麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

喫茶とカフェ

2019年02月18日 | 鑑賞
喫茶店とカフェの違い

まぁ一般的には、大きめのテーブルに
500円くらいの珈琲を店員さんが
運んできてくれるのが喫茶店で、
リーズナブルなコーヒーを受け取り、
ちっちゃなテーブルで戴くのがカフェ。
・・・てな感じかしらん。
あ、あと概ね、前者は店内が明るくて、
後者は暗めでクラシックなんか流れる
みたいな、ね。

法律の面から・・・
アルコール類や調理した料理が提供可能な
「飲食店営業許可」と、それに準ずる
「喫茶店営業許可」との差異があると言う
御仁もいる。……なるほど。

でも、この場合、前者を有していながら
「喫茶店」と打ち出しているところもあり、
ちょっと微妙だな~

専門家に言わせると・・・
「ソフトドリンクの売上が半分以上だと
喫茶店、コーヒーの売上が半分以上がカフェ」
と。これは業界の重鎮「珈琲工房ホリグチ」の
創業者堀口俊英氏の定義らしいが、
「おお!」と、瞬間は納得しちゃうけど、
イマイチ素人にはピンと来ないかも。


さて。ここからが本題。

先週観た、とある芝居。
けっこう泣ける作品だったのです
が、何かツッカカルものがあって…
チャリンコ漕ぎながらの帰路、
考えながら走っていて、思った。

漠然とだが。
「あまりに小劇場チックに過ぎたな」と。
上演したのは新劇団だったのです。

とはいえ。作家を育てそこねた新劇は
今や、才能ある小劇場の書き手に依頼し、
時には「傑作」を生んでいるわけで…。

また、喫茶店とカフェよろしく、
新劇と小劇場の違いはあるようでなく、
でも、ないわけはないんだよな~と
なので。
冒頭、その話から始めたわけなのです。

少々開き直れば。
カフェと喫茶店の良いところを
組み合わせたお店があるように……
発想豊かな、新味と普遍性をもった戯曲を
演技力は勿論、役柄にあった年齢の役者を
上から下まで揃えることが可能な配役で
お届けできたら、観る側にも嬉しいのは
イワズモガナだ。

どのくらいイワズモガナかといえば。
まさに今、俳優座が取り組んでいる
『血のように真っ赤な夕陽』が、
そういう狙いで企画されたわけなのである。




15日のブログには、残席僅かと書いた
19日14時の回ですが、お陰さまで完売です。

コメント
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