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麻生太郎。
最近、夜よく眠れないのではないのか。最新の世論調査を見ると、麻生政権の断末魔だ。TBSの不支持が70%を超えた。 朝日新聞も不支持65%だという。最近の麻生の演説を聴いた。あの尖った顔をぶら下げて、下品なガハハ笑いをしながら低俗な話しをする。この輩が日本の総理だというのだから、恥ずかしい。まるでテキヤのチンピラ風情ではないか。かつて小沢一郎が麻生を指して「その辺のチンピラ」と評したが、それを聞いた麻生太郎は、「若い頃、不良とは言われたけど、チンピラとはね」と首を傾げたが、不良とチンピラは同じ意味だ。 100年に一度の「未曾ゆう」の経済危機に立ち向かうと意気込んだが、国の大借金が増えただけで、何の経済対策にもなっていない。身内の麻生企業の救済にはなったかも知れぬが、公共事業は景気対策にはならないということは、今や確立された経済理論なのだ。補正14兆円の内、4兆円は官僚の基金に消えたが、それは2兆円の定額給付金の倍返しで、官僚は国民から取り戻したに過ぎない。麻生は、一の子分の鳩山を斬って、意外に自分への打撃が大きいことに驚いているのではないのか。サラリーマンはそういうやり方を極端に嫌う。つまり身も心も粉にして上司に仕えてきたが、土壇場で裏切られた気持ちにシンパシーを感じるのだ。鳩山邦夫にしてみれば、こんな薄情な親分とは思わなかったとホゾを噛んでいるだろう。世襲議員の行動規範は、口はうまいが、中身はない、金と七光りはあるが、度胸と能力がない。
★不況下の住宅ローン。
日本のバカ高い住宅価格がサラリーマンを直撃している。金を払いたくても給与カット、ボーナスカットで支払えない。そして今、せっかく手に入れたマイホームを、競売で手放す人が増えているという。2008年度に競売にかけられた住宅は、前年度よりも35%多い1万6577件と最多になった。この夏、ボーナス減額に直面したサラリーマンがローンを支払えない事態に陥ると危惧されている。特に落ち込みが激しい愛知県では、一戸建て住宅の競売が7倍に急増したという。なぜ競売が増えたかと言えば、民間不動産屋が買えなくなっている現実がある。 その為、裁判所を経ての競売にかけられるのだという。
しかし、競売にかけられても、銀行からのローンは残る。さて、狂気ともいえる日本の住宅価格を一度根底から見直す必要がある。たかが住宅の為に、30年ローンで一生苦しむなど、あり得ない。
(ムラマサ、鋭く斬る)