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凋落の日本製造業(日本輸出企業の惨状)

2022年01月27日 | 企業
🌸凋落の日本製造業(日本輸出企業の惨状)

パナソニックの現状
 ☆中国の家電大手TCLにテレビの生産委託を決めた
 *大半の機種は外部企業が生産する
 *白物家電も生産をベトナムに集約化している
 ☆日本の電機メーカーは商社のようなビジネスになった 
 ☆液晶パネル中心でテレビ事業は縮小に転じた
 *韓国サムスンやLG、中国TCLなど後発メーカー
 *2000年代後半から一気にシェアを拡大
 ☆パナソニックは市場での存在感を失っていった

家電の世界シェア
 ☆冷蔵庫は中国のハイアールがトップ
 ☆エアコンは中国メーカー4社が市場の50%以上を占める
 ☆日本メーカーは、国内市場だけ売上高を維持しているだけ
 *グローバル市場では競争力をほぼ失った
 *日本メーカーはもはや純粋な製造業ではない
 *製品を輸入して国内で販売する商社のビジネスモデルに近い

日本の交易条件は年々悪化している 
 ☆交易条件
 *一国の輸入品と輸出品の交換比率
 *日本が乗用車1台を輸出し交換に牛肉を1トン輸入する場合
 *牛肉と乗用車の数量的な交換比率が、交易条件
 ☆日本の製造業が商社型になれば、国内生産は行わず
 *海外から必要に応じ、製品を調達する経済構造にシフトしていく
 *現況では、日本の交易条件は悪化している
 ☆交易条件が悪化している原因
 *日本企業の輸出競争力が低下し、貿易面で不利となるのが要因
 *輸出競争力が低下する、企業は安値販売を強いられるようになる
 *企業はコスト削減に走り、製造拠点を海外に移してしまう
 ☆日本の製造業の競争力が低下の要因
 *為替との指摘があるがそれは事実ではない
 *為替は、円安に進み見かけ上の輸出額は増えた
 *数量ベースではほぼ横ばい
 ☆輸出競争力を決めるのは製品そのもの
 *競争力さえあれば、通貨高になっても販売は落ちない

日本は、輸出ではなく消費主導型経済にシフトしている
 ☆経済構造は依然として輸出主導型のまま
 ☆日本企業の賃金は圧倒的に製造業の方が高い
 ☆経済の主役となっているサービス業の賃金は低い
 ☆こうした状況で円安が進んでしまうと
 *輸入価格の上昇で、購買力の低下し消費が悪化する悪循環になる
 *消費主導によって経済を成長させる道筋を確立する必要がある
 ☆国内の一部には、日本の製造業の競争力は依然として高い
 *売り方が下手なだけであるとの見解も根強く残っている
 *交易条件の継続的な悪化というデータを見れば
 *その見解は単なる願望でしかないことが分かる
 ☆交易条件が悪化しているということ
 *輸出価格が下落していることを意味している
 *輸出企業の競争力が高ければ、コスト勝負に巻き込まれることはなく
 *高い価格を維持できたはずだ

日本の製造業の復活を望んでいるのか? 
 ☆日本かっての成長軌道を取り戻すという場合
 *ドイツのような徹底した企業改革が必要となる
 ☆ドイツは、高付加価値な製造業へのシフトを進めた
 *競争力を失った分野は容赦なく切り捨てていった
 ☆今の時代、製造業の国としてやっていくためには
 (1)経営者や労働者に対する高い成果目標の設定
 (2)高度な英語力の獲得
 (3)高度なITスキルの習得、が必須
 ☆今の日本人に上記3項目を本気でやり切る覚悟はあるのか
 ☆日本企業の場合
 *1億人の国内消費市場を生かす形での成長を模索した方が
 *現実的だと筆者は考える
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『JBPRESS』


凋落の日本製造業(日本輸出企業の惨状)
『JBPRESS』記事より画像引用)

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