武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

NHKのインサイダー、武藤副総裁の運命のとき

2008年03月07日 | 人生の意味
NHK。
株インサイダー取引問題で、記者ら3人を休職させる「懲戒休職」の措置をとったと発表したが、処分ではなく、賃金は6割支払われるという。
まだ正式な処分ではない為、仮のペンディング処置だが、処分が遅すぎる。
3人とも、インサイダー取引を認めている。
株のインサイダー取引は、法律で厳に禁止されており、卑近な例では村上ファンドの村上はこれで逮捕され、破滅に追い込まれた。
その上、このNHK職員は、職場を抜け出して、自宅に帰りパソコンで取引をやっていたというから悪質だ。
NHKは、我々の年間2万6千円という高い受信料によって運営され、給料をもらっているのだ。
仮とは言え、言ってみれば休暇の自由時間を与えておいて、さらに追い銭をやらなければならぬとは国民も舐められたものだ。

国交省の話になると、「たかり」「糞蝿」 のオンパレードだが、天下りの本質は、高給をもらい、そのくせ仕事はせず、新聞を読んでお茶を飲むことが日勤だという。
官僚の不正と腐敗が毎日のように話題になるが、この日本という国はどうなっているのだろうか。
今回は、国交省の天下り財団「公共用地補償機構」 なるもので、道路特定財源からの税金丸抱えで、一人当たり9万円の1泊2日の国内大名旅行をやっていたのだという。
昨年は約50名が参加し、過去5年で旅行費用として使った税金が約2千万円だと言う。 これは氷山の一角で、1泊2日の国内旅行が、9万円もするはずもなく、幹部連中は、その半分を自分の懐に入れたというのが真相だ。
これは公金横領だ。
国交省の次官・峰久幸義は、「来年からもうしません」と述べたが、それは当然の話で、今まで使った費用を国庫に返すことが必要だ。

武藤 敏郎。
本日、次期日銀総裁に福田総理が推薦するのだという。
1998年大蔵省同期の中島義雄や長野厖士らが、新宿楼蘭の会員制 「ノーパンしゃぶしゃぶ」 に入り浸っていたことが、一大スキャンダルになり、失脚していったが、その当時、武藤もその責任をとり官房長から審議官に更迭されている。
ノーパンしゃぶしゃぶも、個人の金で入り浸っていたのなら、まだ笑って許せるが、一人3万円という費用は、公費(税金)から持ち出されたか、業者からの接待(わいろ)であった。 そのため、将来の次官といわれた中島、長野は大蔵省を放逐された。
福井俊彦も同じように 「ノーパン」 楼蘭の常連であったといわれる。
さて、政策的には、長年ゼロ金利を進めてきたのは福井と武藤であり、国民からの富を収奪したと言ってもいい。
欧米の金利は、低くなった今でも3%台をキープしており、日本がゼロ金利の時代は5%台であったことを見れば、いかに日本が預金者から富を吸い上げていたか明らかである。
また、アメリカのサブプライム問題の一因は、アメリカが日本で低金利の資金を調達し、アメリカで低所得者にジャブジャブに貸し付け、2年後に返済が始まる仕組みだったが、その金利は何と10%以上というべらぼうな高利貸し付けにより破綻したというのがサブプライムの本質だ。
こういう経済失政を行ってきた武藤さんに民主党が国会同意するのかどうか注視しよう。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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