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製薬企業が医師に払うお金の内情

2022年12月28日 | 医療
🌸製薬企業が医師に払うお金の内情

医師が薬を導入する見返りに寄付講座の延長を要求?
 ☆『FLASH」のスクープ
 *広島大学病院の糖尿病・代謝内科長
 *小野薬品工業に対して行った「ある要求」
 ☆小野薬品は、寄付講座に、年間1500万円を提供していた
 ☆「FLASH」は、寄付講座の責任者を務める医師
 *寄付講座の延長を求めたとしている
 (小野薬品の糖尿病治療薬を院内に導入する見返りに)
 *薬を導入する見返りに、製薬企業に金を求めたのだとしたら
 *不適切と言わざるをえない
 ☆国内製薬企業と比べて外資系製薬企業
 *奨学寄付金や寄付講座に費やす金が少ないのは
 *外資系製薬企業、画期的な新薬を数多く抱えているからだ
 ☆小野薬品は、三重大学病院において販促の見返りに
 *奨学寄付金を提供していたことが発覚し
 *社員2名が贈賄罪で、逮捕・起訴されている
 ☆小野薬品はこの事件を受けて
 *延長を含め、新たな寄付講座への寄付の取りやめを決め
 *寄付講座への寄付の延長を中止したと説明している
 *2021年以降は小野薬品による寄付講座への寄付の延長はなくなる
 (広島大学糖尿病代謝内科では)
 ☆寄付講座では、現在は別企業から2100万円の寄付を受けている

奨学寄付金と寄付講座
 ☆医師個人に支払われる講演料などと違い、奨学寄付金は表にでる金
 ☆寄付を受けるのは、医師個人ではなく大学
 ☆ノバルティス社事件以降
 *奨学寄付金は、贈収賄の対象外と考えられてきた
 *多くの製薬企業は講師料などの支払いを減らし
 *奨学寄付金ウェイトを置いてきた

製薬企業が奨学寄付金や医師に払う金の実態
 ☆2020年度に製薬協に加盟する企業が支払った奨学寄付金
 *中外製薬の13億5050万円が筆頭に、国内製薬企業が名を連ねる
 (8位のアッヴィ(アメリカ)除くと)
 *小野薬品は7位で、その総額は5億3000万円
 ☆2020年度、医師個人への支払い
 *上位には国内製薬メーカーが名を連ねている
 *小野薬品は約12億円で、第一三共に次いで第2位
 ☆奨学寄付金や医師個人への金銭の支払い
 *製薬企業にとり、売り上げを上げるための営業活動の一環である
 *ライバル企業が類似の薬を販売しているとき
 *製薬企業は金によって処方を増やそうとする
 ☆画期的な新薬は、このような形での販促を行わずとも医師が処方する
 ☆寄付講座の教授の多くは40~50代前半
 *将来は主任教授に昇格したいと考えている人が多い
 *主任教授への昇格は、先輩の主任教授たちが仕切る教授会で決まる
 *先輩教授たち、製薬企業との付き合いを気にしていれば
 *後輩教授たちは、それに従ったはずだ
 ☆2020年度、製薬企業から講師謝金等広大の医師のランキング
 *トップの教授は702万円もの金を受け取っている
 *講演料から推察すると年間に35~70回の講演をこなしている
 *医学部教授の本業そっちのけでアルバイトに勤しんでいたのか
 ☆医師は自分の懐を痛めることなく、高額な薬を大量に処方できる
 *製薬企業が「リベート」を渡そうとするのも無理はない

⛳問題防止には、情報開示の徹底しかない
 ☆この状況は世界各国が共通に抱える問題だ
 ☆この問題に対処するためには、情報開示を徹底するしかない
 ☆アメリカではサンシャイン法に基づき
 *アメリカの厚生省が製薬企業から個別の医師への支払いを開示し
 *誰でも検索できるようにしている
 ☆日本は、情報開示への対応が不十分だ
 *医療は医師と患者の信頼関係がなければ成り立たない
 *広島大学には徹底した情報開示を望みたい
                       (敬称略)                                     
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『東洋経済』






製薬企業が医師に払うお金の内情
(『東洋経済』記事より画像引用)

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