武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

福田タイタニック号、福田衣里子の怒り

2008年03月31日 | 人生の意味
福田康夫タイタニック号。
衆院解散・総選挙を封印してしまった。同時に内閣改造も否定した。
つまり、来年9月の任期一杯まで解散・総選挙はない。
なぜなら、やれば自民の惨敗は目に見えている。 また、いずれにしても与党が衆議院で3分の2を押さえることは不可能だ。
但し、内閣総辞職はいつでもありうる。 福田さんではもう駄目だと自民が判断すれば、表紙の入れ替え、首のすげ替えは何時でもある。
その後釜は、現時点では漫画太郎の麻生か。 あるいは中川昭一か。
町村、谷垣、額賀は、泡沫というよりカエルの屁だ。
さて、福田さんは緊急会見を開いて、道路財源の一般財源化を2009年度から打ち出したいとしたが、その会見の場所に、町村官房長官が陪席していなかったのは、「総理よ勝手にやってくれ」 ということなのか。
また、伊吹幹事長は「総理も発言の自由はありますけどね」 と突き放し、谷垣は「全身から冷や汗が出てきた」 と不快感を露わにしたが、森喜郎から電話が入って、「福田を支えず、そういう態度なら考えがあるぞ」 と脅かされ、一晩寝たら 「総理を支えます」と神妙になったのは伊吹も、谷垣も底が浅い。
但し、この一般財源化はリップサービスだけで、具体化するのは自民が政権を取っている間は無理というものだ。
さて、日銀総裁空席に関して、福田総理は「総裁候補に欠陥があればですが、欠陥がないのですから、同意して欲しい」 と前提条件が正しいことをベースに話をしているが、武藤敏郎は、過去5年間、ゼロ金利政策を採ってきた責任者で、長年に渡って国民の富を奪ってきた張本人だ。
そのしっぺ返しで、サブプライム問題が起こったことは日本にも一因があり、また株安に対応しようとしても、0.5%という超低金利状態であるから、金利を下げたくても下げられないという政策のミスをまともに頭にかぶっているという失態だ。
もっとも武藤敏郎問題の本質は、財務事務次官は総理大臣より偉く、財務大臣は財務官僚の下足番にしか過ぎない、という財務省の思い上がりに「NO」を言っているということだ。日銀総裁たりうる人物は、財務省じゃなくても雲霞の如くいる。

福田衣里子さん怒る。
薬害肝炎問題、1月15日、総理と面談した折、
「私たち薬害肝炎だけでなく、一般肝炎対策に向けた法案を一日も早く成立させてください。命を守ってください」
と訴えたことに対して、総理は 「これは国に責任があるのだから、一日も早い対応、恒久対策が必要と感じている。与党、政府をあげて取り組む。」と約束したのだが。
それを受けて与野党が肝炎協議を行っていたのだが、喧嘩別れで解消されてしまった。 その理由は、インターフェロン治療の自己負担額にあり、所得に応じて、自民案では1,3,5万円。民主案では0,1,2万円と噛み合わない。
民主案の方が、インターフェロン治療を受けられる人が、1~2万人増えると見込まれているのだが、厚労省官僚は首を縦にふらない。
福田衣里子さんは言う。
「結果的には4ヶ月間、引きのばしていただけ」            
「命がかかった問題で、一日、一日が大切だってことを、なんでわかってもらえないのか」
官僚は、政治家を操って誤魔化そうとするだけだから、官僚の上辺だけの言葉を信用しても裏切られるだけだ。
(ムラマサ、鋭く一閃)

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