🌸評判格差社会のステイタスゲーム
☆「わたしたちステイタスをめぐり死に物狂いの努力をしている」
☆だがこれは、たんなる比喩ではない
⛳健康格差はなぜ生じるのか
☆寿命(健康寿命)が短い理由
*「貧しぃから」「健康についての知識がないから」
*「生活習慣が悪いから」「自制心が足りないから」など
*さまざまな説明がある
*ゆたかな社会は、貧しい社会よりも健康で寿命も長い
*アメリカは世界でもっともゆたかな社会のひとつ
*白人の平均寿命約78歳に対して黒人は72歳
*さまざまな健康指標も黒人の方がずっと悪い
☆アメリカの白人はみな健康なのかというとそうでもない
*アメリカの白人労働者階級は平均寿命が短い
*原因がドラッグ、アルコール、自殺で「絶望死」である
☆ホヮイトカラーの公務員のあいだでも
*地位による明らかな健康格差がある
⛳ステイタスが低いと早く死んでしまう
☆1万8000人の男性公務員全体の平均死亡率を基準(100)
*各階級の相対死亡率が示されている
*階級によって死亡率に明らかな勾配があり
*階級が高い者は死亡率が低く
*階級が低くなるにしたがって平均死亡率が高くなる
*グループ間の健康格差の原因「ステイタス競争」結果だ
☆イギリスの公務員制度でも
*ステイタスの高い役職の死亡率がもっとも低く
*ステイタスが低くなると死亡率が上がっている
☆アメリカでは、黒人は白人よリステイタスが低い
*ステイタスのちがいが平均寿命に反映している
☆ステイタスは相対的なもの
*社会的なステイタスが高い・低い集団のなでも
*ステイタスの異なる下位集団がつくられる
☆ステイタスの高い集団に属するものは長主きし
*ステイタスの低い集団に属する者は不健康で短命だ
☆ステイタスをめぐって死に物狂いの努力をしているのは
*ステイタスが低い側に属すと「死んでしまう」からなのだ
⛳日本では中間管理職の死亡率がもっとも高い
☆日本と韓国は諸外国とは逆に
*「管理職・専門職」の死亡率が「農業従事者」に次いで高い
*「肉体労働系」や「事務・サービスなど」を上回る
☆バブル崩壊後の日本
*リストラによる人減らしや長時間労働の負担が
*管理職や専門職に集中したのだと思われる
*そのストレスが強く、大きなダメージになった
☆欧米と異なって日本の中間管理職の場合
*組織をまとめ業務を回していく責任
*中間管理職の肩に重くのしかかっている
☆日本では近年、管理職になりたがらない若手が増えている
*データからすると、日本企業ではこれが合理的選択だ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます