武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

石原慎太郎、オリンピック断念の真相

2009年06月07日 | 人生の意味

石原慎太郎。
不思議なというか、不可解な人事を石原は発令した。
つまり、2016年東京オリンピック招致担当の副知事・谷川健次の首を切った。代わりに佐藤とかいう都局長を副知事に昇格させ、オリンピック招致担当に据えた。生え抜きの都官僚であった谷川健次は任期満了まで2年を残して退任することになった。 これで副知事は猪ブタ直樹を含め3人体制になる。
一方、JOCの福田富昭・副会長は「何もこの時期に替えなくてもいいのでは」 と驚いた様子だったと聞こえてくる。
つまり谷川は招致に失敗し詰め腹を切らされた。 まだ2016年の開催地は決まっていないが、東京はシカゴ、リオに次いで3番手がいい所だ。 振り返って見れば、都は来日したオリンピック選考委員たちを盛大に接待したが、税金200億円の巨費を使いながらその成果はうまく上らなかった。 例えば、たった10分間眺めるだけの東京のジオラマ模型に5億円掛けた。 金銀ダイアモンドでも飾り付けたのか。 模型など500万円も掛ければ立派なものが出来る。
その費用の裏金が、どのように都の役人に食い物にされたか、容易に想像できる。 ランチ代金はイタリアン、一人2万円、そして元首級の国賓にしか使わない赤坂の迎賓館を使ってフランス料理晩餐会を催した。 やることは金の掛け放題だが、日本の心を伝えるものは何もなかった。赤坂の迎賓館などはヨーロッパ文化のバロック様式宮殿だから、欧米から来日した選考委員にどれほどの感動を与えることが出来たのか。 例えば、日本人がフランス文化の香りを嗅ぎたいと思いパリに行って、数奇屋建築の和風料亭で懐石料理を食べても、感動しないのと同じだ。 オリンピック選考委員に日本の文化と料理を堪能させる配慮と教養に欠けていたのではなかったか。 まあ、日本の官僚役人に、そういう事を求める方が、無理というものか。 猿に向かって何を言っても始まるまい。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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