(『人類の起源』記事、ネットより画像引用)