🌸直系家族「ドイツ・日本型」
⛳EUの覇者ドイツ
☆EUを実質的に牛耳っているのはドイツ
☆ドイツがイギリスやフランスを抑えてEUを牛耳っている理由
*ドイツが伝統的に「直系家族」社会だったから
☆いまはドイツも、日本と同様に
*現実レベルでは核家族化が進んでいますが
*集団の無意識、 つまり共同幻想のレベルでは
*典型的な直系家族社会です
☆直系家族の特徴は「一子相続」
*相続される子どもは一人だけ決まっている
*相続するのは、たいていは長男
☆一人だけの跡取りは、丁寧に教育される
*結婚したあとも親と同居することが要求される
*結婚相手も、多くは親が決める
*そこに長男が生まれると、またこれを繰り返す
☆家や農地などの財産は分割離散することなく受け継がれる
*タテ一本の家系が永久に続く
*直系家族は、農地と家という不動産と結びついたシステム
*結果、農村では、民家が点在するという風景が見られる
☆直系家族原理でつくられた国
*一般に地方分権型の連邦制が多く
*ドイツ連邦・日本の江戸時代もしかりです
⛳イエの支配者としての父親の権威
☆家では親の「権威」がたいへん強い
*構造体としてのイエの支配者父親の権威
*権力ではなく権威が強い
☆実際の父親は、弱虫でも、役立たずでも
*「お父さんはえらい」ことが前提とされている
*母親にも、父親ほどではないですが、権威はある
*家のなかを仕切る
☆父親の次には長男がえらいということになっている
*自動的に長男の嫁もえらいということになり
*この長男の嫁に権力が集中する
☆父さんが貰った月給はそのままお母さんに引き渡され
*家計はお母さんがやり繰りして、お父さんは小遣いで我慢
☆絶対核家族や平等主義核家族から見たら考えられない
*権威は社長(お父さん)にある
*実際の権力は長男の嫁にが握っているというケースが多い
☆直系家族では、絶対核家族や平等主義核家族と比べて
*親が子どものしつけで肉体的な暴力を振るう機会は少ない
*これも構造体としてある権威の強さのためなのだ
☆日本では、「地震、雷、火事、親父」というように
*親父は恐いものの象徴とされてきた
*実際に暴力的で恐いのではなく、権威的だから恐かった
⛳東日本大震災でモラルの高さが賞賛された日本
☆家族は、たいへん教育熱心なのも特徴
*代々ほどこされる知育、徳育は主として
*長男の嫁をキーパーソンとして
*長い間に知識、徳目として家庭内に蓄積される
☆東日本大震災のあとで、世界中に感銘をいだかせた
*日本人のモラルの高さはこのようにして育まれた
☆ドイツが、二度の世界大戦で敗者となり
*また再統一という試練があったにもかかわらず
*さして間を置かずにヨーロツパの覇者となりえたのは
*直系家族が大切にしてきた教育熱心さ
*知識への信頼、すなわち、「知力」の高さです
☆反面、家の支配原理が隅々にまでおよび
*「見えざる視線の相互監視」「世間」が強くなる
*同時にそれに対する反発も生まれる
☆絶対核家族なら、財産で兄弟間の競争が起こる
*直系家族では、次男、三男は「排除」されておしまい
*彼らは家を出され、他家に婿入りしたり
*工場や商家で働かねばなりませんでした
*又寺社・修道院に入門したり、兵員として雇われる
*身一つで生き抜いていかねばならない
☆直系家族からはじき出された次男・三男たちは
*歴史をつくる原動力となっていく
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