タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

山も雨、観察地も雨

2010年04月09日 | タカの渡り観察
ハイタカの渡りを見ることを密かに願っていたのですが、、、、、

 今日は山登りの日です。行き先は広島県の最高峰恐羅漢山(1346m)です。

 恐羅漢スキー場では先月仲間がハイタカの渡りを見ています。タカ長としてはそのことを頭においてプランした山登でしたが、タカの渡りを期待させる天気ではありませんでした。



 スキー場の斜面を登ります。近くの木には多くのヤドリギがありました。この冬に来たときはスキー場の近くのヤドリギに多くのレンジャクがいました。冬の最中にも餌があるのですからレンジャクはタカ長団地に現れないのかも分かりません。



 しばらく登ると雨がやって来ました。傘でしのげる程度の雨です。タカ長は雨具をつけないで傘をさしました。



 稜線に近づくと谷筋には雪が見えました。小さな雨もこのあたりまで、稜線に立つころには上がりました。しかし、いつ降ってもおかしくない天気です。そのため頂上に登って記念写真を撮ったら草々に頂上を後にしてナツヤケノキビレに向けて下りることにしました。大幅な予定縮小です。



 鳥など見ながらゆっくり下りて行きました。このときはコガラを見ていたのです。

 恐羅漢山には何十年も前から何度も何度も行っています。この稜線も何度も歩きましたが、今はものすごく広い道になっています。ブナ林の雰囲気もまったく違います。タカ長一代でもずいぶん姿を変えるものです。



 下りたところがナツヤケノキビレです。この指導標には夏焼峠になっていますが、ここはナツヤケノキビレでないといけません。タカ長が若いころこのあたりを歩いていたときはナツヤケノキビレとして通っていました。それがいつの間にか夏焼峠になっていました。その経緯は知りません。 

 山の鞍部をキビレとかクビレとか言うので、そこから峠のことをキビレと言うことになったのでしょう。

 「西中国山地」(桑原良敏著)によると「夏焼峠」と漢字表記したらいつの間にか「ナツヤキ」にとってかわる状態になりつつある、と書かれています。

 この付近は去る年の夏に、不注意から山火事をおこして、焼けたことがあるので、この呼称が生まれた。採草地を自主的に焼くことがあるがそれは春であって夏ではない。<ヤク>ことと<ヤケル>こととは異なっており、<ナツヤケ>が正しい。

 そのように書かれています。私たちが山を歩いているときに通るのは普通「峠」と言っているのがほとんどです。「キビレ」と言うのはここしか知りません。そのためタカ長の単なる思いかも分かりませんが、キビレと言う呼び方を大切にして欲しいのです。



 最近設置された指導標にはナツヤケノキビレと書かれていました。地名もひとつの文化、それを大切にしたいと思う人が地元にもおられるのでしょう。

 この指導票が設置されている「早手のキビレ」と言う地名は知りませんでした。ここで紹介した「西中国山地」にもその記載はないようです。しかし、「ボーギのキビレ」「ケンノジキビレ」などの記載は見えます。また、その本の略図には、この「早手のキビレ」のところに「ヤハチのキビレ」と書かれています。「早手のキビレ」と「ヤハチのキビレ」がまったく同じところなのか、同じところだとしたらなぜ二つの名前があるのか、そのようなことはまったく知りません。地名のことは難しいのです。

 この略図には他に「ジョシのキビレ」「カマノキビレ」などの記載があります。この「キビレ」と言う言い方はこのあたりだけのものなのか、全国的に見ても普通に見られるものなのか、不勉強なタカ長には分かりません。しかし、タカ長の記憶のなかには、他のところで「キビレ」と言う峠はありません。
 

 ナツヤケノキビレまで下りると本格的な雨になりました。

 牛小屋高原に帰って東屋で昼食。半日の、約11000歩の山歩きでした。

今日の結果

  4月8日     曇のち雨

     観察者     ジューヤク トビ吉
     観察時間    8:00-11:00

        ノスリ            1
        ハイタカSP  西向き   1

  タカ長観察地も11時頃から雨になり撤収したそうです。

今日の角島情報

   観察者     アル長 W.MK
観察時間    5:30-10:00 

       ハイタカ          143

 下関のグループは明日も観察に行くと張り切っています。結果が楽しみですね。まだまだ渡りは続きますから、、、、、。今度天気が回復した頃大きな山が来る???

 楽しみですね。




今日の観察~4月8日

2010年04月08日 | タカの渡り観察
桜尾根のヤマザクラは今が見ごろです

 朝早くから裏山を歩きました。椿尾根を登り桜尾根を下がるコース、野鳥の声を聞きながらゆっくり歩いて2時間15分(休憩時間を含む)、約9100歩の山歩きです。

 ツツドリが鳴いていました。
 ヤブサメの声を聞きました。ともに今季初認です。

 他にも聞きなれない野鳥の声を聞きましたがタカ長には特定できませんでした。とにかく夏鳥が渡ってきています。



 桜尾根のヤマザクラも今が見ごろでした。しかし、桜尾根はそのほかの木も多くて、枝の間から見上げることになります。公園のソメイヨシノを見るのとは違います。



 空は快晴。このように空を見上げながらヤマザクラを見るのも悪くありませんね。願わくば観察地からヤマザクラを見たいのですが、少なくとも桜尾根の上ではまったく見ることが出来ません。観察地から見る限り、なぜ「桜尾根」と名づけたのかは理解されないはずです。



 明日から天気が悪くなりそうです。今年のサクラを見るのもあと少しみたいですね。



 観察地に下りるとトビ吉おじさんとジューヤクさんがサクラに囲まれて空を見上げていました。今日は昨日のように寒くなかったので快適な観察が出来ました。肝心のタカが少ないので大満足とは言えないようですが、これもまた例年のデータ通りです。今は渡りの端境期、タカ長観察地の渡りはこの程度です。



 昨日と同じような写真ですが今日撮影したものです。このような花を見ると「よくぞ日本に生まれたり」の思いを強くします。サクラは日本の花、日本人の花ですね。

今日の結果

  4月8日    晴

    観察者    ジューヤク トビ吉 タカ長 カンヌシ コリ吉
    観察時間    8:00-16:00

        サシバ          11
        ノスリ           14
        ハイタカ    西向き  3
        ハイタカ    東向き  1
        ハイタカSP  西向き  1
        ツミ       東向き  3
        オオタカ    東向き  1
        大型不明         1

  大型不明は文字通り不明。A山の稜線から流れてきたときの第一印象はミサゴ。翼開長が大きくて、前方から見るため翼が細く感じられました。しかし、観察地の左上を流れていくのを見ると黒色のタカなのです。どう見てもミサゴのような白さは見られませんでした。それなら何???

 私たちの力では特定することは出来ませんでした。残念、その時はカメラの準備が出来ていませんでした。カメ吉おじさんは不在でした。こんなものなのですね。

今日の角島情報

   観察者      アル長 W.MK 他
   観察時間     5:30-12:00

      ハイタカ          40

  タカ長観察地では「200くらい渡っているはず」と話していました。思ったより少ない数字でした。空は快晴状態で高く飛んできたようなので、見つけることが出来なかった個体も多かったのでしょう。

  アル長おじさんはやる気になっているようです。今後の推移を楽しみに待つことにします。


今日の観察~4月7日

2010年04月07日 | タカの渡り観察
寒くて寒くて、、、、、寒くて

 また寒くなりました。風が強くて体感温度は真冬並み。

 冬用の衣料は納めてしまって、、、、、そのために余計寒く感じるのです。



 しかし、観察地のサクラはいまが見ごろ。風は吹いてもほとんど散りませんでした。まだシッカリと枝につかまっているようです。



 本当に寒くて、タカ長は一足早く帰らせてもらいました。韓国での調査が近づいている現在体調を崩すわけにはいかないのです。立案段階ではあまり考えないで探鳥旅行のプランを立てていますが、実現段階になるとあれこれ考えることが多くなります。3週間以上家を空けるとなると、体調管理からスケジュール管理まで気配りすることは多くなるのです。

 今日は寒くて頭の回転が悪いようです。サクラの写真でスペースを埋めさせていただきます。







 今日の写真は古いカメラで撮影しました。 Lumix DMC-FZ20 500万画素。

 いま使っているコンデジ Nikon Cool Pix 90 はピントが甘いのです。メーカーに出してチェックしてもらったのですが「異常なし、規格の範囲内」と言う答えでした。しかし、何と言われても明らかにおかしいのです。

 何のために新しいカメラを買ったのか、本気で頭を抱えているタカ長です。

今日の結果

  4月7日    曇時々晴

    観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 御大 コリ吉
    観察時間    8:00-16:00

       サシバ           1
       ノスリ           7
       ハイタカSP  東向き  1

  以上のように観察結果も寒々としたものです。明日からに期待しましょう。

今日の角島情報

  観察者     アル長 ほか2名
  観察時間    5:30-12:00

      ハイタカ          28


  北風が強く渡りは10時半まで。風の影響か今日は低く渡っていくハイタカが多かったようです。


今日の観察~4月5日

2010年04月05日 | タカの渡り観察
暑くなりました

 お花見フィーバーが明けた今日は暑くなりました。

 快適だったのは午前中だけです。これまでの寒さがウソのように思えます。



 タカ長観察地の標準木です。まだ満開とは言えませんが、この花影を求めて椅子を動かすようになりました。

 渡りは暇。その上に高くて遠い、、、、集中力を切らすには最適な天気でした。



 大きいタカでもこの程度、どれがゴミでどれがタカかご判断下さい。

 これは朝の写真ですが、午後は太陽が傾いていく方向を主に見ることになります。これは視力が怪しくなった老眼にはこたえます。

 そのような訳でタカ長は一足早く退散させていただきました。無理は出来ないのです。何しろ海外出張を控えているのですから、、、、、、。

今日の結果

   4月5日     晴

     観察者     ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 コリ吉 ほか
     観察時間    8:00-16:00

        サシバ           2
        ノスリ           4
        ハイタカ    西向き  9
        ツミ      西向き  1
        ツミ      東向き  1
        ハイタカSP  西向き  3

 ご覧のように渡りの内容は寒々としたものになりました。これもまた例年通りのことなのです。タカ長観察地の我慢の時が始まった、と言うわけです。

 しかし、そのあとパッとハチクマがやって来ます。それまでの辛抱です。


今日の角島情報

   観察者     アル長
   観察時間    5:30~10:30

      ハイタカ        95

   朝はやくは南風で、その時間の渡りは韓国方向、7時台からは北風にかわり、渡りは対馬方向に変わったそうです。

   9時半頃から飛ばなくなったので早めに撤収されたようです。渡り観察は体力気力の勝負です。無理して切れるより早めに撤収して次に備えるほうがベターです。

   あまり無理なお願いは出来ないのですが、毎日でなくても良いので出来るだけ長期間角島での調査をして頂き、いつ頃までハイタカが渡っていくのか、その終わりを確認して頂きたいと言う勝手な希望を持っています。

   今日の渡りは107羽飛び出して12羽引き返しました。差し引き95羽を渡りとして記録しています。

   何か特定できなかったようですがツルが1羽飛んだそうです。かなりおそい北帰行ですね。どこを飛び立ったツルなのでしょうか。興味がわきます。


今日の観察~4月4日

2010年04月04日 | タカの渡り観察
最高の花見日和でしたが、、、、

 穏やかな日曜日。サクラは見ごろ。

 昨年も多くの人で賑わって、観察する場所を確保するのも困難だったので今日は早く観察地に上がりました。すると、、、、



 一番きれいに咲いたサクラの下にはブルーシートが敷かれていました。何時に来て場所取りをしたのでしょうか?



 この時間は駐車場もガラガラでした。

 しかし、昼には満車。空スペースは車で埋め尽くされました。駐車場だけではありません。前の道路も車でいっぱい、運動公園の野球大会の日を除けばこれだけの車が集まるのは花見シーズンだけかも分かりません。





 花はこの程度です。まだ満開とはいえない状態ですから、うまくいけば次の週末も花を楽しむことが出来るかも分かりませんね。天気次第、と言うことでしょうか。

 いつもの観察地は私たちも、犬を連れて散歩に来る人も皆さんシルバー世代、ここもまた完全な高齢化観察地なのです。

 しかし、今日は朝から若いファミリーが小さな子どもをつれてやって来たので、いつもとはまったく違った雰囲気がありました。これこそ正常な社会、と言うものでしょう。久しぶりに健全な社会の姿を見た思いです。タカ長は国民の平均年齢が20台のベトナムを思い出していました。



 タカ長観察地にやってきたのは花見客だけではありません。観察地の前のサクラにはヒヨドリやメジロたちが次々にやって来て蜜を吸っていました。

 好天に恵まれて花見客にも小鳥たちにも最高の日曜日でしたが、肝心のタカの渡りは贔屓目に見ても大当たりとは言えないようです。

今日の結果

   4月4日     晴

     観察者    タカ長 ジューヤク キョージュ カンヌシ
     観察時間   7:30-16:00

        サシバ          15
        ノスリ          18
        ハイタカ    西向き  11
        ハイタカ    東向き  1
        ツミ      西向き  3
        ツミ      東向き  10
        ハイタカSP  西向き  6
        ハイタカSP  東向き  1
        オオタカ    西向き  3

 ノスリの数字とサシバの数字がほぼ同じになりました。数字は少ないとしても傾向としては例年と同じように推移しているようです。データはウソをつかないと言うことなのでしょうか?

今日の角島情報

   観察者     若大将 シンチャン アル長
   観察時間    5:40-15:00

       ハイタカ          161
       ツミ              8
       ハイタカSP         14
       ノスリ            1   
       ハイイロチュウヒ      1

 ハイイロチュウヒはメス。観察時間を15時まで延ばしたのはサシバが入ってくるのを期待してのことだと思われますが、今日は期待通りの結果は出なかったようです。

 例年は4月10日頃サシバが入ってきます。タカ長の勝手な希望を言わせていただくと、下関のグループに頑張ってもらってサシバ1号を記録してもらいたいのです。タカ長にとっては角島は遠い観察地になっていますから、、、、、、。

北九州市の高塔山の記録

    観察者     ウニ
    観察時間    10:40-14:00

       ハイタカ         24
       ノスリ           4
       ミサゴ           1
       ハイタカSP       13
       大型SP         5

  このウニさんはタカ長観察地での本社研修(?)が済んでいません。そのために小さな点について情報交換をすることが出来ていません。そのために渡りの内容がハッキリしない点があります。ご容赦下さい。

 観察内容の公開について色々勉強をしてタカ長観察地と同じパターンで紹介できるよう関門地区のメンバーと勉強してゆくことにします。

    
   

       

今日の観察~4月3日

2010年04月03日 | タカの渡り観察
快適な観察でした

 天気は回復しました。週末、観察者も集まりました。タカ長観察地の4月は暇なのですが、それでもサクラを見ながらタカを見送るのは楽しいものです。

 タカ長は午前中裏山を歩きました。鳥の好きなK兄弟の弟を連れ、裏山の鳥情報を教えながらの裏山歩きです。



 裏山のこのようなところを歩くと夏鳥の到来が待たれます。昨年はオオルリの数が少なくて、巣箱は空いたままですが、今年はどうなるのでしょうか?タカ長観察地では3月31日にクロツグミが記録されていますが(渡り途中???)、今年も裏山でクロツグミは繁殖するのでしょうか?キビタキは?サンコウチョウは?

 夏鳥の到着が待たれます。



 今日の裏山は2年生と1年生の子が参加して、平均年齢は大きく下がりました。先頭の2年生はバードウォッチャー、後ろの1年生は昆虫好きな子でしたが、鳥も好きになったと言ってくれました。新しいバーダーが増えてくれることは心強いこと、モノ覚え早い小学生が本気で鳥に取り組んでくれたら、タカ長など1年もすれば彼らに教えを請うことになりそうです。強力なライバル登場、と言いたいのですが、ご老体のタカ長などライバルにもなれないでしょう。それくらい若いって素晴らしいのです。

今日の結果

  4月3日     晴

    観察者     ジューヤク トビ吉 ガミーネ キョージュ タカ長 カンヌシ コリ吉
    観察時間    8:00-16:30

        サシバ           15
        ノスリ           55
        ハイタカ    西向き  12
        ツミ      西向き  2
        ツミ      東向き  7
        ハイタカSP  西向き  2
        ハイタカSP  東向き  3
        オオタカ    西向き  1

  今日は16時を過ぎても飛んできたので30分残業しました。本当はもう少し見たいのですが、この時間には太陽がタカの流れてくる方向に傾くのでほとんど観察不能になります。それがこの観察地の欠点かも分かりませんが、これだけは対策のうちようがありません。

今日の角島情報

   観察者     若大将 シンチャン アル長
   観察時間    5:45~14:00

       ハイタカ          425
       ハイタカSP         11
       ノスリ             1

   このところの悪天候でハイタカがたまっていたようです。

   新人のシンチャンとアル長さんはただただ感動してハイタカを見るだけ。カウントは若大将の仕事だったようです。

   3月に続き今日も良い思いをしたので下関の新人さんはますますタカの渡りにはまってくれるはずです。これからが楽しみです。




今日の観察~4月2日

2010年04月02日 | タカの渡り観察

ノスリの総数が800羽を超えました

 タカ長観察地にトビ吉おじさんが帰ってきました。これで「ウイークデイ組」のベストメンバー(?)が揃ったことになります。

 しかし、渡りは前半戦の山を超えています。トビ吉おじさんが帰ってきても三桁の渡りは期待できないのです。そのなかでノスリを12羽記録してその総計が800羽を超えました。

 「800丁度で終わるとウソらしい」
 「それならあと1羽、、、、」

 とみんなが必死で探しているときタカ長が50番鉄塔の左向こうから流れてくるノスリを見つけました。
 「さすがタカ長、一本(1羽)欲しい時に出すのだから」「欲しいときに一本、これが4番の仕事ですよ」と自画自賛しているのはタカ長だけ、ジューヤクさんもトビ吉さんからもほとんど無視された状態でした。

 ともあれ800羽を超えました。天気が良くないとか何とか言っていますが、数字としては例年通り出てしまった感じです。私たちとしては1000羽の大台を超えて欲しいのですが、この観察地ではノスリが1000羽記録されることはなさそうです。





 写真的にはこの程度です。

 本当は観察地の東側を低く、背中が見える高度を飛んだノスリを2回見たのですが、近すぎて、あっと言う間のことだったのでタカ長のウデでは写真に撮ることができませんでした。

今日の結果

  4月2日     晴

    観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉
    観察時間    8:00-16:00

        サシバ           2
        ノスリ           12
        ハイタカ    西向き  4
        ツミ      西向き  1
        ツミ      東向き  2
        ハイタカSP  西向き  1
        ハイタカSP  東向き  5

小さなお客さん

 今日も小さなお客さんが来られました。K君兄弟。新6年生と2年生。二人とも同じNikonのカメラとオリンパスの双眼鏡。兄弟は同じものでないといけないのでしょう。

 この二人熱心なバーダーの卵です。タカ長たちとしてはタカにも興味を持って欲しいのですが、この面でも合格だと言えます。何しろ若いのですから、これから色々な鳥を見て、たくさんの経験をつんで、その上でタカに特化したバーダーになってくれると嬉しいのですが、、、、。

 彼らが撮った写真を送ってもらうよう頼んでいます。写真が届いたらこのブログで紹介させていただきます。

タカ長観察地の花情報

 広島市ではサクラが満開になった、とNHKテレビで放送していました。

 タカ長団地のサクラも見ごろを迎えました。

 タカ長観察地の状況は以下の通りです。コメント抜きで紹介します。













今日の観察~4月1日

2010年04月01日 | タカの渡り観察
小さな誤解?大きな誤解?

 4月になりました。しかし、朝から雨、これでは観察に行くことが出来ません。

 少々ネタに困っているので今日はタカ長観察地のジューヤクさんをまな板にのせます。

 タカ長観察地の「ジューヤク」を漢字で書いたら「重役」だと思っておられませんか?

 それは誤解と言うものです。大きな誤解か小さな誤解か分かりませんが、とにかく誤解です。

 ジューヤクを漢字で書くと「十役」となります。これが正解です。

 タカ長観察地は上下関係が厳しくて(本当かなぁ)新兵さんが「重役」になるなんて考えられません。

 新兵さんが観察地に着いたら

   ① 観察地の掃除をする
   ② 先輩がこられたら観察機材を車から取り出してセットする

 と言うようなことから始まり、観察地をうろつく猫の心配までするのもジューヤクさんの仕事なのです。

 「十」と言うのは10個の仕事があるという意味ではなく、それ以上の「たくさんの」仕事があるということを意味しているのです。

 この「十役」さんが晴れて「重役」になる頃にはタカ長は引退することになるでしょう。しかし、このジューヤクさんはまだまだ重役にはなれないでしょうから、タカ長の首もしばらくは安泰と言うものです。



 突然変な写真を出しましたが、これは何でしょうか?これもジューヤクさんの考案したものです。三本の木をこのように組んで、、、、、、



 何やら袋を取り出してその上に縛りつけると、、、、、、、、



 このとおり「自由雲台」の完成です。この上に双眼鏡をのせて、、、、、、



 このように観察します。これで微妙な手振れもおさえられて、クリアな視界で観察できます。ハイタカ属の識別もバッチリと言うものです、と言いたいのですが、ハイタカ属は難しいですね。この三脚を使えばハイタカ属が識別できるのなら、魔法の三脚としてネット・オークションに出して大儲けするのですが、、、、、、。



 三本の木、と言ってもその一本はこのような木を使っています。枝を切り払ったあとが面白い味を出しています。ここがジューヤクさんのこだわりなのです。

 向こうに見えるタカ長の三脚なんかより味があって良いと思われませんか?



 天気のハッキリしない昨日も観察に出かけました。しかし、カラスも飛ばないような状態だったのでタカ長は早めに帰りました。そのあとをフォローするのも「十役」のうちなのです。(本当かなぁ)

 後に残ったジューヤクさんは4羽のハイタカ属を観察しています。ゼロではなかったのです。

 タカ長の収穫(?)はこのホオジロだけです。

韓国行きが近づいてきているので、、、、、

 今月末からの韓国行きが近づいてきているので、何となくその準備をしないといけないような気分になっています。いや、正確に言えばその気分に仕向けていかないといけないと考えているのです。

 今回は25日間の旅行になります。先ずは体調管理から準備作業を始めることになります。

 あらためて考えると長い旅になりますね。