慶喜

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「チューブワーム」「硫黄酸化細菌」

2023年09月21日 | 生命科学
🌸依存しきって生きるには1

 ☆口を持たない深海動物の暮らし


生物に広く見られる「依存関係」
 ☆深海動物は、深海では太陽光の恩恵が得られない
 *基本的に有機物が産生されず、深海で得られる有機物
 *海藻類、動物などの死骸や糞等です
 ☆深海の海底では生物相が貧弱
 *巨大な鯨の死骸が沈下してくれば
 *そこは深海動物の楽園になる
 ☆深海動物はどのようにして栄養分を確保しているのか

⛳熱水噴出孔と硫化水素
 ☆原始地球の環境は、高温で酸素が少なかった
 *現在の地球は酸素にあれている
 ☆今でも、原始地球環境に似た場所が存在する
 *深海に存在する熱水噴出孔周辺
 *熱水噴出孔周辺では熱水が急激に冷却されるので
 *熱水に溶けていたレアメタルが析出し蓄積する
 ☆熱水噴出孔からは硫化水素が放出されている
 *噴出孔付近では硫化水素濃度が高く、酸素濃度が低い
 *熱水噴出孔周辺は、栄養分が少ない環境になっている
 *硫化水素が存在すると、 ヘモグロビンは酸素を運べなくなる
 *硫化水素濃度が高いと普通の動物は酸素不足で窒息死する
 ☆深海の熱水噴出孔周囲
 *生物相がとても豊かになっている
 *管のなかに住んでいる二枚貝、巻貝、甲殻類が集まっている
 *熱水噴出孔周辺の生物量は、ジャングルの生物量に匹敵する

消化器官のないチューブワームの栄養得る方法
 ☆熱水噴出孔附近で筒棲管のなかに生息するチューブワーム
 *大きいものでは2Mにもなり、現在、20種類ほどが知
 ☆チューブワームが栄養分得る方法と硫化水素の害の防御の方法
 *チューブワームの硫黄酸化は、共生細菌として生息(細胞内共生)
 *硫黄酸化細菌、硫化水素を酸化して得られたエネルギーでATPを合成
 *二酸化炭素から炭水化物などの生体有機物を合成して増殖する
 *硫黄酸化細菌は硫化水素と酸素があれば生きていける
 *硫黄酸化細菌が合成した有機物をチューブワームも利用する
 *チューブワームは何も食べなくても成長できる
 *チューブワーム、口がなくても
 *エラから硫化水素や酸素を吸収できる
 ☆光合成独立栄養生物であるシアノバクテリアと共生することで
 *独立栄養生物になった植物とほとんど同じシステム
 *貧栄養の深海では、植物化の道を選んだ
 ☆共生している硫黄酸化細菌の重さ
 *チューブワームの体重の半分近くになる
 ☆チューブワームの卵のなかには共生細菌が存在しない
 *共生細菌は、チューブワームの卵に母系遺伝されない
 *幼生が硫黄酸化細菌を摂食し
 *それらが共生細菌になっている

チューブワームのスーバーヘモグロビン
 ☆チューブワームが硫化水素の害を免れている方法
 *チューブワームのヘモグロビン分子(スーパーヘモグロビン)
 *酸素結合部位と硫化水素結合部位が分かれており
 *酸素と硫化水素を同時に運ぶことができる
 ☆チューブワームの共生細菌は、酸素と硫化水素の両方を必要とする
 *チューブワームのスーパーヘモグロビンはそのことに対応している
 ☆水深1000Mを超える深海では酸素が豊富
 *硫化水素によるチトクロームC酸化酵素の阻害で生きれる
 *細胞内のチトクロームC酸化酵素に結合した硫化水素
 ☆硫黄酸化細菌は、熱水噴出孔周辺でも有機物を産生できる主要な生物
 *硫黄酸化細菌は、他の動物によって常に捕食される
 *チューブワームの体内に共生していれば
 *硫黄酸化細菌は捕食を免れることができる
 ☆チューブワームと硫黄酸化細菌の共生
 *チューブワームにとって絶対共生関係
 *硫黄酸化細菌の立場から見ると、この共生は任意共生関係
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『「利他」の生物学』

                   (チューブワーム)
                 (チューブワーム)

「チューブワーム」「硫黄酸化細菌」


『「利他」の生物学』記事、ネットより画像引用)

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