タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~10月16日

2010年10月16日 | タカの渡り
東向きハイタカが多くなりました

 予想したとおり東向きハイタカが多くなりました。大陸から吹きだす風に乗って渡ってきているのでしょうか?タカ長の韓国・釜山での観察経験から言えば今がピークだと思います。



 ハイタカ属の渡り観察はハチクマやノスリなど以上にその日の気象条件に左右されます。その面で言えば、今日は終日雲があり、その上観察者の数も多かったのでハイタカ属の観察には適していたと言えます。
 一点の雲も無い天気でしたら、記録できるハイタカ属は半数以下になっていたはずです。



 そのハイタカが止まり木に止まってくれました。泊まる前にシッカリ見ることは出来なかったのですが、みんなハイタカだと思っていたようです。



 ところが飛び立ったそのタカの初列の開きを見ると5本でした。

 タカ長のこのボケボケ写真では識別できませんが、今日は大砲組がいたので写真判定することが出来たのです。何年たっても初心者の域を出ないハイタカ属の識別ですが、タカ長観察地でも可能な限り写真に撮り、その画像を見て種を特定しています。その場で画像を見ることが出来るデジカメの威力は絶大ですね。

今日の観察結果

10月16日     晴

   観察者     ジューヤク タカ長 ひげじい カメ吉 キョウジュ アサギ姫 コリ吉 カンヌシ ほか
   観察時間    8:00~16:30

       サシバ              1
       ノスリ              22
       ツミ         西向き  29
                  東向き   1
       ハイタカ      西向き  22
                  東向き  45
       チゴハヤブサ          2

  タカ長観察地で観察されるタカはハチクマが圧倒的に多いのですが、それでも連続調査をしていると、ハチクマの季節が終わるとノスリが多くなり、ノスリの季節が終わりに近づくとハイタカ属が多くなると言う渡りの季節の推移を見ることが出来ます。
そのたびにデータはウソをつかないと思っています。

関門地区の情報

観察地     下関市火の山

   観察者     アル長 シンちゃん
   観察時間    8:00~15:00

       サシバ            2
       ハチクマ           2
       ノスリ            27
       ツミ       西向き   4
                東向き   1
       ハイタカ    西向き   2
                東向き   1
       ハイタカSP   西向き   12
                東向き   7