タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

鳥情報

2010年01月14日 | バードウォッチング
地元とのトラブルは避けたいものです

 タカ長の鳥友のブログを見ていたらきれいなコミミズクの写真が目に止まりました。近くで撮影したのなら見に行きたいと思い連絡を取ってみました。



 彼によると撮影した場所は九州のS干拓の由、チョッと行くには遠いのですが、高速代1,000円の日に仲間を誘っていけば何とかなるかなぁ、と頭の中で考えながら彼と話していました。

 その場所は何度も行った所なのでチョッと説明を聞けば、タカ長には干拓地の上を飛んでいるコミミズクを連想することが出来るのです。他にはハイイロチュウヒも入っていると言う話なので、久しぶりに行って見るのも悪くはないのですが、、、、、、。



 鳥友の話によると、現地ではバーダーと地元の人の間でトラブルが起こっているようでした。そのトラブルもかなり深刻な状況なのでしょうか、時には耕運機で路をふさがれたり、路面上に釘を撒かれたりした事もあったようなのです。

 タカ長としては初めて聞く話なのでことの詳細は分かりません。以下は単なる想像なのですが、トラブルのタネを最初にまいたのは鳥を見る人、特に写真を中心に鳥を見ている人ではないかと考えています。

 鳥を見る人、特に写真を撮る人が他人の田畑に無神経に踏み込んでいる姿はタカ長も何度も見ています。その干拓地でもそのようなことが度重なって、バーダーと地元の人の間がこじれてしまったのではないかと想像しているのです。

 
 他人の田畑に無断で踏み込むなんて言語道断でコメントの余地もありませんが、農道に車を止めてみるときも、また林道などから山の鳥を見るときでも、私たちバーダーは人様の生活圏に入り込んで鳥を見させてもらっている、と言う謙虚な気持ちを持たないといけないのです。

 私たちバーダーにとって貴重な鳥であっても、地元の人には単なる鳥であって、その鳥を追うのがが当たり前のような態度で自分たちの生活圏に、無神経に踏み込んでこられたらタカ長とて一言も二言も文句を言いたくなります。

 そのことを知ってその干拓地に行く気がなくなりました。地元の人とトラブルを起こしてまで鳥を見なければならない理由も必要性も持っていないからです。

このトラブルを他山の石として自戒したいものです。