麻生タイタニック号沈没まで後何日。
昨日の自民党代議士会で、麻生太郎を前にして「大政奉還を決断せよ」と、ある代議士が叫んだ。そして続けて、「一旦、国民の懐に帰れ」と訴えた。
この人は鳩山邦夫の元秘書だから、鳩山への援護射撃だろうが、99%の自民党議員は、聞く耳持たぬで野次が飛んだ。
さて先日、本ページも指摘したが、7・12のダブル選を古賀誠は強く麻生に進言したという。その意味の憶測が乱れ飛んでいるが、創価学会嫌いの古賀誠が、この際、下野する覚悟で公明党と袂を分かつ道を選んだということだ。
そして、真の狙いは民主党の親自民系と国民新との政界再編を図り、公明党抜きの保守党再生の旗を立てるということではないか。手練の古賀誠が、ダブル選をやって自民が勝てるとは思っていまい。公明党が拒否するダブル選をやることに意味がある。そして、このまま行けば7・12の都議選で自民は負ける。それを受けて翌13日に麻生は辞任する、というシナリオを描くが、問題は麻生がすんなり辞めるかどうかだ。辞めなければ、反麻生派は麻生太郎を総裁の座から引きずり降ろすことになる。
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村木厚子と福祉医療機構の理事。
面白い事が分かってきた。まず倉沢邦夫は、村木厚子課長と2004年5月に面談した。これは村木の上司であった元部長の引き合わせだ。6月になって、倉沢は昵懇にしている代議士に口利きを頼んだ。その場で代議士は元部長に電話して「よろしく頼む」と依頼した。そして元部長の意を受けた村木厚子は上村勉に日付をさかのぼり、5月28日付けで障害者団体であるという証明書を虚偽作成するように指示した。同時に倉沢の求めに応じ、郵政公社の東京支社長に電話をして、凛の会は障害者団体であり、証明書を発行したことを告げた。当時,上村勉も倉沢邦夫と面談したが、上村は「凛の会は、胡散臭いと思った」と吐露している。
公文書虚偽作成、同行使などというのは性質(たち)が悪い。障害者団体認定の決裁権を持っている官僚が、自己の職責を利用して、国を騙し、国に20億円の損害を与えた業務上背任ということになる。さらに詐欺の共同正犯だ。
許認可権を持つ官僚の犯罪。公印を使い、決裁権者がもっともらしい説明をすれば、その悪事を明らかにすることは至難の業だ。さて一方、ついに大阪地検特捜部は16日、厚労省・元部長の、都内の自宅や現在の勤務先を捜索した。元部長は2006年9月に厚労省を退職し、現在、厚労省所管の独立行政法人「福祉医療機構」(東京都港区)の理事になっている。つまり天下り腐れ官僚だ。
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統一教会。
韓国朝鮮からやって来たカルト集団。
世界基督教統一神霊協会などというもっともらしい名をつけているが、エセキリスト教の朝鮮人集団だ。その統一教会が運営するNPO法人のイベントを外務省が後援したり、自治体の首長や現役官僚が講演したりしているそうな。
統一教会は、霊感商法によって印鑑や水晶を売りさばいている。最近だけでも福岡と東京で相次いで「公安警察」に摘発逮捕されている。 問題のNPOは、「未来構想戦略フォーラム」東京都武蔵野市。2007年に東京都認証NPOとして法人化した。 共同代表2人のうち実務を担う男は、統一教会の「世界平和青年連合」の支部長。副代表の男は、2005年に統一教会系の学会の発起人となった。イベントには、統一教会系の「天宙平和連合」も参加している。外務省は昨年12月、このNPOが中心になって開いたシンポジウムを後援した。2004年7月、そのNPO主催の会合では現職の大使が講演したり、杉並区の山田宏区長や内閣府、農水省の官僚が講演したり,武蔵野市が後援についたりしている。
統一教会系の手口は、「買わないと地獄に落ちる」と人々に不安を煽り、高額商品を売りつける霊感商法だ。被害は統一教会関係だけで3万件を超え、被害額も1千億円を超える。NPO法人が霊感商法の手先に使われている。
オウム真理教と重なり合うカルトの統一教会は、韓国朝鮮の危険な匂いがする。
(ムラマサ、鋭く斬る)