タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~4月15日

2010年04月15日 | タカの渡り観察
真冬並みの寒い観察が続いています

 4月も中旬になりました。タカ長観察地のサクラも盛りを過ぎてしまいました。



 しかし、寒くて寒くて観察スタイルは真冬並みです。

 これはジューヤクさん、真冬に撮った写真で無い証拠に、サクラの花が咲いています。もちろん合成写真ではありません。ジューヤクさんの下着は発熱素材のものを何枚も重ねています。その数を明らかにしませんが、、、、とにかく完全装備です。



 冬スタイルはジューヤクさんだけではありません。タカ長を含めて全員が真冬並みの防寒衣を着て観察を続けています。

 来週からは暖かくなるのでしょうが、このまま寒い状態が続くと韓国に冬用の防寒衣を持って行くことにならないか心配をしています。タカ長の旅行カバンにはそれを入れるだけの余裕は無いのです。



 寒くてよいのはいつまでもサクラを楽しむことが出来ることくらいです。そのほかには良いことはありません。急に暑くなっても体調管理に困りますが、いつまでも寒いのも困ったものです。穏やかに、平年の気温に戻ってもらいたいものです。

動かぬ証拠をゲットしました

 曇り空の観察地。突然ノスリがタカ長カメラの射程距離内に現れました。あわててガシャガシャ撮りましたが、、、、、しかし、気がついてみればカメラの補正は3枚目の写真を撮ったままでした。プラス2/3です。カメ吉さんやコリ吉さんに聞くと、この曇り空ではプラス2くらいの補正はしないといけないようでした。つまり補正不足。案の定ノスリの下面は黒くつぶれて腹巻がやっと見える程度、、、、、。カメ吉おじさんはさすがにバシッとゲットしていました。



 これでは野鳥写真としては落第ですね。

 その教訓にならってカメラをプラス補正にして待っていたら1羽のハイタカが現れました。トビ吉おじさんの第一印象もハイタカ。距離は遠くてもとにかく写真を撮って、ディスプレイを覗くと、、、、、



 曇り空とは言っても屋外で見るとFは5本しか見えないのです。それではツミ???

 何枚かの写真を見ても、現場で見る限り5枚しか見えなかったのでしぶしぶツミとして記録したのです。「ハイタカ属は難しいなぁ」などとつぶやきながら、、、、、、。



 帰宅してパソコンで確認したらこのような写真も撮れていました。この写真ではバッチリ6枚見えます。

 もともとP10は見えにくいものですが、屋外でディスプレイを見ると5枚にしか見えなかったのです。しかし、連写で何枚も撮っておくと、何枚かのなかにはタカ長カメラでも、泣く子も黙るような、しっかりとした証拠をゲットすることが出来る、と言うことになるのですね。

 タカ長カメラの価格はカメ吉おじさんのものよりゼロがひとつ少ない安物です。その上ウデも悪いのですから野鳥写真としては使えるものは撮れないでしょうが、証拠写真で良いのなら何とかなることもあるのですね。今日のハイタカはその良い例になりました。

 この写真はかなり大きくトリミングしていますが、それでも動かぬ証拠をゲットできました。

豆粒、いや芥子粒みたいな小さな鳥でも駄目もとで撮っておく必要があるのですね。

 今日の教訓は忘れないようにします。カメ吉おじさんが不在のときは写真的には非常に弱くなるタカ長観察地ですが、どんなに小さな写真でも有ると無いでは大違いなのですから、、、、。

今日の結果

   4月15日     曇

     観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 コリ吉
     観察時間    8:00~16:00

        サシバ           15
        ノスリ             3
        ハイタカ    西向き   3
        ハイタカSP  東向き    1
        ツミ      東向き    1

  相変わらずの結果が続いています。

  この時期のタカ長観察地のいつもの姿です。

今日の角島情報

   観察者      アル長 シンチャン
   観察時間     5:30~14:00

       ハイタカ          223

  朝早い時間は弱雨。それでも観察に出かけた努力が報われました。

  雨が上がったら出始めて8時台に100羽、9時台に50羽。

  観察地の近くでコマドリのさえずりが聞かれたそうです。夏鳥は渡って来ているようですが、お目当てのサシバは見ることが出来なかったようです。