新宿酒場ロン 3・21
島、絵美、銀さんが話しこんでいる。
「テレビでは資生堂のスキャンダルは、全くやっていない。 新聞は控えめで、ほとんど目立たない。 しかも恐喝犯人の名前は出していない。 他の事件ではバンバン名前を出すが」
「さすが、資生堂のパワーだね。 広告料が桁違いだから、メディアは総だんまりだ」
「やはり、カネの力は凄いな」
「泣く子とスポンサーには勝てないメディアか。 そうだとすると迫力がないな」
「でも、どうやって、資生堂の犯人の名前が割れたの ?」
「日本は情報統制の国ではないからな。 それに悪党は許せぬ」
「犯人の牧村祐司も46歳という花盛りで、何を血迷っているのか」
「資生堂の名古屋支店長だから、数ある支店の中でもトップクラスの格付けだ」
「女を脅かしてカネを取ろうとしたことを認めているが」
「46で名古屋支店長ということは、エリートで本社重役コースだ」
「20万円を取り損ねてお縄か。 他に余罪があるような気がする」
新銀行東京(石原銀行)。
「400億円の追加出資で石原銀行は再建できるの?」
「絶対に無理。 金融関係の友人に聞いてみたが、石原銀行に優良債権はない、つまり、いいお客さんはいない。 零細企業のババだから、貸し倒れだ。無担保で保証人がいないから、どこからもカネは回収できない。 そして固定費が年間200億円かかるから、400億円追加しても、甘く見ても後1年しか持たない」
「なぜなら、この問題のポイントは、1%の金利でカネを預けている預金者に対する返還金の準備だ。 それは表には言えないが、それに対する400億円だ」
「えッ、それはどういうこと?」
「分からないの? ペイオフさ」
「そうか、上限1千万円しか戻らない、預金者の自己責任制度だね」
「何千万、何億円と1%の金利を当てにして預けている金持ちに、ペイオフを適用したら、石原はあの世に行っても責められる」
「そして、身売りするにしても、外資を入れて11行すべてに断わられたから、石原銀行の未来を一言で表している」
「石原銀行は、既に市場からアウトを宣告されている、ということか」
「まあ、昨年の知事選で石原を圧勝させたのは、都民だから都民の自己責任だ」
「それが民主主義ということね」
中国チベット弾圧。
「中国の本性むき出しだ。 弱いものには力で弾圧する」
「銃を持たない市民に、平気で銃を使い、装甲車が突っ込む」
「これは他山の石で、我々日本人は、これを注意深く見なければならない」
「中国に隙を見せたら、やられる。 今のチベットがそうだ。 1951年に朝鮮戦争のドサクサに紛れて、中国はチベットに軍事侵攻し、占領支配してしまった」
「チベットの中国同化政策で、中国人を大量にチベットに移住させて、いまやラサでは人口の50%を超えている」
「そこで何が起こったかと言うと、チベット言語と文化の抹殺だ。 チベット人の子供に中国語を習わせて、北京語が出来なければ登用しない」
「中国人とチベット人の差別化が進行した」
「そういうこと。 1級市民と2級市民の出現だ」
「階級社会をなくすという共産主義の嘘八百」
「共産独裁国家の恐怖政治だ」
「今、ラサでは戒厳令だ。 共同通信の山田が現地で頑張っている」
「ヨーロッパでは北京オリンピックのボイコットに関心が高まっている。 イタリアの世論調査では96%がボイコット支持だ」
「日本? 福田さんでは、蛇に睨まれたカエルみたいなものさ」 (笑)
「しかし、このチベット・レジスタンス運動に目が離せない」
(ムラマサ、妖しく光り始めた)
島、絵美、銀さんが話しこんでいる。
「テレビでは資生堂のスキャンダルは、全くやっていない。 新聞は控えめで、ほとんど目立たない。 しかも恐喝犯人の名前は出していない。 他の事件ではバンバン名前を出すが」
「さすが、資生堂のパワーだね。 広告料が桁違いだから、メディアは総だんまりだ」
「やはり、カネの力は凄いな」
「泣く子とスポンサーには勝てないメディアか。 そうだとすると迫力がないな」
「でも、どうやって、資生堂の犯人の名前が割れたの ?」
「日本は情報統制の国ではないからな。 それに悪党は許せぬ」
「犯人の牧村祐司も46歳という花盛りで、何を血迷っているのか」
「資生堂の名古屋支店長だから、数ある支店の中でもトップクラスの格付けだ」
「女を脅かしてカネを取ろうとしたことを認めているが」
「46で名古屋支店長ということは、エリートで本社重役コースだ」
「20万円を取り損ねてお縄か。 他に余罪があるような気がする」
新銀行東京(石原銀行)。
「400億円の追加出資で石原銀行は再建できるの?」
「絶対に無理。 金融関係の友人に聞いてみたが、石原銀行に優良債権はない、つまり、いいお客さんはいない。 零細企業のババだから、貸し倒れだ。無担保で保証人がいないから、どこからもカネは回収できない。 そして固定費が年間200億円かかるから、400億円追加しても、甘く見ても後1年しか持たない」
「なぜなら、この問題のポイントは、1%の金利でカネを預けている預金者に対する返還金の準備だ。 それは表には言えないが、それに対する400億円だ」
「えッ、それはどういうこと?」
「分からないの? ペイオフさ」
「そうか、上限1千万円しか戻らない、預金者の自己責任制度だね」
「何千万、何億円と1%の金利を当てにして預けている金持ちに、ペイオフを適用したら、石原はあの世に行っても責められる」
「そして、身売りするにしても、外資を入れて11行すべてに断わられたから、石原銀行の未来を一言で表している」
「石原銀行は、既に市場からアウトを宣告されている、ということか」
「まあ、昨年の知事選で石原を圧勝させたのは、都民だから都民の自己責任だ」
「それが民主主義ということね」
中国チベット弾圧。
「中国の本性むき出しだ。 弱いものには力で弾圧する」
「銃を持たない市民に、平気で銃を使い、装甲車が突っ込む」
「これは他山の石で、我々日本人は、これを注意深く見なければならない」
「中国に隙を見せたら、やられる。 今のチベットがそうだ。 1951年に朝鮮戦争のドサクサに紛れて、中国はチベットに軍事侵攻し、占領支配してしまった」
「チベットの中国同化政策で、中国人を大量にチベットに移住させて、いまやラサでは人口の50%を超えている」
「そこで何が起こったかと言うと、チベット言語と文化の抹殺だ。 チベット人の子供に中国語を習わせて、北京語が出来なければ登用しない」
「中国人とチベット人の差別化が進行した」
「そういうこと。 1級市民と2級市民の出現だ」
「階級社会をなくすという共産主義の嘘八百」
「共産独裁国家の恐怖政治だ」
「今、ラサでは戒厳令だ。 共同通信の山田が現地で頑張っている」
「ヨーロッパでは北京オリンピックのボイコットに関心が高まっている。 イタリアの世論調査では96%がボイコット支持だ」
「日本? 福田さんでは、蛇に睨まれたカエルみたいなものさ」 (笑)
「しかし、このチベット・レジスタンス運動に目が離せない」
(ムラマサ、妖しく光り始めた)