麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

がっぷりよつ

2012年07月29日 | 東演
バレーの話ついでに・・・

僕の中学のバレー部は弱小だった。
というか、地区に全国2位や
県ベスト4がひしめいて、
ほとんど勝てなかった

そんな強豪校との練習試合。
まるでゲームにならないので、
相手がユニフォームを着ていない
下級生をどんどん出してくる。
哀しいかな、それでやっと試合になる。
接戦の末、我らが勝つと、
えらく怒られて可哀相だった。

向こうには「王者」として
翌年も常勝を求められるから
大変だがやりがいはあったろう。

そういう長期的展望は別にして、
バレーボールとして
「がっぷり四つ」になった。

・・・ここで芝居の話に。

劇団には、弱小や強豪はない。
が、絶頂期や転換期はあり、
後者は世代交代などの
様々な理由から訪れる。
その時に、客演を迎える
というのは一つの策である。

これがなかなか難しい。
「良い俳優」を呼べばいいって
ものじゃあない。
某プロ野球チームが
四番打者を集めて失敗したのと
同じである。

さて。
絶賛公演中のPカンパニー。
転換期ではなく、むしろ
絶頂期に向かう上り坂を
疾駆している集団だ。

数回お手伝いにお邪魔した
『月の岬』は客演を迎えていたが
良い塩梅の俳優を揃えて、
松田正隆の静謐な世界を
精密に創りあげていた。

制作としてキャスティングに
100%関わるわけではないけれど
大変勉強になった。

「がっぷり四つ」になる配役。

今月末まで、あと3ステージ
お時間あれば是非

余談ですが
読み直してみて、我ながら
書き出しのバレー篇から
「闘争心」が感じられないぞ、
と反省。
実は僕自身も下級生だったのよ。
強豪校みたいに部員も多くなく
ユニフォームは着てた上に、
老け顔でそうは見えなかったけど。
なので若干の「余裕」が
見受けられるです。念のため。
コメント
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